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ウクライナが反撃開始 ダム決壊で作戦に影響も/日経
戦況振り返り
ウクライナ侵攻
2023年6月10日 5:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB0998B0Z00C23A6000000/
ロシアの侵攻を受けるウクライナが領土奪回に向けた本格的な反攻を始めたとの見方が、今週広がりました。一方で南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダムが決壊し、周辺で大規模な洪水が発生。反攻作戦に影響が出る可能性もあります。大きく動きつつある戦況を振り返ります。
ロシア国防省、ウクライナが反攻開始と発表
西側諸国からの軍事支援の強化などを踏まえ、ウクライナは近々、大規模な反転攻勢に踏み切る計画でした。いつ始まるのかが焦点でしたが、今週は開始ともとれる動きが相次ぎました。
ロシア国防省は5日、ウクライナ側が東部ドネツク州で本格的な攻撃を仕掛けたものの、撃退したと発表しました。反攻開始を発表しない方針であるウクライナも、マリャル国防次官が攻撃的行動に移行していると公表するなど、開始を示唆する発言をしました。
さらに米主要メディアの報道によれば、ウクライナ軍は8日、ロシアが占領する南部の複数の前線で大規模な反攻を始めたようです。ドイツの主力戦車「レオパルト2」など米欧が供与した兵器も投入し、ロシア軍の陣地に激しい攻撃をしかけています。
ロシアが関与か 巨大ダムが決壊
決壊したカホフカ水力発電所のダム(6日、ヘルソン州)=ロイター
ウクライナの反攻が始まったとの見方が強まる中、6日にはヘルソン州のカホフカ水力発電所のダムが決壊しました。ウクライナが「ロシアのテロリストが爆発を起こした」と非難する一方、ロシアは「ウクライナ側による破壊行為だ」と主張しています。
同水力発電所はロシア軍占領下にあり、ダムの貯水池からザポロジエ原子力発電所に給水しています。水位が低下し冷却水が確保できなくなれば、原子力災害につながる恐れがあります。
ダムの水が流れ込むドニエプル川の下流で浸水被害も広がっており、衛星画像の分析では浸水エリアは400平方キロメートル以上に及ぶと推定されます。周辺住民の被害も深刻化しており、ウクライナ政府によれば4万2000人が洪水の危険にさらされています。
ダム決壊、ウクライナ「渡河作戦」困難に
南部の広大な戦闘地域が被災し、ウクライナ軍の反攻作戦に影響が出るとの見方も強まっています。ウクライナ軍はロシア軍が占領するへルソン州のドニエプル川東岸地域の奪還を目指していました。ドニエプル川の洪水で東岸地域に攻め込むのが困難になったとの見方もあります。
ダム決壊は世界の食料情勢にも影響を与えそうです。世界有数の規模を誇る農業への打撃は深刻で、ウクライナの政府機関は2〜3年はへルソン州の約42万ヘクタールの農地で灌漑(かんがい)農業ができなくなると指摘しています。
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