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(回答先: プロテインは摂ってはいけない 投稿者 中川隆 日時 2024 年 6 月 07 日 16:00:15)
毎日 卵を食べると癌になる
卵(鶏卵)には、コレステロールが多く含まれている事は周知の事となり、血液中の総コレステロール値と心筋梗塞の発症率には正の関連がある事も知られています。しかし卵の摂取頻度と心血管死亡率は関連がみられなかったと報告されています。これには卵以外の食品由来のコレステロールが増加したことなどの食生活の変化を指摘する説などがありますが、詳細は省きます。
それでは卵摂取頻度と癌死亡はどうなのでしょうか。卵を1日に1個食べる人にくらべ1日2個以上食べる人では癌での死亡が有意に高くなり、週に1〜2個食べる人は逆に有意に低くなるとの報告が複数あります。それはなぜでしょうか?卵に多く含まれるコレステロールは肝臓でつくられる二次胆汁酸の原料となります。したがって卵の摂取頻度が多いと二次胆汁酸の生成が多くなります。この二次胆汁酸には発癌性があることが知られています。そのために消化器系の癌が増えることになるわけです。また卵黄は胆のうの収縮を促進します。その結果消化管への胆汁の排泄が増加し、このことも発癌の原因となります。そして卵にはコリンというものが多く含まれています。動物での実験ではコリンを多く含む飼料で肝臓癌が増加することも示されています。
したがってわが国においては男女をとわず卵の摂取はほどほどにすることは健康上有益と考えられまた推奨されているのです。参考にして下さい。
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卵の食べ過ぎ、がん死亡率と関連〜日本人女性
2018/01/12
NIPPON DATA80のデータ(14年間追跡)では、日本人女性において、卵の摂取量が年齢調整後の血清総コレステロール(aTCH)および全死亡と関連し、男性では関連しなかったことが報告されている。今回、これらの関連について、別の日本人女性のコホート(NIPPON DATA90)で再評価した結果、卵の摂取量とがん死亡・全死亡との関連が示された。この結果から、卵の摂取量を減らすことが、少なくとも日本人女性にとっていくつかの明確な健康ベネフィットとなる可能性が示唆された。
European journal of clinical nutrition誌オンライン版2017年12月29日号に掲載。
※NIPPON DATA:国が実施した全国調査である循環器疾患基礎調査対象者の長期追跡研究(コホート研究)で、1980年循環器疾患基礎調査の追跡研究がNIPPON DATA80、1990年循環器疾患基礎調査の追跡研究がNIPPON DATA90
卵週1〜2個群のがん死亡は卵1日1個群よりも有意に低かった
NIPPON DATA90研究グループでは、卵の摂取量とaTCH、原因別および全死亡との関連を、NIPPON DATA90データを用いて分析した。栄養調査は1990年のベースライン時に食物摂取頻度調査および秤量法食事記録を用いて実施された。脳卒中・心筋梗塞の既往のない30歳以上の女性4,686人(平均年齢52.8歳)を15年間追跡した。
卵の摂取量と死亡原因の関連を分析した主な結果は以下のとおり。
・参加者を卵の摂取量で5群(週1個未満、週1〜2個、2日に1個、1日1個、1日2個以上)に分け、それぞれ203人、1,462人、1,594人、1,387人、40人であった。
・卵の摂取量はaTCHに関連していなかった(p=0.886)。
・追跡期間中、心血管疾患死亡183例、がん死亡210例、全死亡599例が報告された。
・背景因子を調整したCox分析で、卵の摂取量は全死亡とがん死亡に直接関連していた(1日1個群に対する1日2個以上群のハザード比:全死亡では2.05[95%CI:1.20〜3.52]、がん死亡では3.20[95%CI:1.51〜6.76])。
・週1〜2個群のがん死亡は1日1個群よりも有意に低かった(ハザード比:0.68、95%CI:0.47〜0.97)。
・卵の摂取量は心血管疾患死亡と関連していなかった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/45316
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卵の摂取量増加で、心血管疾患発症や死亡が増加?/JAMA
2019/03/29
米国成人において、食事性コレステロールまたは卵の摂取量増加は、用量反応的に心血管疾患(CVD)発症および全死因死亡リスクの上昇と有意に関連していることが確認された。米国・ノースウェスタン大学のVictor W. Zhong氏らが、Lifetime Risk Pooling Projectの6つのコホートデータを用いた解析結果を報告した。コレステロールは、ヒトの食事における一般的な栄養素で、卵は食事性コレステロールの重要な源であるが、食事性コレステロール/卵の摂取量がCVDおよび死亡と関連しているかどうかについては、なお議論が続いている。著者は今回の結果について、「食事ガイドラインの作成・改訂の際に考慮されるべきである」とまとめている。JAMA誌2019年3月19日号掲載の報告。
食事性コレステロール/卵の摂取量とCVD発症/死亡リスクの関連を評価
研究グループは、1985年3月25日〜2016年8月31日の期間に収集された、米国の6つの前向きコホート研究における参加者個々のデータを統合した。自己報告の食事摂取に関するデータは、標準的プロトコルを用いて調整し、食事性コレステロール(mg/日)または卵の摂取量(個/日)を算出した。
主要評価項目は、人口統計学的、社会経済的および行動的要因を調整した、CVD発症(致死的/非致死的冠動脈心疾患・脳卒中・心不全・他のCVD死亡の複合)と全死因死亡に関する全追跡調査期間にわたるハザード比(HR)および絶対リスク差(ARD)で、コホートで層別化した原因別ハザードモデルおよび標準比例ハザードモデルを用いて解析した。
卵の摂取量が半分増加した場合でも有意な関連
本解析には合計2万9,615例が組み込まれ、平均[±SD]年齢はベースライン時51.6±13.5歳、1万3,299例(44.9%)が男性で、9,204例(31.1%)が黒人であった。
追跡期間中央値17.5年(四分位範囲:13.0〜21.7、最大31.1)において、CVDイベント発症が5,400例、全死因死亡が6,132例認められた。
1日当たりの食事性コレステロール摂取量が300mg増加した場合、CVD発症(補正後HR:1.17[95%信頼区間[CI]:1.09〜1.26]、補正後ARD:3.24%[95%CI:1.39〜5.08])および全死因死亡(補正後HR:1.18[95%CI:1.10〜1.26]、補正後ARD:4.43%[95%CI:2.51〜6.36])のリスク上昇と有意な関連が認められた。
1日当たりの卵の摂取量が半分(2分の1個、卵1個を3〜4回/週または3〜4個/週)増加した場合でも、同様に有意な関連が認められた(CVD発症の補正後HR:1.06[95%CI:1.03〜1.10]、補正後ARD:1.11%[95%CI:0.32〜1.89]、全死因死亡の補正後HR:1.08[95%CI:1.04〜1.11]、補正後ARD:1.93%[95%CI:1.10〜2.76])。ただし、食事性コレステロール摂取量を補正後は、卵の摂取量とCVD発症(補正後HR:0.99[95%CI:0.93〜1.05]、補正後ARD:−0.47%[95%CI:−1.83〜0.88])および全死因死亡(補正後HR:1.03[95%CI:0.97〜1.09]、補正後ARD:0.71%[95%CI:−0.85〜2.28])との間に、有意な関連は確認されなかった。
著者は研究の限界として、食事摂取に関するデータが自己報告であること、全コホートが異なる食事評価法を使用していたこと、観察研究のため因果関係については立証できないことなどを挙げている。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/47747
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