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ウクライナ侵攻から1年…「勝利」を約束しないプーチン大統領の危うい精神状態
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/319204
2023/02/25 日刊ゲンダイ
なんだか別人の様相(ロシアのプーチン大統領) (C)Sputnik/共同通信イメージズ
「プーチンの戦争」が火蓋を切ってから24日でとうとう1年となった。ウクライナの首都キーウを3日間で攻略し、全土を3週間で掌握する作戦は大失敗。戦闘が泥沼化する中、際立つのが、ロシアのプーチン大統領の精神状態の危うさだ。戦死した兵士の母親の前で「死」を連発したり、死生観をこじらせている。
戦況悪化からズルズル延期し、2021年4月以来となった21日の年次教書演説でプーチン氏は、戦争を始めたのは西側だとして、「我々は終わらせるために武力行使している」「ロシア国境付近に秘密の生物研究所をつくっている」などと主張。「被害者はロシアだ」という根拠の乏しい持論を繰り返し、「戦場でロシアに勝つのは不可能だ」と訴えた。
筑波大名誉教授の中村逸郎氏(ロシア政治)はこう言う。
「プーチン氏は教書演説で一度たりとも『勝利』という言葉を使いませんでした。特別軍事作戦は成功するのか、一体いつまで続くのか。国民が最も知りたがっていることには何一つ触れなかった。プーチン氏自身、不安や焦燥に駆られるばかりで、何をすれば打開できるか分からなくなっているのでしょう。世論との距離が開き、孤立を深めているのがうかがえます。米国のバイデン大統領のキーウ電撃訪問を受け、英BBCのモスクワ支局は〈プーチン大統領は演説内容をより過激に書き換えているだろう〉と報じていましたが、拍子抜けの内容だった。米国の揺さぶりに対抗する気力すら残っていないようです」
心のよりどころは習近平国家主席
一方、22日には訪ロした中国外交トップの王毅共産党政治局員と会談。かねて打診している習近平国家主席の訪ロに触れ、「ロシアで待っている。以前、我々は合意した」と熱烈なラブコールを送っていた。
「プーチン氏が最も頼り、心のよりどころとしているのが習近平氏です。国際社会による経済制裁で欧米への資源輸出はストップしましたが、中国が取って代わった。原油は国際価格の半値で卸している。モスクワの友人によると、欧米製の日用品は店頭から消え、中国製が圧倒しているそうです。習近平氏のモスクワ訪問は3月上旬開催の全国人民代表大会(全人代)で3選したのち、4月末から5月上旬になるとみています」(中村逸郎氏)
習近平氏に何をおねだりするつもりなのか……。
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