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中国外相、東南ア3カ国と連携確認=南シナ海、台湾で米批判/時事通信
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【北京時事】中国の王毅外相は13日、シンガポール、マレーシア、カンボジアを歴訪する4日間の日程を終えた。台湾や南シナ海問題を巡って米国やフィリピンと非難の応酬が続く中、友好国の首脳らと会談し、連携を再確認。9月上旬の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に向けた環境整備の思惑もあったとみられる。
「米国など一部の勢力は南シナ海の沈静化を懸念し、問題を起こし続けている」。中国外務省によると、王氏は外遊中にこう語り、米国こそ地域の対立の「黒幕」だと非難した。
中国、台湾副総統の米国立ち寄りに猛反発「根っからのトラブルメーカーだ」(字幕・14日)
南シナ海では、中国海警局が今月、アユンギン(中国名・仁愛)礁付近を航行していた比船に対して放水銃を発射。米欧が批判を強める中、王氏としては、外遊先で中国の正当性をアピールした格好だ。
王氏は、シンガポールのリー・シェンロン首相との会談では「米国は一極覇権を維持する必要性から、新興国の発展を望んでいない」と指摘。台湾問題などを例に、「米国は今日の世界最大の不安定要因だ」と述べた。カンボジアではフン・セン首相や、息子で次期首相に指名されたフン・マネット氏らと会い、「世襲」による新政権発足後も対中関係を重視する方針を確認した。
アジア諸国を巻き込んだ米国による対中包囲網の強化に、中国は警戒感を募らせている。直近では、台湾の頼清徳副総統が南米への経由地として米国を訪問。18日にはワシントン近郊で日米韓首脳会談が行われるほか、バイデン米大統領のベトナム訪問も計画されている。
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