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HPVワクチン訴訟 本人尋問「衝撃事実」で広がる波紋 鈴木エイト カルトな金曜日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359193
2024/08/16 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
子宮頸がんワクチン訴訟の原告ら=2016年(C)共同通信社
「腕や指先の痙攣が止まらず、ベッドの上で手足をばたつかせて跳ね回る少女」
子宮頚がんワクチン(HPVワクチン)の副反応として報じられた映像が脳裏に残っている人は多いだろう。「危険なワクチン」との認識が世間に広がった要因のひとつである。
HPVワクチンを巡っては、2016年7月に4地裁(東京・名古屋・大阪・福岡)で製薬会社と国に対する集団訴訟が提起され、審理が続いている。私は18年からこの「HPVワクチン薬害訴訟」の傍聴を続けており、今月7日に東京地裁で行われた原告の本人尋問を傍聴。X(旧ツイッター)にこう投稿した。
〈本日の東京地裁でのHPVワクチンを巡る集団訴訟で原告のうち3人の本人尋問が行われたのですが、反対尋問が衝撃の内容でした。このあと、順を追って報告します〉
このポストのインプレッションは1000万超、ツリーの傍聴リポートも1800万を超えた。これだけ大きな反響を呼んだのは理由がある。接種前の医療記録から原告女性らに家庭内や学校での問題など、複数の心理社会的因子による既往症があったことなどが反対尋問で指摘され、「ワクチンの副反応」との前提が成立しなくなっているのでは、と物議を醸しているのだ。
この傍聴リポートがHPVワクチンを巡る世間の認識を変える分水嶺となる可能性もある。
男児に対する公費助成や接種機会を逃した女性へのキャッチアップ接種も行われている中、当事者や保護者にとって最も気がかりなのは重篤な副反応への懸念。そうした不安に応えるため、18日に〈トークイベント「緊急開催!『HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)と副反応』徹底検証!」〉(ネイキッドロフト横浜)を開催予定だ。
私がモデレーターを務め、ゲストにHPVワクチンの有用性(有効性と安全性)の周知に努めてきた産婦人科医の稲葉可奈子氏と高橋怜奈氏、報道の最前線で取材を重ねてきた医療記者の岩永直子氏を招く。HPVワクチンを巡る報道と訴訟の経緯を振り返り、最新の科学的知見を基に解説する。
配信チケットも最低料金に設定してもらった。さまざまな懸念を持つ人に適切な情報が届くようなイベントにしたいと思っている。
鈴木エイト ジャーナリスト
1968年生まれ。日大卒。日本ペンクラブ会員。ニュースサイト「やや日刊カルト新聞」主筆。日本脱カルト協会理事。「自民党の統一教会汚染 追跡3000日」「『山上徹也』とは何者だったのか」などの著書のほか、共著・編著多数。
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