http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/796.html
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ウクライナ、南東部で集落奪還 北東部の戦況厳しさ増す
ロイター/ 2023年8月17日 10時17分
https://news.infoseek.co.jp/article/17reutersJAPAN_KBN2ZR0AX/
[キーウ/クピャンスク 16日 ロイター] - ウクライナのマリャル国防次官は16日、東部ドネツク州の集落ウロジャイネをロシア軍から奪還したと発表した。ただその後、シルスキー陸軍司令官は北東部の前線では状況が悪化していると警告した。
マリャル次官はメッセージアプリ「テレグラム」への投稿で「ウロジャイネは解放された」とし、ウクライナ軍はウロジャイネ近郊に展開していると明らかにした。
ロイターはこの情報を独自に確認できていない。 ロシア国防省はテレグラムに投稿した声明で、ウロジャイネ周辺でロシア軍機が攻撃を行っていると表明したものの、ウロジャイネがウクライナ軍に奪還されたかについては言及していない。
ウロジャイネは、ウクライナが6月初め以降、ロシア側から奪還している集落が集まっている地域にある。ただ、反転攻勢は容易ではないようで、集落奪還の発表は7月27日以来となる。
ウロジャイネは、アゾフ海から約90キロメートルの場所にある。ウクライナ軍はアゾフ海に向け南進し、ロシア軍部隊の二分を狙っているとみられる。
ロシア側のコメントは今のところないが、ロシアの軍事ブロガーは、ウロジャイネ周辺で激しい戦闘が起きたとしている。
<北東部クピャンスクの前線は厳しい状況>
マリャル国防次官がウロジャイネの奪還を発表した数時間後、シルスキー陸軍司令官は東部ハリコフ州クピャンスクの戦線の状況は厳しさを増していると表明。
ウクライナ軍のメディアセンターによると、シルスキー司令官は「ロシア軍はクピャンスクを封鎖した上で占領するため、主に囚人からなる突撃部隊を投入し、連日さまざまな方向からウクライナ軍の防衛網を突破しようとしている」とし、「クピャンスク方面の情勢が複雑化しているため、一日の大半をクピャンスク市街に入る道の防衛を指揮する部隊と行動を共にした」と述べた。
クピャンスクは2022年2月の全面侵攻開始直後にロシア軍に占領されたが、同年9月の反転攻勢でウクライナ軍が奪還した。
地域当局は今月初め、連日のロシア軍の砲撃を受け、クピャンスクの前線付近からの市民の強制避難を発表。今回の反転攻勢作戦で大きな成果を挙げられない中でクピャンスクが再度失われれば、ウクライナ軍にとって打撃となる。
ロイターは戦況について独自に確認できていない。
*動画を付けて再送します。(←2023/08/17 19:23現在、動画はありません。)
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ウロジャイネってのはスプートニクのマップでロシア側支配地域の最北端に位置してる村落です。
つまりウクナチは「約2km前進!」しました(面積だと20平方キロくらい?)。
そんなのを大々的に発表しなければならないほど、「反転攻勢」は成果をあげていないわけです。
そういえば、「バフムート(周辺を)奪還!」というのも声高に発表されまして
https://www.afpbb.com/articles/-/3472008
3日前にも「3平方キロ奪還」の続報がありました
https://news.yahoo.co.jp/articles/51234eff93893ea07b67a9833882ca0f8d14b04c
が、地図でみますと、
http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/766.html#c4
バフムートそのものはロシア側支配地域のままで、ウクナチはわずかな戦果を誇っていることが分かります。
話をウロジャイネに戻しますと、実はロシア側は5月末まではウロジャイネ北方11kmにあるヴェリカヤ・ノボショルカという町の南端まで占領していました。
それが6月以降徐々にウクナチに反攻され、途中のいくつかの集落を奪われています。
距離では11kmですが、面積ですと200〜400平方キロに相当します。 おそらくこれがウクナチの「春季反攻」の最も大きな成果であり、また最も力を注いでいるポイントではないかと考えられます(陽動作戦かも知れませんが)。
ここの戦況には注目する必要があります。
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