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「出前館」は5期連続赤字…ウーバーイーツ1強で勢いに陰り 経済ニュースの核心
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/321972
2023/04/22 日刊ゲンダイ
「シェアデリ」参入は早かったのに…(C)日刊ゲンダイ
ダウンタウンの浜ちゃんや生見愛瑠さんのテレビCMでお馴染みの出前館。ウーバーイーツへの対抗馬として期待されたが、収益は低迷している。12日に発表した2023年8月期の連結最終損益見込みは169億円の赤字と、5期連続の最終赤字に転落しそうだ。
「広告宣伝費を抑制するなどコスト削減を進め、前期(362億円の赤字)から赤字幅は縮小する」(出前館)ものの、利用者向けアプリの投資などが重みになり、売上高も前期比6%増の500億円に下方修正(従来予想は580億〜620億円)した。
出前館は1999年9月9日、花蜜伸行氏が大阪市住之江区に資本金1億円で夢の街創造委員会鰍設立したのが始まり。2000年10月にデリバリー総合サイト「出前館」をオープン。14年3月にタメコ鰍ニ資本・業務提携し、16年10月にLINE鰍ニ資本業務提携、同年12月には朝日新聞社と資本業務提携を結ぶなど、資本・業務ネットワークを拡大してきた。LINEは22.3%(22年8月末)の筆頭株主となっている。
事業はインターネットで登録会員が画面で加盟店を検索して注文をすると、注文を受けた企業から出前が届く「出前館事業」、アルコール商品、食品、サプリメント等の飲食店向け「通信販売事業」を手掛ける。22年8月期の売上高に占める「出前館事業」の割合は99%に及ぶ。
経済正常化に物価高で需要減か
また、近年拡大に注力している「シェアリングデリバリー」は、宅配機能を持たない飲食店でも、出前館に加盟する複数店舗で「出前館が連携したデリバリー機能」をシェアすることにより、宅配が可能になるサービス。特徴としては、出前館事業ではピザ、寿司、カレー、弁当、中華、ファストフードだけでなく、酒、米等を取り扱う店舗やスーパーマーケット、ハウスクリーニングや鍵の交換・取り付け等のサービスを提供する店舗も加盟している。
「出前館は大々的なCMキャンペーンで顧客を伸ばしたが、その勢いに陰りが見える。さらに経済正常化で外食機会が増えているほか、飲食店の値上げで消費者の購買意欲が低下し料理宅配の利用が減っている」(大手信用情報機関)という。2月末のアクティブユーザー数は769万人と前年同期から10%減少した。
「20年8月期で借り入れを完済しており、現在は無借金状態で財務的には問題ない」(同)とされるが、打倒ウーバーイーツには秘策が必要かも。
小林佳樹 金融ジャーナリスト
銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。
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