<■84行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可> 中国や韓国の学生は日本人の何倍も勉強していますが、中国や韓国ではまともな工業製品は一つも作れません。 それは中国や韓国の学生は丸暗記するのが勉強だと思っているからです。科挙の時代からの伝統です。 しかし電話帳を一冊丸暗記しても研究・開発の役には立ちません。 だから中国や韓国からノーベル賞学者は殆ど出て来ないのですね。 そもそもエジソンやアインシュタインは学校の成績は良くなかったのです。 日本でも東大より京大の方が優秀な研究者を沢山出しています。 勉強したら頭が良くなる訳ではないのですね。学力に基づく能力評価は、一見すると合理的に見えますけれど、実は危険なものです。というのは、全員を能力評価するためには、あらかじめ同質化する必要があるからです。全員に同じことをやらせないと、数値評価はできません。 だから、「誰でもできることを他人よりうまくできる人間」にハイスコアを与えるというルールを採用した。「暗記力」とか「計算力」とか「文章力」とか「テストの成績」を基準に生徒の能力を格付けすることにした。 しかし、恵まれた環境で勉強できる人間と勉強できない環境にいる人を同一基準で比較する評価なら、恵まれた環境にいる人を優遇する事にしかならない。 それに、全員が同じことをやって、ただ相対的な優劣を競っているだけの社会で「新しいもの」が生まれるはずがありません。エジソンやアインシュタインの様な普通の生徒と違うことに関心を持つ生徒は全員落ちこぼれる事になる。 因みに、エジソンやアインシュタインに限らず天才と言われている人は大抵成長期に挫折体験をしている事が多いのですが、中国では一度でも挫折した学生は永遠に浮上する事ができない体制になっています: 中国で6月7日、全国統一大学入試の「高考」が 6月6日から8日の2日間で実施され受験者の一生は事実上この2日間だけで決定し、トップエリートになるか低賃金労働者になるかも決まります 大学は試験の成績順に振り分けられて卒業後の就職先も高考で決まり、会社や役所での地位も事実上2日間の試験だけで決まります なので両親は生まれた時から高考の2日間だけに人生を賭けるよう教育し、子どもは24時間休む間もなく勉強をして高考に備えます 高考で失敗すると単純労働者かマフィアなどになるしかなく、平均程度の多くの若者にとって悪夢のような制度になっています 出身地の村や町では若者を高考に送り出す壮行会が盛大に催され、その様子はさながら学徒出陣か戦地に赴く日本軍のようになっています 試験場まで両親や親せき一同がついていくことも多く、会場に向かう受験生たちを両親一同はプロレスラーの入場のように拍手と歓声で見送ります
試験を終えて出て来る受験生は悲喜こもごもで、意気消沈してうなだれている学生も時々見受けられます 政府や行政は試験場付近の交通規制や騒音規制をしたり、会場周辺でカンニング防止のために電波規制を行う程重視しています 受験生が1300万人で過去最高という事は成功のハードルが上がる事で、若者の失業率も過去最高の20%になるなど成功の道は狭まっている 失業率が増加したのは中国が経済成長して賃金が上昇したからで、もう単純労働は東南アジアや南アジアに移動してしまいました 中国政府はEVとか高度産業に転換しようとしているが、EV生産は縫いぐるみを縫う作業の1割の労働者も必要としません 10年ほど前にユニクロの中国ブラック工場が話題になりましたが、今の中国にはそうしたブラック工場の仕事すら存在していません 超エリート大学を出て軍人になる人が増加 中国では16歳から24歳の若年失業率が20%ですが、それすら当局によって不当に低く操作された統計だとドイツメディアが指摘している
23年6月6日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは中国政府が発表した失業率統計は、専門家からリアリティに欠けると指摘されていると報じた 北京改革・発展研究会の王明遠研究員は就業の基準が非常に低く、中国では週1時間働けば就業に算入していると指摘した 就職先が見つからない新卒者、解雇された会社社員、仕事を失い農村に戻った出稼ぎ労働者の数を考慮するとコロナ前より5400万人ほど失業人口が増えたと試算している 週1時間労働の多くを占めているのはフードデリバリーなどの単発仕事で、継続性がないため今日は仕事があっても明日あるのかは分からない 中国ではこうしたアプリを政府が統制しているので、本人が申告しなくても国民の信用情報に登録され収入や労働時間がわかるようになっている 全世代の失業率は5.1%と発表されているが農村や農民、ウイグル人やチベット人など政府に不都合な地域では失業調査や収入調査をしていません
かつて数億人も上海や北京に居た農民工はコロナで追い出されて今はどこに居るかも分からず、農民は農地から収入を得られるので失業率ゼロ%になっている まあ失業率なんてのはどの国でも政府発表の2倍はあるものなので中国もそのくらい、若者失業率は30%以上と見た方が事実に近いでしょう こういう状態なので就職先として人民解放軍を選ぶ大学生が登場し、北京市では最近大学生6000人が軍に入隊志願したのが話題になっています 北京市ではインターネットで入隊を申し込んだ7000人のうち6000人が大学生で、習近平や共産党エリートの子弟が通う清華大学からも入隊希望者があった 中国で軍人は「社会の落ちこぼれがなる職業」とされ、教育を受けておらず常識も無く粗暴な人間ばかりだったのでそれほど就職難だという事です 軍はこの状況を歓迎していて、不況の今こそ優秀な人材を獲得できるとして採用枠を例年より10%ほど増やしました 動画:高考のようすと卒業後の就職難 https://www.youtube.com/watch?v=JazeAykvlOE https://www.thutmosev.com/archives/282638ge.html
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