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ウクライナ戦争、分裂する左翼---「社会愛国主義者」と「愚か者たちの反帝国主義」!(寺島メソッド翻訳NEWS)
http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/187.html
投稿者 HIMAZIN 日時 2022 年 10 月 11 日 17:41:11: OVGN3lMPHO62U SElNQVpJTg
 

http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-1082.html
※画像等はリンク先参照。

ウクライナ戦争、分裂する左翼---「社会愛国主義者」と「愚か者たちの反帝国主義」!

<記事原文 寺島先生推薦>

https://libya360.wordpress.com/2022/09/17/ukraine-war-divided-left-social-patriots-and-the-anti-imperialism-of-fools/

筆者:チャールズ・ピアス(Charles Pierce)

出典: INTERNATIONALIST 360°

2022年9月17日

<記事翻訳 寺島メソッド飜訳グループ> 

2022年10月10日


二つの反戦集会、二つの全く異なるメッセージ


2月24日にロシアの軍事作戦が開始されて以来、社会主義左派はウクライナでの武力紛争への対応で分裂している。

 一方は、米国・NATO・ウクライナ国家に同調して、ロシアを主な悪者として非難する人々である。もう一方は、この紛争を欧米の対ロシア新冷戦の結果であり、クーデター後のウクライナ政権はその新冷戦における西側(米国とその地政学的同盟国)の手先であると見なす人々である。

 また、両方を非難するグループもある。ロシアは2月24日に軍事行動を起こし、米国とNATOはロシアの国家安全保障に関わる挑発行為を行ったとして、その両方を非難するグループもある。左派の発表する論評の多くは、役に立たない想定を繰り返し、重要な問題を回避し、紛争の現実を誤って伝えている。


分裂した左翼

 左派の政治的見解が異なることは、何も新しいことではない。例えば、ベトナム戦争中、一部の社会主義者(実際はリベラル派)は当初、いくつかの根拠から米国のベトナム政策を支持していた。

 それらの根拠には、米国の外交政策が「民主主義」のために「自由世界」を守ることであるという口実を受け入れていること、自由主義的自由の実存的な敵としての共産主義に揺るぎなく反対していること、西側帝国主義の人種差別的現実に盲目であるか無関心であること、などがあった。戦争が終わりの見えないまま長引き、大規模な民衆の反戦運動が起こると、戦争推進の「社会主義者」は反戦側に転向するか、信用を失墜させるかのどちらかであった。

 そしてついに、戦争が世界におけるアメリカの影響力を弱めていることを認識した外交政策当局と国政の現実主義者が、反戦側に転向した(それによって支配階級が分裂した)。この時点で、反戦勢力は、米国の戦争継続を中止させるのに十分な強さを持っていた。

 ベトナムの敗北は、アメリカ帝国主義にとって後退であったが、一時的かつ限定的なものに過ぎなかった。それは、アメリカ帝国主義の介入主義や「社会主義」左翼の分裂を終わらせたわけではない。

 現在のウクライナ戦争について語るとき、「社会主義」を自称するすべてのグループが「反帝国主義」を主張している。しかし、この紛争でどの帝国主義に対抗するかについては、それぞれ異なっている。ロシアか、米国とNATOか、あるいはその両方か。

 この紛争は、「帝国」ロシアが、「独立国」「民主」ウクライナを脅し、侵攻したことから始まったと(超党派の政治体制とリベラルな主流ニュースメディアによって)描写され、毎日のニュース放送でウクライナの苦しみと英雄的抵抗の画像が一方的に流されているので、体制側の物語を支持することはあまりにも容易である。

 一方、このシナリオに異議を唱える社会主義者は、すべての責任をロシアに押し付ける「反帝国主義者」たちから退けられ、糾弾されることを予期しなければならない。実際、多くの左派系オンライン出版物は、ロシアを非難する「社会主義者」による非常に見下した、慇懃無礼な、そして糾弾的な論評を発表してきた。より衒学的な例をいくつか挙げてみよう。

 • ビル・フレッチャーJr.、ビル・ガレゴス&ジャマラ・ロジャース[以下F&G&R]。「いつロシア侵略の許容をやめるべきか?」 ニューポリティクス、2022年5月11日。(PortsideとLeftLinks - CCDSによって再掲載された)

• タラス・ビルース、[以下TB]。「ウクライナにおける自決と戦争」 Dissent, May 9, 2022. (リンクス・インターナショナル・ジャーナル・オブ・ソーシャリストリニューアルの再掲載とポートサイドによる掲載)

• ヴァン・ゴッセ&ビル・フレッチャー・ジュニア[以下G&F]. 「我々はどちらの側に加担するのか? ウクライナ戦争と左翼の危機」、ポートサイド、2022年4月19日号。

 F&G&Rは長年の左翼活動家である。ビル・フレッチャーJr.は、黒人解放、反戦、組織労働運動の指導的立場にあり、現在はDSA(アメリカ民主社会主義者)の指導者である。ビル・ガレゴスは、チカーノ解放*と革命的社会主義において指導的地位を占め、「解放への道(Liberation Road)」**の長年の指導者である。ジャマラ・ロジャースは、黒人解放、革命的社会主義、そして「リバレーション・ロード」の指導者であった。
[訳注] *チカーノ解放: メキシコ系への偏見の強いテキサス州で、アメリカの政治システムの中からチカーノの生活向上と差別の排除を目的としてグティエレスが1969年に結成した政党。
**「解放への道(Liberation Road)」:サイトでは次のように唱われている。「私達は米国の革命的な社会主義者であり、社会的富がわずかの億万長者の手にあるのではなく、人々によって管理される社会システムのために闘うことに専念しています。1960年代と70年代の運動から来た社会主義組織を合体して、1985年に設立された。トランプに対する抵抗力を構築することを活動の中心に置いている、とも書かれている。

 フレッチャーとガレゴスは、民主党内で活動した経歴を持つ。ヴァン・ゴッセは歴史学の大学教授であり、DSA(アメリカ民主社会主義者)とCC-DS(民主主義と社会主義のための連絡委員会)のメンバーであり、また民主党内でも活動している。タラス・ビルスは歴史学者であり、ウクライナの自由主義的な「社会主義」組織である社会運動組織(Social Movement organization)の主要メンバーである。

 本評論は、ロシアの行動を肯定も非難もしない。その主要な目的は、米国の左翼論評に拡散した(特に反ロシアの親キエフ左派の)誤報と誤解に反論することである。

 従って、ここで問題視しているのは、左派が、この出来事の関連する事実と文脈を回避し、あるいは確認できずにそのまま広めた議論についてである。実際、反ロシア左派は(主流のリベラルなニュースメディアのように)米国やそのNATOの同盟国とともに、キウフ政権をロシアの不当な、あるいは「いわれのない」侵略の無実の犠牲者であるとする虚偽を広めている。


「正当な理由がない」だって?---無視された事実のいくつか

米国とNATO

• 米国とNATOは、ドイツの再統一に必要なソ連の同意を得るために、1990年に交わした「NATOは中・東欧に拡大しない」という約束に背いた。

• 米国は、ポーランドとルーマニアに核ミサイル(モスクワや他のロシアの標的を素早く攻撃できる)を設置した(2008年から計画、2018年に設置)。挑発ではないというのか? 米国がトルコに同様のミサイルを設置した後、ソ連がキューバにそのようなミサイルを設置し、米国が核で世界の終末の瀬戸際に追いやったことを覚えているだろうか。

• NATOは、ロシアとの国境にあるバルト三国で、ロシアとの戦争の訓練をする戦闘演習を繰り返し行ってきた。

• 米国とNATOは、過去25年間のロシアの抗議(ロシアの国家安全保障に対する前述のNATOの脅威に対して)に対して、一貫して傲慢な強硬姿勢で対応してきた。外交を継続することは、明らかに是正するために有効な手段ではなかった。

• 米国は、特に全米民主主義基金(NED)を通じて、ソ連崩壊以来、ウクライナ(ベラルーシや他の旧ソ連諸国でも)で反ロシアの親西欧政治組織に資金を提供し、訓練を行ってきた。また、多くの国(ロシアも含む)で親欧米のメディアや市民社会組織に資金を提供し、訓練している。米国議会は1983年、CIAに代わって、米国の命令に従わない国(自由民主主義国を含む)の政権転覆を密かに推進する米国の主要機関として、NEDを設立した。

• 米国は、2014年のクーデターを煽り、幇助したが、それは暴力的なネオナチ民兵が先導し、民主的に選出されたウクライナ政府を追放した。なぜか?同政権は、ウクライナをロシアと西側諸国の間で中立であることを選択したからだ。そして、米国がウクライナの指導者として選んだアルセニー・ヤツェニュクが首相に就任した。

 クーデター後の政権は、全く有害な行動をして、一貫して反ロシア政策を追求してきた。

・2012年に制定された少数民族の言語使用の権利を定めた法律を撤回し、さらにロシア語(ウクライ人の30%が母語とする)の使用を制限する新たな法律を制定した。

• 共産主義者は、2015年の脱共産化法に基づいて、また、反ロシア政策に反対するとみなされるあらゆる政党を非合法化し、弾圧されている。

• ネオナチ民兵がロシア人、ロマ人、その他の少数民族を恐怖に陥れた時、免罪符を与えている。

• ナチス・ドイツの戦時中の協力者や大量虐殺の参加者を国家的英雄として称えている。

• 2014年のクーデターに抵抗し、その政権の企てに反発していた人々を、抑圧的な武力によってその抵抗を押しつぶそうとしてきた。そして、その紛争を解決するためのドンバス地方の自治に関する約束(2014年と2015年のミンスク合意)を実行することを拒否している。

・ロシアとの統一を望むクリミアの人々の意思を尊重することを拒否した。

• 反ロシアの軍事同盟であるNATOへの加盟を追求する。

 米国は、ドンバス反乱軍に対する軍事作戦のために、ネオナチのアゾフ連隊を含むウクライナ軍を武装させ、訓練していたのである。これらの軍事作戦により、何千人もの民間人が死亡し、何百万人もの人々が避難し、多くの人々が身を守るために何年も地下で生活することを余儀なくされたのだ。

 米国・NATO・ウクライナのクーデター後の政権による、多くの挑発行為があったことは明らかだ。しかも、そうした挑発がなければ、この戦争は起こらなかっただろう。


好戦的な者たちとその目的

 この戦争を、悪のプーチン=ロシアが罪のないウクライナを食い物にしたという話に帰するのは、単純化された思い違いである。現在の紛争は(確かに2014年のクーデター以降)、決して単純にロシアとウクライナの間のものではない。

 そして今、ロシアに対する経済包囲網(極めて厳しい制裁)と、キエフ国家への膨大な先端兵器の供給を行っている米国とNATOは、自国の兵士を戦いに投入していないにもかかわらず、非常に好戦的な存在である。


好戦的な者たちの目的

• 米・NATOの目的は、2014年のクーデター以前から、ウクライナを西側の顧客国家にすること、ロシアを弱体化させ、その限られた影響範囲を奪うこと、そしてプーチンを西側帝国の命令に服従する人物に
置き換えるための政権転覆を実現することであった。

• クーデター後のキエフ政権は、米国に促され、排外主義的なウクライナ民族主義者(ネオナチを含む)が支配し、一貫して反ロシア政策を追求してきた。ウクライナ語および民族意識を国内全体に浸透させ、少数民族を周辺に追いやるか、またはウクライナ化し、ロシアの影響を排除することであった。そして自治または独立を求めて少数民族が優勢である地域に対して、絶対的支配を強め、経済・軍事的に西側に統合しようとするものであった。

• 反ロシア的な「社会主義者」[F&G&R]の主張とは逆に、ロシアの目的は、独立した国としてのウクライナの存在を排除することでは決してなかった。ロシアが目指してきたのは、隣国ウクライナに敵対的な軍事基地(核ミサイルを含む)が存在しないようにすること、クリミアの人々がロシアとの統一を決めたことを守ること(同時に、クリミア海軍基地の支配を継続すること)、ドンバスのロシア系住民の権利を守ること(ウクライナ領として、反ロシア同盟への参加を妨げるもの)であった。


国際法?

 米国・NATO・キーウと連携する「社会主義」左派は、この戦争を(F&G&Rの言葉のように)ロシアが「主権国家への侵攻」によって「国際法」と「国家の自決権」の侵害を犯しているからだと考えている。これは単純化しすぎで、一層悪い説明になっている。

 第一に、キーウ政権が、米国の後押しとこれまで以上に殺人的な武器の提供を受けて、ドンバス紛争の平和的解決を求めるロシアと分離ドンバス共和国の訴えに対して、強硬な姿勢をとり続けたという事実を回避している。

 キーウはドンバス共和国の指導者との対話すら拒否し、武力による圧殺をもくろんでいることが明らかであった。しかも、(2014年に)ネオナチ民兵を含む新たに編成した軍を派遣し、クーデターへの抵抗を鎮圧したのは、キーウのクーデター政権である(当時の正規軍には、鎮圧するための十分な動機付けがなかった)。

 ロシアは、ウクライナに対する軍事行動は、ドンバスにおけるキーウの侵略に対応したものでもあり、実際、最初に武力に訴えたのはキエフ政権であると主張している。

 このように、ロシアの主張は、ドンバスへの軍事行動が、キーウがドンバス共和国に対して軍事的侵略を続けていることに対する正当な対応であり、国連憲章*でも認められているとしているのである。
*{訳注} 国連憲章第51条: この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。 この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。

 ロシアのウクライナ侵攻について、プーチンの見解は、NATOがロシアの国家安全保障を脅かす動きを強めていることにキーウが協力したことで正当化されると考えている。しかし、ドンバスへの攻撃とロシアへの安全保障上の脅威に関して、そのどちらか、あるいは両方の正当性を問うことはできても、キーウ・NATOがすべて正しく、ロシアがすべて悪い、と明確に言えることはないのである。

 第二に、米・NATO系の左翼は、ロシアに対して法律をたてにした激しい非難をおこなっているが、以下の2点のどちらか、あるいは両方の特徴が見てとれる。(1)不当な比較をする(特に米・英の2003年のイラク侵攻は、実際には、純粋な帝国による他国の政権転覆戦争であって、絶対的な嘘に基づいて正当化されたものだった)。(2)国連憲章と国際法が帝国主義による自国の不当な侵略の妨げとなったときにはいつも、国連憲章や国際法を繰り返し堂々と違反してきた犯罪行為の歴史には、蓋をしている。

 これらの侵略には、以下が含まれる。

• 抵抗勢力の国において、暴力的で反動的な反乱軍(アフガニスタンのムジャヒディンやニカラグアのコントラのような)の武装化。

• 殺人的な経済包囲網(キューバ、イラク、ベネズエラ、イラン、...)。

• 脅迫的な軍事演習(バルト三国、韓国)。

• 民主的に選ばれた政府に対するクーデターの煽動と教唆(1949年シリア、1953年イラン、1954年グアテマラ、1973年チリ、他多数)。

• 暗殺と未遂(ルムンバ、カストロ、カシム、アジェンデ、カッザーフィー、・・・);実際、米国とその主要な同盟国は、日常的に国連憲章と国際法に違反しており、彼らに対して同法を執行する権限を持つ機関がないため、彼ら(その主要な違反者)の責任が問われることはないのだ。

• 多くの国の選挙への干渉(1948年のイタリアに始まる)。

• 他国の内戦において、抑圧的な反体制側に立って、破壊的な殺人的軍事介入(ギリシャ、中国、韓国、ベトナム、ラオス、コロンビア、・・・)。

• 人権に対する大規模な犯罪を犯している国家を武装し、庇護すること(シオニスト国家、サウジアラビア、...)。

• 政権転覆のための軍事侵攻(ドミニカ共和国、グレナダ、パナマ、イラク、リビア、...)

 これらの人種差別的な帝国主義的介入の多くは(1945年以来、その数は膨大である)、何千万人もの人々を貧困に陥れ、恐怖に陥れ、避難させ、負傷させ、あるいは死に至らしめたのである。


 最後に、上に挙げた欧米帝国による国際法違反の犠牲国のどの一国も、その抑圧国に対して国際法を執行させることができなかった。実際、米国とその主要な同盟諸国は、日常的に国連憲章と国際法に違反しており、彼らに対して同法を執行する権限を持つ機関がないため、彼ら(その主要な違反者)の責任が問われることはないのだ。

 それにもかかわらず、反ロシアの「社会主義者」たちは、欧米の対ロシア介入を支持することを正当化するために、米・NATOの国際法の偏った適用と、誤った適用を繰り返しているのだ。

 彼らは、米国の犯罪は別件だから関係ないと主張するかもしれない。その議論の誤りは、米国とNATOは2014年のクーデター以来ずっと、この武力紛争に反ロシアとして参加してきたことにある。

 その結果、米国とNATOの擁護者たちは、事実上、無法地帯の世界における最悪の無法者が、より軽い犯罪容疑者に対して法を執行するよう求めているのである。つまり、当該の法執行者が自らの犯罪目的推進のために行動する加害者なのである。これではこれらの擁護者たちが法の執行を支援しているのではなく、世界最悪の犯罪集団に事実上の支援を与えていることになる。


「帝政ロシア」だって?
 
 G&Fはロシアを 「帝国主義的大国」と表現している。TBはロシアを「帝国主義」とか 「ファシスト」と呼ぶ。F&G&Rは、ロシアが 「失地回復主義」に突き動かされた 「帝国主義的大国」だとして、 その「侵略」を非難している。

 このように、我々の反ロシア左翼は、プーチンのロシアを「独裁的」、「反民主的」、「帝国主義的」な国家として酷評しているのである。プーチンのもとでロシア経済はエリツィン時代(1991-1999年)に比べて劇的に改善したが、確かにロシアの国内政策には非難すべき点が多い(縁故資本主義、ロシア正教会の優遇、気候変動への無策、労働規制法、選挙の不正操作など)。

 ドンバスやクリミア、あるいはその他の地域でのロシアの行動には、妥当な批判もあるだろう。しかし、ロシアの限られた勢力圏を維持するための努力は、本質的に防衛的なものである。さらに、ロシアは、NATO加盟国全体の17分の1以下の軍事費と、旧ソ連諸国以外に1つの軍事基地を持つのみである。世界中に何百もの軍事基地を維持し、ほぼすべての国に自分の意思を押し付けようと、世界中の人々を搾取し抑圧し、世界で唯一の現在の超大国が指導し支配する欧米帝国主義と比べて、ロシアは取るに足りないほど小さいものでしかない。


 最後に、米・NATO帝国主義に対するロシアの不満や、ウクライナのクーデター政権に対するロシアの不満は、本当のことで妥当なものである。その現実から目をそらしながら、ロシアの欠陥を問題にするのは、プーチンのロシアに反対して、バイデン、ストルテンベルグ、キーウ政権と手を組むための口実を必要とする人々が抱く、都合のよい弁解に過ぎないのである。


「民主的な」ウクライナだって?

 キエフ政権の弁護者たちは、「独裁的」なロシアに対してウクライナは支援に値する。なぜなら(彼らは)「民主主義」だからだと主張するのだ。F&G&Rはウクライナを「民主主義」を目指していると表現し、TBは不完全だが「守るに値する民主主義」だと表現しているのだ。

 彼らは、数多くの逆の事実を省略し、回避している。

・ 現政権は、実際に普通選挙で選ばれた政府に対して、米国が支援した2014年のクーデターによって樹立されたこと。

• ゼレンスキーの最初の人気は、ドンバス共和国との和平を約束したことに大きく依存していたこと(就任後すぐに破られたが)。

• (2021年に)主要な野党(当時はゼレンスキー党を上回り始めていた)が活動停止になり、そのリーダー(ヴィクトル・メドベチュク)が自宅軟禁され、その後、反逆罪で起訴されたこと。

• キーウの反ロシア政策に反対する声は、クーデター後の政権によって日常的に弾圧されていること。実
際、ベトナム戦でのフェニックス作戦を彷彿とさせるもので、CIAの訓練を受けた国家治安部隊によって、多くの人々が誘拐され、拷問され、殺害されている。

 ロシア兵による人権侵害(その一部はおそらく捏造)は、西側諸国とその支持母体の主流ニュースメディアによって大々的に報道されているが、逆にウクライナ人や捕虜のロシア兵に対する拷問や殺人といったキーウ国家の恐怖支配は、西側ニュースメディアでは全く報道されない。実際、キーウ国家は長い間、プーチンのロシアよりもはるかに抑圧的で反民主的であった。


民族・国家問題?

 ロシアを非難する「マルクス主義者」の中には、ロシアが「国家(ウクライナを含む)には自決権と独立した国民国家としての生存権がある」というレーニン主義の原則に違反したとする問題をでっち上げる者がいる。

 プーチンがレーニンの民族政策に反対を表明したとはいえ、プーチンがウクライナの現在の民族的正当性を否定し、独立した国家としての存在を排除しようとしたという(F&G&Rの)憶測と主張はまったくの虚偽である。

 その上でプーチンは、「ロシアとウクライナは、ドイツとオーストリアのように、共通の祖先と文化を持ち、友好的な関係を築くべき」と述べたのである。そして、「歴史的経緯」からウクライナは「独立国」であることを明確に認め、「それをどう扱うか」については、「敬意をもって」という答えしかないのである。欧米帝国主義に味方することを正当化するために、プーチンの感傷的表現の延長線上にある虚構を、彼の実際の行動と明白な意図に置き換えることは、単なる欺瞞である。

 第一に、プーチンはソ連邦の復活が不可能であることを明確に認めている。ウクライナの独立国家としての存在を奪う意図はなく、ロシアの国家安全保障に対する脅威となることを防ぐためだけであることを明らかにしたのである。

 彼は、ドンバス地方のウクライナ国内での自治の実施(キーウが2014年と2015年のミンスク協定で合意した通り)を、同地方の多くの民意がロシアとの統一を求めているにもかかわらず、8年近く粘り強く求めてきたのであった。実際、米国を含む国連安全保障理事会は、2015年に全会一致でミンスク合意を承認していた。

 ロシアは、キーウが約束された自治を実施するのを妨げるようなことは何もしていない。しかも、米国は実際にキーウが自治実施を拒否するのを後押しした。これらは、反ロシアの「社会主義者」論者たちが、概して省略し、常に忌避している決定的な事実である。

 第二に、これらの「レーニン主義者」は、ロシアのクリミア「併合」とドンバス離脱地域への援助を「ウクライナの主権領土の侵害」と決めつけることによって、米国とNATOに同調している。

 F&G&Rは、クリミアの分離独立をロシアの 「クリミア強奪」と決め付けている。また、TBはキーウの目標(「勝利」)をドンバスとクリミアに対する絶対的な支配を取り戻すことと受け入れている。

 これらの主張は、ここで適用されている民族・国家問題をひどく単純化しすぎて、誤用しているのである。これらの「レーニン主義者」は、米国やNATOとともに、ロシアから分離した独立国であるウクライナが多様な民族性を有しているにもかかわらず、その領土全体に対して絶対的主権を行使するウクライナ民族の「権利」を主張している。しかし(レーニンとは逆に)ウクライナは、少数民族が優勢な地域内での自治権さえ否定しているのである。

 さらに、F&G&Rをはじめとする「レーニン主義者」の中には、クリミアやドンバスの人々が本心から、ウクライナからの独立や、ウクライナ国内での自治を選択したかどうかを疑うことで、国家主権を一方的に適用して自分たちを正当化しようとする人々もいる。彼らは明らかに、関連する事実上の証拠を確認することなく、判断を急いでいるのである。

• 1954. フルシチョフは、クリミアの人々の同意や承認なしに、クリミアをロシアソビエト共和国からウクライナSSR[ウクライナ・ソビエト社会主義共和国]に移すという(合法性が疑わしい)決定を画策した。

• 1991. ソビエト連邦崩壊の際、クリミアの選挙で選ばれた指導者が、クリミアをウクライナから独立した共和国として認めさせようとした。

• 1992. キーウとクリミアの間でクリミアの自治権の範囲について争った後、キエフはクリミアをウクライナ内の自治共和国として承認する妥協案に合意した。

• 1995年. キーウがクリミア憲法を廃止し、大統領職を廃止し、クリミア議会が選出した首相をキーウが拒否権を持つようにするなど、クリミアの権限を厳しく制限(自治権をほぼ否定)。

• 2008年. ウクライナ経済政治研究センター(モスクワの代理機関ではない)の世論調査で、クリミア人の64%がクリミアのウクライナからの分離独立とロシアへの加盟を希望していることが判明。

• 2009年11月. 国連開発計画(モスクワの代理機関ではない)は、クリミアで定期的に世論調査を実施した。そのたびに、少なくとも65%のクリミア人が、クリミアがウクライナから離脱し、ロシアに再統合することを支持した。

• クリミアのウクライナ離脱は、2014年に米国が支援したキーウでのクーデターに対する国民の直接的な反応だった(クリミアは追放された旧政権に対して圧倒的多数の支持票を投じていた)。クリミアのロシアへの再編入は、ロシアの「侵略」によって実現したという主張も虚偽である。クリミアに駐留していたロシア公認の軍隊が、独立住民投票とその後の分離・再編入を実現するために地元勢力を支援したが、こうした行動はクリミア人の大多数が歓迎しており、彼らはすでにその気になっていたのである。また、過去にモスクワ(1954年)とキーウ(ソ連崩壊後)の双方から自決権を否定された歴史を考えれば、クリミアの人々がウクライナから分離し、ロシアに編入する正当性は十分すぎるほどあった。社会主義者が「抑圧にとって最も一貫した敵」であると主張していたレーニンが生きていれば、このことに同意するだろう。

 我々の反ロシア「レーニン主義者」は、米国、NATO、キーウとともに、ウクライナの民族主義者のための民族的権利を主張するが、クリミアとドンバスの人民のためのそうした権利を否定している。彼らは「領土保全」と「主権」を神聖化するが、レーニンに反して、抑圧と不正に対する闘いを否定する。


罠か?

 反帝国主義の専門家の中には、米国がロシアの安全保障問題に対して強硬であるため、意図的にロシアに罠を仕掛けたと考える者もいる。その主張には歴史の前例がある。ジミー・カーターは(1979年から)アフガニスタンのソ連系革命政府に対して反動的なムジャヒディンを武装化した。その目的は、ソ連系政府を守るためにソ連の軍事介入を誘発し、(彼の国家安全保障顧問のズビグニュー・ブレジンスキーが述べたように)ソ連をベトナムに似た泥沼に引き込むためであった。

 米軍出資のシンクタンク、ランド・コーポレーションによる「Overextending and Unbalancing Russia(ロシアを過度に拡大させ、不安定化する)」と題する2019年の報告書では、米国の目標は 「冷戦時代にソ連にしたように、ロシアを弱体化させること」にあるべきと提言している。

 バイデンの国家安全保障チームの内部通信にアクセスできるようになるまでは、彼らがロシアをウクライナでの自滅的な戦争に陥れることを意図していたと断言することはできない。しかし、米国の外交政策当局の中では、明らかにそのような政策が支持されていた。米国は和平交渉においてキーウの強硬姿勢を奨励しており、それが現在の米国の政策目標であることは明らかである。

 反ロシアの「社会主義者」たちは、米国とNATOがロシアを孤立させ、弱体化させるために行動していたという明確な事実さえ認めようとしない。なぜか?なぜなら、プーチンのロシアを嫌うこれらの「社会主義者」は、明らかにその目的を米国やNATOと共有しているからだ。


国内政治

 社会主義者は、ウクライナ戦争に対する見解がどうであれ、米国や他の多くの国々で偏狭な反動的政治派閥が台頭していることを当然ながら懸念している。
米国では、多くのリベラルな改革派の「社会主義者」は、民主党が労働者階級の選挙基盤を長年にわたって裏切ってきたにもかかわらず、民主党に忠誠を誓うことによって、共和党の反応に常習的に対応している。さらに、全国規模で民主党政治家のほぼ全員が、世界に対するアメリカ帝国主義の覇権と、その結果としてのアメリカの外交政策における帝国主義的犯罪を支持しているのである。

 リベラルな「社会主義者」は、民主党に傾倒することで、反帝国主義に口先だけの厚意を示しているのである。だから、民主党が支配しているとき、そのような「社会主義者」は、一般に、外国の人々に対する米国の帝国犯罪に反対する民衆を組織するために何もしないのである。それどころか、彼らには、(ウクライナの場合のように)それらの犯罪のいくつかが故意に見えなくなることさえある。

 社会主義者の正しい方針は、民主党の政治家が実際に社会正義のために戦うとき、戦術的に同盟を結ぶことである。しかし、同時に、民主党による社会正義の背信行為と裏切りについて国民に教えることが必要である。

 このような教育を怠ると、資本主義の工作員に追従することになり、民衆の中に既存の無知と偏見を永続させることになる。私たちは、民主党に身を任せる有権者になるのではなく、社会正義に基づく連帯運動を構築する必要がある。従って、一時的な限定的戦術的同盟はありうるが、忠誠を誓うべきではない。


戦争推進の「社会主義者」

 米国とNATOが、この戦争の恐怖を長引かせるために、これまで以上に殺傷力の高い武器を送り込んでいる。しかしその間に、苦しみながら死んでいくのは、ウクライナとロシア(NATO諸国ではない)の戦士と民間人である。

 どちらが勝つかには関係なく、ロシアとウクライナの双方が大きな代償を払うことになる。しかしその間に、多国籍資本、特に兵器産業と化石燃料会社は、利益を増大させるだろう。

 しかし、反ロシアの「社会主義者」たちは、ウクライナに西側の武器を送り、ロシアに対して強硬な制裁を行うことを提唱している。このように、彼らはヨーロッパにおける西側の新しい冷戦(今は熱い戦い)に支持を与えているのである。

[注:社会主義者が適切に米政権に諸手を挙げて支持を表明した例外的な戦争とは、米国の対外軍事行動が(利己的な理由で)、抑圧的な敵に対する正当な戦争であった場合だけだった。しかし、ウクライナ戦争は明らかにそのような例外ではない]。


主要な矛盾点

 「ポートサイド(公然たる「左翼」オンライン出版物)」は、米国平和評議会(USPC)*によるウクライナ戦争についての確固たる反帝国主義的分析を掲載したが、その後、「ポートサイド」が[アメリカのウクライナ戦争に]賛成しない別の視点を提示するためにそうしたのだと示した。その後まもなく、ポートサイド社はUSPCの声明に対して11のコメントを発表したが、一つを除いてすべてUSPCの分析に反対しており、そのうちのいくつかは非常に非難的な言葉で述べられている。
[訳注]*米国平和評議会(USPC)は1979年に設立された平和および軍縮活動家組織。世界平和評議会と提携しており、そのアメリカのセクションを代表している。しかし、ウィキペディアでは「USPCはソビエトの利益のためのフロントグループであり、緊密な関係を維持したと批判している。Wikipedia site:ja.wiki5.ru」

 そのうちの二つは、他の多くの反ロシア左派の論者とともに、反帝国主義の分析を「愚か者の反帝国主義」あるいは「馬鹿者」と非難している。三つ目は、米国の「マルクス主義者」を自認するカール・デビッドソン(「民主社会のための学生会」(SDS)や革命組織の元リーダー、その後、民主党内で活動、現在はCC-DSのリーダー)、この紛争の「主たる矛盾」は「ロシアの主権国家への侵攻とウクライナの主権防衛」だとコメントしている。

 明らかに、反ロシアの「社会主義者」たちは、欧米帝国主義と、封じ込め、征服、政権転覆を狙われた世界中の多数の標的(ロシア、中国、イラン、シリア、北朝鮮、キューバ、ベネズエラ、ニカラグアなど)との間の矛盾は、もはや主要な問題ではないと判断したのだろう。

 このウクライナ紛争で米国とNATOに同調している彼らは、社会愛国主義者に変質している。この言葉は、1914年に主要交戦国の社会党の指導者たちが、第一次世界大戦で双方の帝国政府を支持することを正当化する口実をでっち上げたことに由来する(帝国主義に関して党員の教育を何年も怠ってきたのだから)。現代の社会愛国主義者たちは、頑固者トランプの選挙勝利を阻止する必要性に執着し、原則を犠牲にして政治的体面と大衆的影響力のために、意識的または無意識的に帝国主義リベラル派に同調しているようである。

 社会正義のための闘いにおける彼らの過去の貢献を考えれば、1914年の先達とは異なり、彼らがその誤りを認識し、修正することを願うばかりである。


我々の現在の課題

 私たちは、ウクライナにおけるロシアの軍事的対応を不適切なやり過ぎだとか、不謹慎な行為だとか、あるいはその両方と考えて、ロシアの軍事作戦の手法を非難するかもしれない。しかし、反対の意見を述べることはあっても、ロシアの決断に影響を与える能力はないのである。

 西側の反帝国主義の社会正義の活動家である我々の仕事は、(ウクライナへの武器供与やロシアへの制裁を含む)米・NATO帝国主義を非難し、強力に反対することである。

 我々は、ロシア嫌いの戦争プロパガンダの嘘を暴露しなければならないし、その真の敵との戦いを粘り強く支援しなければならない。たとえ一部の公然たる「社会主義者」によって、「プーチン擁護者」、「愚か者」、「馬鹿者」と中傷されようとも、それが我々の義務なのだ。


チャールズ・ピアースは、社会正義の活動家(1960 年代初頭の青年期から反人種主義、反帝国主義)、元労働活動家(組合執事、地方役員)で、現在は歴史と政治に関する研究者、執筆者である。チャールズの連絡先は、cpbolshi@gmail.com。  

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コメント
1. 孚鵠[2] m3SNlA 2022年10月11日 18:23:06 : YaGK9u4JOI : QXpPaWpoYmw4cmM=[373] 報告
消化に悪い読み物だ。
2. HIMAZIN[2593] SElNQVpJTg 2022年10月11日 18:35:34 : PP8Ji9JEVM : ank4Y1lXcTl4UlU=[386] 報告
>>1

物凄く長い記事ですが、書かれてる内容は阿修羅の反ロシアな輩の一部にも共通する特徴なので、一読する価値はあり。

3. 2022年10月11日 21:06:40 : hNHhUPgfXo : Y0YySUlQWnE0ZG8=[1142] 報告
それでこの寺島さんはどう考えているの。単純にロシアが100%悪いという立場でないことはわかったがじっさいそんなことを言うとテレビからは干されるな。

彼がこんなことを言いだすということはこの戦争(?)ウクライナつまりアメリカ戦争屋、資源のないEU諸国の負けが見えてきたということかな。

もう米英戦争屋に勝利に向けたシナリオはないように見える。

4. Silverfox[275] U2lsdmVyZm94 2022年10月12日 01:58:39 : eYoQjZHgzY : NDMyeEo5RG5EM1U=[60] 報告
この筆者は「愚か者たちの反帝国主義」の方であるが、そのような左翼はいまや絶滅危惧種ではないだろうか。
5. 2022年10月12日 02:11:13 : CxzofETnVA : dUhYWnlGSVhLYnc=[146] 報告
そもそも、アメリカがウクライナに手を出さなければ、今回の戦争は起きなかった
それだけだな
そして、バイデンはオバマ政権の副大統領だな
この戦争におけるバイデンやオバマの責任をきちんと問わないアメリカは、悪の国家として裁かれるのが相応だろう
6. 2022年10月12日 06:48:16 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[394] 報告
社会愛国主義とか、まんまナチスだし。

[スレ主【HIMAZIN】による初期非表示理由]:アラシかも(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)
7. 2022年10月12日 07:00:50 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[395] 報告
NATO不拡大の約束はなかった
―プーチンの神話について
袴田 茂樹
日本国際フォーラム評議員/安全保障問題研究会会長/青山学院大学名誉教授

ウクライナ問題が深刻になり、ロシアの軍事進攻の可能性の有無が喫緊の国際問題になっている。最大の問題は、ロシアが昨年の2月頃および昨年末に、10万から12万余りのロシア軍をウクライナ国境に配備し、今年初めにはベラルーシにも軍を展開したことだ。その前提となっているのが、「1990年代初めに、NATOは1インチも拡大しないとNATOや米国はロシアに約束したのに、口頭の約束だったのでそれを破って、西側は1997年以来次々とNATO拡大を続けてきた」とのロシア(プーチン)側の主張だ。

ちなみに昨年12月23日の毎年恒例の大記者会見で、プーチン大統領は英国記者の「あなたは無条件に、ロシアが本当にウクライナや他の主権国家を攻撃しないことを保証することができるか?」との質問に「NATOに関しては、あなた方は90年代に、東方には1インチたりとも拡大しないとわれわれに言ったではないか。われわれは騙されたのだ。あなたたちは露骨に騙したのだ」ときわめて感情的な言葉を投げ返した。

この「約束」を前提に、ロシアはNATOあるいは米国に、NATOの今後の不拡大と、東欧・バルト諸国の軍備を1997年以前に戻すことを、今度は口頭ではなく文書で約束することを強く求めてきた。

更に問題なのは、日本のメディアや専門家・政治家たちが、「90年代初めの口頭での約束」というロシア(プーチン)側の主張を当然の前提として、様々な情報や見解などを展開していることだ。

最近では、例えば1月28日20時からのBSフジ・プライムニュースや29日の午前9時30分からのBSテレビ東京などのウクライナ特集である。後者は、放送局自体が、1990年2月9日の米国ベイカー国務長官とゴルバチョフ会談の写真を示し、この場で「NATOは1インチも拡大しないと約束したが、文書にしなかった」と解説し、それを前提に全ての番組は組み立てられていた。この28日、29日の放送では、招かれた専門家や政治家たちも、この前提については、それを復唱する者はいても疑問を呈する者は誰もいなかった。

ここで私が述べたいことは、ロシア側が前提としていることは、全くの間違いまたは意図的なフェイク情報だということである。

それを説明するために、西側の情報だけでは説得力が欠けるので、私の言わんとすることを立証するロシア側の情報や、当事者ゴルバチョフの証言、90年代初期のロシア政治家やまた今日のロシアの専門家などに耳を傾ける。

少し長い引用だが、明快で具体的な数年前のロシアメディアの記事を紹介する。

最初は露紙『新時代』(2016.1.18)掲載の国際記者B・ユナノフの記事の一部である。

≪1994年4月初めのNATO評議会は、NATOは東方のボスニア戦争に介入すべきではないとした。しかしM・ヴェルナーNATO事務総長は逆に、民族浄化のボスニア和平の為に、NATOは東方に介入すべきだと主張し、評議会で支持された。こうして「NATO東方拡大」の概念が生まれた。といっても、当初これはロシアへの接近ではなく、セルビアのような独裁体制を抑える為だった。しかし今年(2016)の1月5日に、プーチン大統領はこの事実を否定し、彼は突然、「ベルリンの壁が崩れた後、NATOは東方に拡大しないと言った。私の記憶によると、そう言ったのは、当時のNATO事務局長ヴェルナーだった」と述べた。NATOの元軍事委員会議長K・ナウマンは2010年に、「NATOの東方拡大の否定は、口頭でも文書でも、誰もソ連に対して述べたことはない」と私に言明した。

つまり、1992年のボスニア戦争によって「NATOの東方拡大」という概念が生まれたが、プーチンの主張とは逆に、その頃はウクライナやジョージアに拡大するなど誰も考えていなかった。皆が考えていたのは、崩壊したユーゴにおける民族浄化と「大セルビア」主義への対応であった。

プーチンは「NATOの東方拡大」の脅威をいつも呪文のように唱えている。そして追随者たちも、同じことを唱えている。≫

次の証言だが、以下は露紙『独立新聞』(2015.12.15)が掲載した、1990年代初めルツコイ副大統領の報道官で、その後は作家、評論家として活動したN・グリビンスキーの論文の一部だ。「プーチンの生んだ神話」の催眠術的影響を次のように述べている。

≪ロシア国民はテレビによって危険な催眠術にかけられ、次のような神話が広められている。西側はロシアを敵視し、ロシアを侮辱し略奪し滅ぼそうとしている、と。この神話の核心は「侵略的なNATO」だ。NATOはロシア国境へ接近し、ロシアへの最初の一撃を狙っている、という。しかし明確なことは、1991年からクリミア事件に至るまでは、西側はロシアに重大な損害は何も与えていない、ということだ。西側はロシアが国内政治で危機に陥っていた時(1990年代)も、ロシアの地方の分離主義や住民投票を煽ったり併合したり孤立させるのではなく、逆に重要な国際組織に加盟させた。わが国で生じた諸困難の責任は、神話的なNATO拡大や「国際的陰謀」にではなく、我々自身にあるのだ。

NATO拡大に関し、「欧米はゴルバチョフに拡大しないと約束した」というのも神話だ。

ゴルバチョフ自身が2014年10月16日に、「当時はNATO拡大の問題そのものが提起されなかった。それは私が責任をもって確言できる」とRussia Beyond the Headlines(露の英語メディア)で述べている。当時ロシアは西側諸国にとって敵ではなく、彼らの同盟国やパートナーとなると期待されていた。必然的に、ロシアがリベラルな民主主義の路線から離れれば離れるほど、ロシアにとって「NATOは敵」というイメージが強まるのだ≫

ロシアの安全保障問題の権威で、現ロシア政権の安全保障顧問で元下院議員の世界経済国際関係研究所安全保障センターのA・アルバトフは次のように述べる。(『独立新聞』2022.1.17)

≪NATOの拡大は止まらず、現在NATO加盟国は16カ国から30カ国になった。その責任はNATO側にあるとしても、われわれも自らに「冷戦終了後に、なぜ14カ国の東欧、旧ソ連諸国が、中立国ではなくNATO加盟を望んだのか、それを考える必要がある。この変化の結果、今日のNATO30カ国の兵員数や軍備は、拡大前の16カ国よりも少ない。では何故ロシアは不安を感じているのか。ロシア側の要求で欧米が受け入れ不可能なのは、NATO不拡大の要求だ。その理由は、この要求がNATO条約に反するからだ。NATO条約第10条は、NATOの諸原則を受け入れる全欧州諸国は加盟申請を受け入られるとしているからだ。申請国の加盟は、NATO全加盟国の同意により認められる。ウクライナとジョージアをこの例外にするにはNATO条約の改定が必要だし、その改定にも、現加盟国30カ国の同意が必要となる。今日においては、NATO諸国の半分と、米国のエスタブリッシュメントの大部分は、ウクライナとジョージアのNATO加盟に反対している。問題は、わが国の武力と圧力や外交手腕により相手側を譲歩させられるのか、あるいは「原則は譲らない」という相手の立場をさらに強めるのか、だ。われわれはウクライナが、モスクワに5−10分で到達するミサイルを保有することを容認できない。そのようなミサイルがABM条約(弾道弾迎撃ミサイル制限条約)以前のように、ウクライナや欧州諸国に現れないように、米国と再び交渉して合意することができるだろう。

NATO非加盟の中立国フィンランドやスウェーデンは、ウクライナを巡る戦争が始まったとしたら、直ちにNATOに加盟するだろう。そうなるとロシアは、ウクライナとの国境の代わりに、フィンランドとスウェーデンとの間に、陸上、海上を含めてNATOと数千キロメートルにわたり国境を接することになる。つまり、バルト海沿岸諸国は黒海沿岸諸国と同じく、全てが敵国になるのだ。≫

以上、プーチンが「西側は、NATOは1インチたりとも拡大しないとの約束を破った」と呪文のように唱える被害者意識について、90年代初期のロシア側当事者や関係者、また近年の露メディアなども、それが事実ではないと否定していることを紹介した。

プーチンだけでなく、彼に追随するかの如きわが国のメディア、政治家、専門家たちが考えるべきは、A・アルバトフの「冷戦終了後に、なぜ14カ国の東欧、旧ソ連諸国が、中立国ではなくNATO加盟を望んだのか」という問題だ。1990年代はプーチンが被害妄想で述べるように、西側諸国はソ連に続きロシア連邦の瓦解や分裂を望んでいたのではない。逆に、核兵器を持つロシアがユーゴ化したら人類の危機だとの問題意識から、ロシアが混乱なく民主主義、市場経済に軟着陸するための「対露支援」が国際的な重要課題であった。わが国では「日本国際問題研究所」が中心となり、日、米、露の「三極フォーラム」を組織し、日・米・露の関係改善を模索し、私もその委員であった。また領土問題を抱えながらも、日本が行った対露支援「マネタイゼーション」――食料や生活必需品を日本商社を通じてロシアに寄贈し、それをロシアの店で売って、売上金を国民福祉に使う――にも関わったので、90年代の西側諸国の対露姿勢をよく知っている。APECへのロシア加盟を強く推し進めたのも日本だ。

NATOの拡大や欧米とロシアの関係悪化は、ロシアの「大国主義の復活」「勢力圏拡大」に大きな関係がある。改革派だったA・チュバイス元副首相も、2003年にはソ連時代の大国主義を賛美して「リベラルな帝国主義」を主張し(『独立新聞』2003.10.1)、やはり改革派だったV・トレチャコフ『モスクワ・ニュース』紙編集長も、2006年には中央アジアなどの「民意に従う」ロシア併合などを唱えた(同紙2006.3.3-9)また、ロシア外務省高官は、2006年に「領土保全」に代えて「自決権」を正面に出し(『イズベスチヤ』2006.6.2)、2008年のロシア軍のグルジア侵攻による南オセチア、アブハジアの「独立」や2014年の「クリミア併合」の伏線を用意した。プーチンが「ドネツク共和国」や「ルガンスク共和国」の、あるいはウクライナ東南部の「ノヴォロシア」の独立とかロシア併合を認めないのは、ウクライナが2つに分裂すると、同国の西側は必然的にNATOに加盟するからだ。ただ、ウクライナ全体をロシアに併合するのは、政治・経済的に負担が大きすぎる。


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8. 2022年10月12日 07:15:12 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[396] 報告
重要なのは、NATOの東方拡大をしないという件。

当事者ゴルバチョフは、東ドイツ国民がベルリンの壁を壊して西ドイツとの統合を試みる行為について、NATOの東方拡大を引き換え条件に交渉した事実は無いし、条約条文も不在と公言。

一方で、ゴルバチョフがソビエト議会ではなく議事録を伴わない最高閣議において、ドイツの再統一をNATOの東方拡大をしないことを条件に約束したというロシア側。

問題は3つある。

@事実について

そもそも、その密約があったのか? 統一教会政治家であるゴルバチョフは、適当な約束をしただけなのではないか?


A仮に事実として、それが旧ソビエト領の人々の防衛政策を縛ることができるのか?

これは、はっきり言ってできない。

当事国がどのような安全保障政策を取るかは、そのような他国の密約が制御できるものではない。


B仮に事実として、密約が国際制約力を有するか?

ソビエトは、どうしてそれを共同宣言としてないのであろうか? 国連加盟国・世界人権宣言批准国として、密約による他人への制約行為は許されないはずである。


つまり、統一教会政治家のゴルバチョフが勝手に言ってるだけの可能性が強く、

仮に発言としてあったとしても、ゴルバチョフが「こう言ってソビエト政府を鎮めますから」と断りをした程度の事実関係であって、

それが旧ソビエトから独立する人々の安全保障政策を決定するに、何の障害も及ぼされてはならないのは、人権尊重の1丁目1番地であるといえるだろう。

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9. 2022年10月12日 09:56:38 : tQIpYLyhw6 : emJRMlVsM0tvbEU=[7] 報告
> 7 NATO不拡大の約束はなかった
―プーチンの神話について
袴田 茂樹

このおじさんが、自分の主張に沿った報道を切り貼りしても、「約束してないもーん」ってことで「好きにしていいじゃん」って説教しても、ロシアが主張している脅威を否定できない。プーチンが言っているのは「欧米は信用ならない」ってことに尽きる。

キューバにミサイル基地設置は「そりゃダメだろう」で、
ウクライナに基地設置は「自由でしょ」って、ご都合主義論理に賛成するかどうかで「信用できる」論者かどうかが分かる。

で、7,8の方は、「欧米は信用できる」とお考えか?
特に米国は「民主主義のため(実際には米国の企業・関係する個人の利益)」と称して、世界にうそをつき、イラク侵攻など数多くの侵略、虐殺を繰り返している。これも「独裁政権」だから仕方ないとでもいうのか。では、解放されるはずの民衆を「協力者」ってことで何十万人でも無差別に殺すことに賛成なのか。

まあ、主権国家日本が米国債を売って、被災地復興しても米国に言われる筋合いないのにできないのはなぜか?

円安打開のため、米国債を売ることで調整できないのはなぜか?

必死でプーチンの個人攻撃をしたところで、俺のものは俺のもの君のものも俺のものの米国の所業、強盗で富をなした英国などの所業は歴史に刻まれ、それらの国をあがめ、「信じなさい」とのたまうやからは、旧統一教会と変わらない。

10. 2022年10月12日 10:06:38 : RzqxLMWSOk : ak0xY08vbW5HU28=[26] 報告
この記事の、反ロシアの社会主義者ってのが引っかかるね。

反ロシアって、民主主義だと反ロシアになるわけだが?

社会主義者だと普通は親露派でしょう。

11. 2022年10月12日 10:12:32 : RzqxLMWSOk : ak0xY08vbW5HU28=[27] 報告
社会主義は、単に「社会主義」と発した場合は「国家主義+社会主義」を指すはずなので、社会主義=反グローバリズム+社会主義のことだと思う。

グローバリズム+社会主義だと共産主義というのが、まあ普通の概念だろう。

コミンテルンも、世界同時革命と言っていた時代は共産主義と言い続けて、その共産主義の前段階が社会主義、その「一国社会主義」という表現で、国々で社会主義が完成時点をゴールと判断するとスターリンが綱領変更し、そこを分岐点に、社会党と共産党が有るわけだから、+国家主義があるものが社会主義で、+国家主義が無いものが共産主義で概ね間違いない筈だ。

+国家主義の時点で右翼だから。

記事の前提がもうおかしいというわけで、、、

12. 2022年10月12日 10:15:27 : RzqxLMWSOk : ak0xY08vbW5HU28=[28] 報告
そして、保守転向した共産主義者をネオコンと呼ぶわけでしょう?

社会主義ってのは、ネオコンと何も違わないのよ。

13. 2022年10月12日 12:48:29 : lxbJEdwos6 : QTZTUjBXcWFpSlk=[3] 報告
4. Silverfox様

>この筆者は「愚か者たちの反帝国主義」の方であるが、そのような左翼はいまや絶滅危惧種ではないだろうか。

日本でいえばどのような政党?グループ?

http://links.org.au/updated-why-did-ukraine-suspend-11-pro-russia-parties-plus-statements-sotsyalnyi-rukh
・・・・クリミアとドンバスでのロシアの敵対的行動の後、親ロシア派陣営はウクライナ政治で疎外された。そして同時に、親ロシア派のレッテルは非常に膨らんだ。それはウクライナの中立性を求める人を表すのに使われ始めた。それはまた、主権主義者、国家開発主義者、反西洋主義者、非自由主義、ポピュリスト、左翼、そして他の多くの言説の信用を傷つけ、沈黙させるために使用され始めている。・・・・

日本のバカ左翼ばかりのなかで、真っ当な左翼はあるのでしょうか?
貧乏人にとって左翼というイメージは希望というイメージに繋がります。

14. 2022年10月12日 13:29:09 : 0fkvO1hX7o : TE1YZVI0a3Y1RWs=[1] 報告
社会主義の歴史の幅も広い。マルクス主義的な共産主義もその分派と言えるだろう。ユダヤ教からキリスト教、イスラム教が分派してきたようなものだ。
 で、社会主義の中にも右派と左派がある。日本の右派社会主義は敗戦前は日帝と野合して反共ファシズム化し、戦後はCIAに金を貰って社会党を分裂させ統一教会と懇ろで自民への右ネジとなった民社党になり、さらには社会党を潰して民主党系になった。
 国外でも同様でこの記事にもあるようにドイツ社民党はその典型。元々、左翼理論では”労働者に祖国はない。万国の労働者は団結せよ”だから”帝国主義と戦争に反対””戦争は特権階級が儲けるための物。俺達には損なだけ(cfゲーリングの言葉)””戦争から内乱へ、内乱から革命へ”などと言うことになってる。第1次世界大戦の折、世界の社会主義者は戦争に反対しようとしたがドイツ社民党(今のSPD)他は賛成し、反対した左派と分裂した。敗戦後、SPDは政権を握ったが極右やナチ、財閥よりも左派、共産党の方が憎くてナチ政権への道を作り自滅した。第2次大戦後も無反省に反共政党を貫き、ナチの替わりに米国に媚びている。
 本来、左翼界には原理原則に忠実なほど偉いという風潮があった。上記などに加えて(1)帝国主義・植民地主義に反対(要するに米欧帝国主義とその特権階級の政策・既得権だな)(2)第3世界((1)の被害を受ける有色人種の国)との連帯といったたぐいだ。
 それから言えば、今次のウクライナにおける米欧系とロシアの戦争に対する態度と言うものは、本来おのずと決まると言うものだ。実際、第3世界に連帯していれば、米欧の言い掛かりとデマとジャイアニズムに与することはない。で、それは第1世界の人民の利益でさえある訳だ。68億の地球人の内、8割以上、56億人は米欧の描いた絵図を唾棄し、ロシア制裁に乗らなかった。ま、彼ら有色人種は米欧帝国主義に今も踏みつけにされているのだから、米欧の対ロ非難に対して””おまいう”としか思わないのは当然だろう。
 なお、”米欧のNATO東方拡大の口約束はなかった”論は間違いだね。
約束があったからこそ、ドイツ統一は進んだし冷戦も終結したし、欧米はNATO東方拡大に怯んだわけでしょ。安倍系の細谷雄一という御用学者がいるが、ツイッターで口約束なかった問題へのドイツ史研究者による批判を見つけ”陰でこそこそ言ってないで俺のゼミに来て堂々と言え”とイキったんよ。で、ドイツ史研究者は細谷ゼミの学生の前で細谷のフェイクな論に対して史実の絨毯爆撃で激ヅメし”口約束はありました”と認めさせたそうな。で、ドイツ史研究者曰く”国際政治学というのは、恣意的な持論のために「事実」をチェリーピッキングしてよい学問分野のようだ。歴史研究者には理解できないことだが”。
 なお、「口約束ではなく条約にしなかったのが悪かった」論に対して、チョムスキーは”それは間違ってます。そもそも米国は条約を守りませんよ(ニッコリ)”と言ってる。実際、今の米国による台湾問題だって、米中の条約などや国連決議などの国際法(中国と言えるのは中華人民共和国だけ。台湾島は中国の領土、「中華民国」は国家ではない)を米国が遵守していれば起きていない。南シナ海問題(南沙西沙)だってカイロ宣言〜サ条約、日華条約によって日帝領から中国領に返還したもので、日帝からの接収においては米軍が船を出してるし、50年代の米公文書にはすべて中国領とある。つまり、米国はご都合主義で条約を結びご都合主義で破るのだ。で、これを米欧日等は「ルールによる国際秩序」と呼んでるが、このRuleは「決まり」ではなく「支配」の方で米欧らが勝手に決めご都合で適用したりしなかったり変えるという代物だわな。ちなみに中露他の56億人はこれに対して「国際法による国際秩序」を対置してる。国際法は、メンバーで話し合ってそれで行きましょうと同意して作るもの。もし従えない部分があれば留保できる。極めて主権尊重で民主的なものだ。だが、米欧らの帝国主義国には当然そんなものは我慢できない。だから好き勝手出来る「Ruleによる国際秩序」をゴリ押ししているのだ。これなら、米欧らによる国連の授権や自衛権でさえないグレナダ、パナマ、ユーゴ、イラク、シリアなどの侵略はOKでロシアの集団的自衛権発動のウクライナ攻撃はダメと恣意的に線引きできる。
15. 2022年10月12日 14:01:20 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[398] 報告
>元々、左翼理論では”労働者に祖国はない。

その通りだ。

ちなみに、労働者に限られた話ではなく、大衆というものに祖国は無いという理屈でもあるのがマルクスレーニン主義。

国家というものは、支配階層の所有物であって、支配階層が大衆をコントロールする機構媒体が国家というのが、マルクスレーニン主義の基本だ。

このマルクスレーニン主義に、「いや!大衆にも祖国が有る!」との理念を掲げて対抗したのがムッソリーニである。

ファシスト党とは、ファシス(結束)をされる被媒体が国民、ファシス(結束)する概念を国家と定めた政治家というもの。

レーニンは、ムッソリーニを指して「真の社会主義者」と絶賛している。

レーニン自身は共産主義者であって、レーニンの社会主義は、共産主義への道の半ばとしての偽社会主義だから、最終的に国家主義でもある社会主義は、目的を達したら昇華滅失させるため、レーニンは、社会主義者の定義について、最初からファシズムを社会主義の定義として認知していたわけである。

ムッソリーニの言う状態を完成と認めたのは、スターリンであって社会主義とファシズムの間に、その差は見い出すことはできない。

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16. 2022年10月12日 14:05:31 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[399] 報告
>Ruleによる国際秩序」をゴリ押ししている

これは誤り。

自分でも言ってるように、ロシアはルールを守っていない。

ルールを守れば良いわけで、ルールを守らないからロシアは非難されているということでしかない。

そこで「ルールが悪い」と主張するなら、国連を脱退して、戦争でもなんでもすれば良い。

国連加盟国として国連ルールを守らないから、ロシアは犯罪国家というだけだ。

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17. 2022年10月12日 14:10:27 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[400] 報告
「ルールが悪いから、ルールを守らない」これがロシアの主張である。

そのルールの下の国際機関に、在籍する必要性はロシアには無い。

一方で、ロシアを国連から除名しないアメリカほか総会にも問題がある。

はっきり言って、この期に及んでロシアを国連除名措置としない総会とは、ただの職務怠慢でしかない。

ロシアは除名、全世界、ロシア核施設への非核兵器による一斉攻撃、国連とはそのための組織だ。

それをしないなら、国連は解散すべき。

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18. 2022年10月12日 15:56:00 : z5WGf2JlmM : aGpzL09UMHJDay4=[54] 報告

 安倍元首相の頭の中では、「日本人には祖国はない」のだろう。それはそれとして。

 日本国の高齢者の一部は反帝・反スタなる標語がこびりついており、ものを見、理解する能力は頗る低下し、主権なる概念を持たず、民族派の例えば一水会からも程遠い。

 この記事は、専ら地球上の北に住む、昔風に云えば、インテリゲンチャの言葉遊びの類、南に住む人々にとっては、奪う人々のシステム内での些細なコップの中でのことであろう。こころの冷たさが溢れている。

 奪う人の国家の中で生きざるを得ない者からすれば、住む国家が世界中で悪事を働くシステムに加担するのは、まっぴらごめん、てえことだ。

 

19. HIMAZIN[2600] SElNQVpJTg 2022年10月12日 18:10:17 : PP8Ji9JEVM : ank4Y1lXcTl4UlU=[392] 報告
記事で批判されている社会主義者と同じような振る舞いをしているのは誰か。
自分の胸に手を当てて考えてみましょう。
20. 2022年10月12日 18:17:20 : tQIpYLyhw6 : emJRMlVsM0tvbEU=[8] 報告
> 16 ルールを守れば良いわけで、ルールを守らないからロシアは非難されているということでしかない
> 17 そのルールの下の国際機関に、在籍する必要性はロシアには無い。

ロシアは除名、全世界、ロシア核施設への非核兵器による一斉攻撃、国連とはそのための組織だ

質問です。そのルールって、国連で多量破壊兵器があるって嘘ついて、主権国家への無差別爆撃して、民衆を何十万にも虐殺しても、おとがめなしってルール?

お詳しいみたいなので、コソボルールってご存知?
住民投票なしでも、分離独立宣言だけで独立できるんですよ。
分離独立宣言した地域に攻撃し、主権を主張する政府、その支配地域へのインフラ、住民への無差別爆撃もOKなのが国際ルールですよ。
国際司法裁判所でも、OK判断。

まさに、コソボルールだとロシアはコソボでの欧米の立場。
むしろ、国際ルールに従っているよね。

「全世界、ロシア核施設への非核兵器による一斉攻撃、国連とはそのための組織だ」が「国際ルール」の帰結なら、コソボでの欧米にだれが「一斉攻撃」するんかな?

21. HIMAZIN[2602] SElNQVpJTg 2022年10月12日 18:28:49 : PP8Ji9JEVM : ank4Y1lXcTl4UlU=[394] 報告
>>16
>>17

>Q1U4b2xKUlpKWHc=

本記事の「国際法?」以下をよく読みましょう。

22. 2022年10月12日 19:49:33 : EedST0cS7k : b3VURVMyZ2pCUk0=[3] 報告
まあ日本でもロシア支持してんのは維新の会だけだし。

ロシアとはキチガイ右翼で決定でしょう。

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23. 2022年10月12日 22:27:58 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[401] 報告
いくら読んでも、事実認識があまりにも荒唐無稽すぎて、作り話としか見えないだろう。

この筆者を含め、プーチンの話を真に受けて発信する投稿者は、地球に住んでいたことを疑うレベルだ。

プーチンの言ってることは、地球という惑星で起こった事実は無い。

まあ信じたいものを信じるのは勝手だが、それで戦争を始めるのは有り得ない暴挙。

まあ、この戦争はバイデンが望んで、バイデンのお望みにプーチンが答えているので、二人は共犯だけどな。

[スレ主【HIMAZIN】による初期非表示理由]:アラシかも(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)

24. HIMAZIN[2605] SElNQVpJTg 2022年10月12日 22:55:54 : PP8Ji9JEVM : ank4Y1lXcTl4UlU=[397] 報告
>>23

>Q1U4b2xKUlpKWHc=

>いくら読んでも、事実認識があまりにも荒唐無稽すぎて、作り話としか見えないだろう。

ならば本投稿にコメントする意義は無いということですね。

>この筆者を含め、プーチンの話を真に受けて発信する投稿者は、地球に住んでいたことを疑うレベルだ。

お前さんとまるで会話が通じないということはよくわかりました。
宇宙人とはやり取り出来ないので、コメントはすべて非表示とさせていただきます。

25. Silverfox[276] U2lsdmVyZm94 2022年10月12日 23:10:19 : eYoQjZHgzY : NDMyeEo5RG5EM1U=[61] 報告
>>13

日本には、個人ではそのような左翼がいるでしょうが、政治勢力としてはないでしょう。

26. Silverfox[277] U2lsdmVyZm94 2022年10月13日 01:47:13 : eYoQjZHgzY : NDMyeEo5RG5EM1U=[62] 報告
>>24

HIMAZINさん。

前にも書きましたが、Q1U4b2xKUlpKWHc= はワクチンについて荒唐無稽なことを書いております。

知的レベルが低いので、全て非表示が妥当でしょう。

27. 2022年10月13日 15:19:36 : OMTFctIzfc : dHh5eG44c0haaVk=[5] 報告
欧米であれ日本であれ、労働基準法、労働組合がある。それこそ生活保護制度もある。これらが必要だとの考え方はすべて社会主義から生まれたものだ。

ある意味、全員が大なり小なり全員が社会主義者だよ。それは程度問題だ。

ロシアでマルクスの思想を掲げる革命が起こった。戦争の相手ドイツでも兵隊がキール軍港でゼネストを始めその思想は各国に飛び火しかかった。資本の論理だけでは体制は持たないとなり、資本主義国にも、労働組合、社会保障、年金制度、健康保険制度が必要となった。

それを忘れ今また欲深い一部の人は、資本の論理が全てだ、経営者は首きりの自由が必要だと叫び、多くの国民は貧困に叩き込まれ格差が拡大した。今非正規労働者は増えアルバイトで生計を立てる人も多くなった。一部の人間だけが儲けるクソのような世の中になっている。

28. 2022年10月13日 15:39:57 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[337] 報告
【速報】国連総会 ロシアのウクライナ4州併合を無効とする決議を143カ国の賛成で採択
[2022/10/13 06:45]

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29. 2022年10月13日 16:16:57 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[338] 報告
>>27
労働組合が社会主義という起源は、ロバートオーエンという今で謂う新自由主義が、「資本は労働者を保護せねばならない」という、資本の自発的善意によって育まれるものとしたものだ。

オーエンのsocial主権は、マルクスらによって、空想社会主義というカテゴリに追いやられ、日本における一般的な社会主義とは異なる定義となった。

オーエン以前の労働組合は、資本vs労働者の対峙という関係は無く、いわゆる同業者組合(日本語だと[縦割り行政])という区分に含まれ、同業者による資本化という、同業者組合こそがマルクスに解体を叫ばせた資本そのものの色合いが顕著である。

同業者組合を縦ではなく横に切ったもの。

それが資本と労働の分離であって、socialismのsocial(上位者)とは、資本のことだ。

オーエンは、社会主義の定義として、「主権者である資本social上位主権者が、労働者のため、必要なものを与えてあげる」という資本を善人・善意の人と定義して、言葉social(上位者)主権を提唱している。

マルクスは、オーエンの社会主義を空想であると切って捨てた。

マルクスがsocial(上位者)として定義した者は、オーエンが定義した資本の下、Proletarier賃金労働者であり、下位者の零細労働者はマルクスの言う社会主義において、その主権は無いとした。

日本人が社会主義と発する場合、オーエンの定義のsocialは含まれない。

オーエンのsocial主権は自由主義の亜種なのだが、予め零細労働者に自発的に資本が主権を解放すると云う意味であり、ここから、結果の平等=アナーキズム=左派リバタリアン=現在の呼称・新自由主義となる。

日本での社会主義とは、労働組合という労働者中の指導者=Proletariatがsocial(上位者)として下位者・零細労働者を支配している(連合や旧総評)を意味する場合がほとんどである。




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30. 2022年10月13日 16:23:48 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[339] 報告
つい寄り道したわ。。。

ウクライナ軍、南部で新たに5集落解放…ロシア軍は9万人超が戦闘不能か
2022/10/13 12:27
 【リビウ(ウクライナ西部)=川上大介】ウクライナ南部ヘルソン州の知事は12日、ウクライナ軍がロシア軍から新たに5集落を解放したことをSNSで明らかにした。露軍が全国規模で展開したミサイル攻撃に対し、ウクライナ軍は反転攻勢を継続する姿勢を鮮明にした。

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31. 2022年10月13日 16:29:41 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[340] 報告
[ブリュッセル 12日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)高官は12日、ロシアが核兵器を使用すれば、ほぼ確実にウクライナの同盟国、およびNATO加盟国の「物理的な対応」が引き起こされるとの見方を示した。

NATOは12─13日に国防相理事会を開催。13日には核計画に関するグループの非公開会合も開かれる。

同高官は匿名を条件に、ロシアが核兵器を使用すれば「ほぼ確実に多くの同盟国のほか、潜在的にはNATO自体の物理的な対応が引き起こされる」とし、ロシアは「過去に例のない結果」に直面すると指摘。それでもロシアは、NATO加盟国などがウクライナに対する戦争に直接参戦するのを阻止するために、核の脅威を利用しているように見えると述べた。

米国のオースティン国防長官はこの日、NATO本部で記者団に対し、ロシアのプーチン大統領による核兵器使用の可能性を示唆する動きを米国は監視しているが、現時点ではいかなる兆候も見られていないと述べた。

NATOのストルテンベルグ事務総長は前日、NATOは来週に計画されている核抑止に関する軍事演習を実施すると発表。演習は以前から計画されていた通常のもので、中止すればロシアに「誤ったシグナル」を送ることになると述べた。


どうやら、NATOはロシアが核攻撃した場合、核の応射を決定したようだ。

NATOでのロシアの味方は、ロシアは核を使わないはずと発表したバイデン政権だけのようだ。

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32. 2022年10月13日 16:36:50 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[341] 報告
[ロンドン 12日 ロイター] - ベラルーシで今週相次いだ軍事行動はロシアによるウクライナでの戦争にベラルーシが参戦する可能性を示しているとして、ウクライナと西側諸国が警戒している。

ベラルーシのルカシェンコ大統領は10日、ウクライナ政府や西側のウクライナ支援国からのベラルーシに対する明確な脅威に対抗するため、同国軍をロシア軍と共にウクライナ周辺に配置するよう命令。11日にはウクライナとの国境から20キロしか離れていないイェルスク付近で「妨害工作グループ」を排除するための軍事演習が実施された。

ウクライナのゼレンスキー大統領は主要7カ国(G7)に対し、国境付近に国際監視団を配備するよう要請。

一方、フランスはベラルーシに対し、ウクライナへの関与を深めれば西側諸国からの制裁が強化される可能性があると警告した。


ロシア戦略は、現在ウクライナを空爆している主力はイラン製供給兵器であり、兵員のベラルーシ参戦要求など見る限り、もうロシア軍に戦力は残っていないのではないか?



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33. 2022年10月13日 16:39:50 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[330] 報告
10月13日、ロシア連邦安全保障会議のアレクサンドル・ベネディクトフ副書記は、国営タス通信とのインタビューで、ウクライナのNATO加盟が第3次世界大戦を引き起こす可能性があると述べた。

[13日 ロイター] - ロシア連邦安全保障会議のアレクサンドル・ベネディクトフ副書記は13日、国営タス通信とのインタビューで、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟が第3次世界大戦を引き起こす可能性があると述べた。

「ウクライナはこのような措置が間違いなく第3次世界大戦に至ることを意味すると十分認識している」と指摘。また、ウクライナ支援により西側諸国は「紛争の直接の当事者」になっているとするロシアの見解を繰り返した。

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34. 2022年10月13日 16:45:07 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[331] 報告
仏大統領、ウクライナ対空防衛支援を一転表明 数週間内に
ロイター編集

ウクライナの都市を標的に一連の攻撃が行われたことから、同国は防空システムなどの追加提供を求めているが、フランスはこれまで同システム提供に消極的だった。

マクロン氏は「爆撃は地上、海上、上空、ドローンから必需のインフラや市民に対して行われる新たな段階に入った」と指摘。「(ウクライナを)ドローンやミサイルによる攻撃から防衛するため」、数週間以内にレーダーおよび防空ミサイルを提供すると説明した。

フランスはこれまでに携行型の地対空ミサイル「ミストラル」をウクライナに提供。消息筋は、今回は低空飛行ミサイルなどを迎撃する短距離対空ミサイル「クロタル」を提供するだろうと述べた。

クロタルNG対空ミサイル・システム

1985年には、アメリカ陸軍の「FAADS」(Forward Area Air-Defense System:前線防空システム)計画に応募するために、発展型の「クロタルNG」(Nouvelle Génération:新世代)の開発が開始された。
プロトタイプ・システムは1988年に完成し、1989年から試験生産が開始された。
名前こそ「クロタル」のままだが、誘導方式はもちろんのこと射程や飛翔速度など大きく向上が図られており、さらにはシステム自体も小型化されて、装備ミサイル数も4発から8発に増える等全くの別物といえる。

ミサイルは新開発の「VT-1」と呼ばれるタイプを使用しており、最大飛翔速度マッハ3.6、有効射程500〜11,000m、有効射高15〜6,000mとなっている。
クロタルNGは1988年にフィンランド軍に採用され、フィンランド国産のXA-180装輪式装甲車に搭載された。
その他オランダ、フランス、タイ、シンガポール、ギリシャ空軍が基地防衛用に採用している。


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35. 2022年10月13日 16:48:11 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[332] 報告
これによってウクライナは、通常兵器での、ロシア核ミサイル発射基地への攻撃が可能になる。

ウクライナは核兵器を持っていないため、通常ミサイルによる攻撃になる。

万一、着弾先で核爆発が起こった場合、ロシアは核攻撃の準備をしていた事が証明される。

[スレ主【HIMAZIN】による初期非表示理由]:アラシかも(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)

36. 2022年10月13日 16:56:42 : SVROCFUbtY : Q1U4b2xKUlpKWHc=[333] 報告
ロシア軍の損害「9万人以上」 内部情報、異例の報道

ロシア連邦保安局(FSB)本部=3月16日、モスクワ(AFP時事)

ロシア軍の人的損害について、独立系メディア「バージニエ・イストーリー」は12日、戦死傷者と行方不明者で計9万人以上に上っているとみられると伝えた。ロシア連邦保安局(FSB)など情報機関の現役将校とOBの話としている。欧米当局はおおむね同等の推計を示していたが、ロシアの内部情報が明るみに出るのは極めて異例。

昨日、ショイグ国防相はロシアの累積死亡者数を6000人弱と公表したが、僅か1日で、その15倍の死者を出している事がロシア連邦保安局より漏れ出、ショイグ国防相のロシア国内への発表が偽りと.....

[スレ主【HIMAZIN】による初期非表示理由]:アラシかも(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)

37. 2022年10月23日 01:11:03 : 51pWnOSzaI : VW12U2VkalNldFE=[2] 報告
>>9

アメリカの大学で外交文書のコピーが保管されていて、NATO不拡大の「約束」の記録も残っている。

細谷雄一は間違いを認めている。

38. 2022年10月23日 01:12:07 : 51pWnOSzaI : VW12U2VkalNldFE=[3] 報告
>>23

西側メディア報道を真に受けているおバカさんだね〜

39. 2022年10月23日 01:14:58 : 51pWnOSzaI : VW12U2VkalNldFE=[4] 報告
>>13

高齢の左翼系学者にはそれなりにいますが、
若手はだめだねえ。
右や保守の方がまだまともな人が多い。

ここ数十年で左翼はすっかりポリコレ化してしまって、
本文にある「帝国主義」に関する学びをせず国際的な政治・経済・軍事について
の知識習得をおろそかにしてきたからでしょう。

40. 2022年10月23日 01:16:25 : 51pWnOSzaI : VW12U2VkalNldFE=[5] 報告
> 16 ルールを守れば良いわけで、ルールを守らないからロシアは非難されているということでしかない
> 17 そのルールの下の国際機関に、在籍する必要性はロシアには無い。

ならば真っ先にアメリカが国際機関から出るべきですね。

41. 2022年10月23日 01:17:59 : 51pWnOSzaI : VW12U2VkalNldFE=[6] 報告
>>11
>社会主義は、単に「社会主義」と発した場合は「国家主義+社会主義」を指すはずなので、社会主義=反グローバリズム+社会主義のことだと思う。

指さない。
君の勝手な想像。
社会主義の概念をちゃんと勉強して。

42. 2022年10月23日 01:19:37 : 51pWnOSzaI : VW12U2VkalNldFE=[7] 報告
>ロシアは除名、全世界、ロシア核施設への非核兵器による一斉攻撃、国連とはそのための組織だ

核施設への攻撃は、たとえ比較兵器によって行われるとしても、核攻撃と同等なんだが。

43. 2022年10月23日 01:21:06 : 51pWnOSzaI : VW12U2VkalNldFE=[8] 報告
>>11
>コミンテルンも、世界同時革命と言っていた時代は共産主義と言い続けて、その共産主義の前段階が社会主義、その「一国社会主義」という表現で、国々で社会主義が完成時点をゴールと判断するとスターリンが綱領変更し、そこを分岐点に、社会党と共産党が有るわけだから、+国家主義があるものが社会主義で、+国家主義が無いものが共産主義で概ね間違いない筈だ。


それはスターリン主義の解釈

44. 2022年10月23日 01:30:20 : 51pWnOSzaI : VW12U2VkalNldFE=[9] 報告
>>14

わかりやすい解説だ

45. 2023年5月21日 10:57:36 : 4E8maASIvU : bDg2NGUyOGtzalU=[1] 報告
>>13

最近の中核派はあまり反ロシア・親ウクライナ一辺倒ではない。

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