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バイデン米政権の静かな圧力、イスラエルのガザ攻撃抑制で一定の成果/Bloomberg
Iain Marlow、Peter Martin によるストーリー •
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%B3%E7%B1%B3%E6%94%BF%E6%A8%A9%E3%81%AE%E9%9D%99%E3%81%8B%E3%81%AA%E5%9C%A7%E5%8A%9B-%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%82%AC%E3%82%B6%E6%94%BB%E6%92%83%E6%8A%91%E5%88%B6%E3%81%A7%E4%B8%80%E5%AE%9A%E3%81%AE%E6%88%90%E6%9E%9C/ar-AA1jdUA9?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=e1f7bc71056e42a9b0fe501368a87cef&ei=10
(ブルームバーグ): パレスチナ自治区ガザで10月27日、インターネットと携帯電話の回線が突然寸断され、米政府当局者はイスラエルに瞭然たるメッセージを静かに伝えた。ネットワークを復旧せよと。
要請が伝えられたのは、イスラエル軍の戦車と部隊がガザに進軍し、ちょうど地上攻撃を開始したタイミングだった。ネタニヤフ政権は米国の要請に即座に従った。
イスラエルに対する全面的な支援を公に表明しつつ、民間人の保護と紛争の拡大防止に向けた要請を抑えたトーンながらも執拗(しつよう)に伝達することで、バイデン政権はこれまで一定の成果を上げてきた。このエピソードはそれを改めて裏付けるものだ。
ホワイトハウスの元中東担当顧問で、現在はシンクタンク「アメリカ進歩センター」のシニアカウンセラーを務めるマラ・ラドマン氏は「公には緊密な支持を表明することで、一段と厳しい進言を粛然と伝えることができ、かつ相手側にも聞き耳を持つ余地が生まれる」と指摘する。
しかし、バイデン政権の微妙なかじ取りはここにきて難易度を増している。イスラエルの攻撃強化に伴いガザの人道危機が悪化。イスラエル北部のレバノンやシリアとの国境沿いにも戦闘が拡大し、紛争拡大への懸念が強まっているためだ。
米国の駐エジプト、イスラエル大使を務めたダニエル・カーツァー氏は「われわれは影響力を持っているが、問題はそれを行使しているかどうかだ」と指摘。「空爆に関するメッセージがあったとすれば、影響を与えていないのは明らかだ。影響しているなら、その規模も範囲も縮小していたはずだ」と話す。
ただ、10月7日のイスラム組織ハマス急襲を受けたイスラエルの衝撃と怒りを踏まえれば、状況はさらに悪化していた可能性があると米当局者らは主張する。ハマスは米国と欧州連合(EU)がテロ組織に指定している。
これまでのところ、ネタニヤフ首相に影響力を行使しようとするバイデン政権の取り組みは、まちまちの結果となっている。
米国はイスラエルに地上作戦を延期するよう迫った。ハマスや他の武装勢力に拉致された人質230人の解放に向けた交渉の時間を確保するためだった。しかし、ハマスが現在までに解放した人質はほんの一握りに過ぎない。イスラエルは先週末に地上作戦を開始して以降、ハマスが人質解放交渉を時間稼ぎに利用していると主張している。
米国・イスラエル双方の当局者によると、イスラエルの戦闘計画は米国の圧力が一因となって変更された。当初想定されていたより壊滅的な猛攻は棚上げされ、よりターゲットを絞った現在のアプローチになったという。イスラエル軍はこれを、ガザ北部を中心とする「スローで精密な」戦略と位置づけ、パレスチナ市民にはガザ南部に避難するよう促した。
しかし、ガザで民間人の死者が増えるにつれ、それでは足りないかもしれない。
バイデン政権はイスラエルに対して、エジプトからガザに搬入する人道支援物資の拡大を求めているが、今のところ限定的な成果しか得られていない。当局者は向こう数日に状況が好転に向かうとの期待を示している。
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