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◆藪の中◆
NHKが5月15日のニュースウオッチ9の番組内の、コロナ下の3年間を振り返るコーナーで、コロナワクチン被害を訴える遺族の映像を、コロナ遺族と印象付ける放映をした事が問題となっている。
5月22日の維新の柳ヶ瀬議員の参議院決算委員会での質疑に対し、NHKの山名専務理事は下記答弁をした。
「担当者はNPO法人を通じてご遺族を紹介していただき、取材の過程でワクチン接種後に亡くなった方のご遺族だと認識いたしました」
https://twitter.com/sousyou13/status/1660552191600644096
これについては、取材担当者による取材申し込みの過程を見れば、当初から「ワクチン死主張遺族」と分からないはずがないという見方が強い。
可能性としては、以下の事が考えられる。
@取材担当者Aが当初から、「ワクチン死主張遺族」を「コロナ遺族」とする「偽装」を画策。
A取材担当者Aは遺族の「ワクチン死」主張を伝えようとしたが、上層部に潰された。
B政府の介入があった。
真相は今の所、芥川龍之介の「藪の中」のような状態である。
TV・新聞等の主流大手メディアには、そもそもこの問題を追及する意欲がない(冒頭のNHKの専務理事の国会答弁の記事を探したが見つからないため、鵜川和久氏のツイートをお借りした位だ)。そのため主として漏れ出てくる週刊誌ネタを材料に考えるしかない状況だ。
◆根本問題◆
先ず、今回の件でBの政府の介入は恐らくないだろう。確証はないもののワクチン投入当初から直接的な指示若しくは忖度によって、NHKを筆頭とした大手メディアがワクチン被害を報道しない事は既定路線となっている。
そのため、仮に取材担当者が「ワクチン死主張遺族」の声を伝えたいとの志を持っていたとしても、当初から上層部がそれを許可することはない。一説には取材担当者Aが当初「コロナ遺族」を取材しようとしたが、アクセスが難しかったため、@の「偽装」を画策したとも言われる。
一方、Aのように取材担当者Aは遺族の「ワクチン死」主張を伝えようとしたが、上層部に潰された可能性もある。その際、取材担当者Aは当初からその志があり包み隠していたのか、取材の途中で志が芽生え@から転向したのかの2パターンが考えられる。あるいはこのコーナーのシリーズ化も考えられていたようなので、初回は偽装、回を重ねる毎に徐々に「ワクチン死主張遺族」である事を明らかにする事も念頭にあった事も可能性としてはある。
何れにしても、NHK首脳部としては、今回の決着のシナリオをどう描いているのだろうか。NHKの稲葉会長は今回の件の調査を約束したが、残念ながら玉虫色のものか、一部に責任を押し付けて組織防衛を図るような結論しか期待できない。
あるいは、今後そのシナリオ次第では、板挟みにあった取材担当者Aの周辺から自殺者が出るかも知れない。
NHKにはそのような事に至らないように対策して頂きたいが、NHK組織内のどの部分で、どの時点で、どのような過程で「偽装」の意思決定が行われたのかは、全てが明らかになるよう追及され続けなければならない。
なお、そもそもの根本問題は、ワクチン被害について頑なに伝えようとしないNHKを筆頭とした大手メディアの姿勢と、実質的にそれに影響を与えている政府の方針である。
今回の訂正放送は当然になされなければならない。その上で、もし今回の問題を契機に諸外国に兆しがあるようにワクチンのデメリットの主張も報道する姿勢に変化する事になるならば、今後多くの人の接種判断に選択の幅を与える事にも繋がるだろう。
サリドマイドも最初から薬害と認識された訳ではない。コロナの場合、今後もし弱毒化によって「ワクチンの毒 > コロナの毒」となった事が職掌によって認識出来た時期が客観的に特定されるならば、それを基点とした関係者の刑事責任の追及の可能性も除外できない。
その場合、もし薬害の訴えを遮断する姿勢を取り続けるならば、NHKを筆頭とした大手メディアも例外とされるべきではない。
佐藤戦略総研 http://blog.livedoor.jp/ksato123/
- (加筆最終稿)NHK「ワクチン死」すり替え放送は、誰が主導したのか(アゴラ) 佐藤鴻全 2023/5/31 16:15:12
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