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「『薬がない!!』いま薬局で起きている切実な現実 万が一のための備えについて、薬剤師が解説」
(高垣育 東洋経済 2023/7/12)
https://toyokeizai.net/articles/-/685648
5月8日に新型コロナウイルス感染症の感染症法の位置づけが5類感染症に移行しました。4年ぶりに行動制限のない夏を迎えることになったこの夏、昨年の夏に迫る勢いで新型コロナウイルスなどの感染症が流行し、薬局ではいわゆる風邪の症状に使うアセトアミノフェン(カロナール)や、デキストロメトルファン(メジコン)、カルボシステイン(ムコダイン)などの薬が品薄となっています。
「品薄って、処方箋を出してもらっても薬をもらえないの?」「薬不足への備えはどうすればいい?」。そんな心配や疑問に薬剤師が答えます
■ 薬が不足している原因は?
Q:薬が不足しているって本当?
A:通常通り出荷ができない「限定出荷」と「供給停止」に該当する薬の品目は22.5%にのぼります。病院で処方される薬のおよそ5分の1の品目が、何らかの事情で入手できない・しづらい状況です。
これは、日本製薬団体連合会が、2023年5月末時点で薬価収載されているすべての医薬品を対象に行った「医薬品供給状況にかかる調査(2023年5月)」の結果(URLはこちら)です。調査期間は2023年5月30日〜6月8日でした。
通常通りに出荷できない理由としては、需要の増加、原材料の調達に関するトラブル、製造や品質に関するトラブル、行政処分による出荷停止などが挙げられます 。薬が品薄になっているのには、こうしたさまざまな理由が影響しています。
薬局の現状を熊本県にある保険薬局(処方箋を取り扱う薬局)の薬剤師は、「薬局で入手が困難な薬は多岐にわたる」と話します。
「感染症関連では、小児に処方される抗菌薬、アレルギー性鼻炎やじんましん、皮膚のかゆみに使うオロパタジンなどの抗アレルギー薬(アレロック)、いわゆる風邪薬の感冒薬(ピーエイ配合錠、PL配合顆粒など)、咳止めのデキストロメトルファン(メジコン)といった風邪症状に用いる薬全般です」
ほかにも、葛根湯(かっこんとう)や芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)などの漢方薬、胃腸炎による吐き気に用いるドンペリドン(ナウゼリン)、解熱鎮痛薬のロキソプロフェン(ロキソニン)などが薬局に入りにくくなっているといいます。
しかし、これはほんの一例です。不足している薬の代わりに用いる代替薬関係もひっ迫し、具体例を挙げればきりがないというのが現状です。
さらに薬不足は感染症の患者さんだけではなく、たとえば抗がん剤で治療をしている患者さんなどにも影響が及んでいるといいます。抗がん剤などの高額な薬は、ジェネリック医薬品の供給不足で先発品に変更になると、窓口での自己負担額が跳ね上がります。
「すると経済状態が思わしくない患者さんのなかには『高くて、とても薬代が支払えない。だから薬はいらない』と、服薬を拒否する人が出てきます。薬不足は、私たち薬剤師の目の前の患者さんの命に関わってくる問題なのです」(先の薬剤師)
(以下略)
--------(引用ここまで)-------------------------------------
数えきれないほど多くの新型コロナワクチン接種者が、免疫機能低下により、
あらゆる感染症やがんに罹っている。
それが薬不足の最大の理由でしょう。
夏でもこの惨状ですから、今冬はどうなることやら。
対策は、これ以上ワクチンは打たないこと、そして解毒と免疫力アップに努めることでしょう。
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