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ワシントン・ポスト:ウクライナのヘルソン攻撃は武器不足のため再び延期(Voennoe Obozrenie / Military Review)
https://topwar.ru/200261-washington-post-nastuplenie-ukrainy-na-herson-snova-otmenjaetsja-u-vsu-dlja-jetogo-ne-hvataet-vooruzhenij.html
2022年8月13日
アメリカの新聞ワシントン・ポストは、ウクライナの情報機関の匿名の情報として、キエフが繰り返し言っているヘルソンへの攻撃が再び延期されたことを伝えた。ウクライナ軍は、少なくとも前線のこの箇所でロシア軍を倒すのに十分な武器を持っていないということである。
“目的を達成することはまだ可能であるが、それは、ロシアと対等の力で対抗するのではなく、洗練された戦略をとることによって行われる。”
―インタビューに応じた匿名の諜報員は、状況についていささか気取ったコメントをした。
別の軍事専門家、分析企業 Silverado Policy Accelerator のドミトリー・アルペロヴィッチはこの極めて知的なウクライナの戦略の本質をワシントン・ポストに説明した。彼の意見では、ウクライナ軍は何も攻撃する必要はない。すべてなるようになるのだ。この真に“偉大な”軍事アナリストは、クリミア半島の空軍基地への最近の攻撃やドニエプル西岸のロシア軍の補給ルートへの攻撃のために、ロシア軍は早晩ヘルソンから撤退すると考えている。
ワシントン・ポストはまた、ウクライナ国防相ユーリー・サクの顧問の言葉を引用した。これは匿名の諜報員の漠然とした話よりは具体的であったが、いつもの反ロシア的な物言いを隠すことができなかった:
“ウクライナは、ロシアのような愚かなことを決してしないであろうし、彼らの指導者の野心を満たすために大砲の餌のように人々を戦闘に放り込むようなことはしないだろう。問題は犠牲を厭わないかどうかだ。”
なんという皮肉であろうか。キエフ政権が毎日ドンバス戦線の炉にどれほどの“大砲の餌”を投げ込んでいるかサクは知らないのだろうか。それとも、犠牲は問題ではないと思っているのだろうか。
今回はアメリカのジャーナリストたちに敬意を表するべきだろう。彼らは軍事エキスパートの勝ち誇ったレポートやウクライナの専門家の“約束”を引用するだけでなく、ヘルソン方面の状況をより客観的に評価しようとしている。ウクライナ軍はこの地域では砲兵と装甲車でかなりロシア軍に劣っており、攻撃はもとより本格的な防衛を組織するのにも十分ではないと書いている。
さらに、ウクライナの兵士たちは、前線の反対側に援軍が到着したと報告している。ウクライナの軍人は記者団に、先週だけで約3000人のロシアの軍人がヘルソン州に到着し、その結果、ドニエプル西岸のロシア軍の数は少なくとも15000人に達したと語った。同時に、Conflic Intelligence Team(訳注:ナワリヌィに近いルスラン・レヴィエフが運営する、ロシア軍関係の“情報”を西側メディアに伝えている会社。特殊作戦開始後、グルジアに移転。)のより客観的な専門家であるキリル・ミハイロフによれば、ウクライナ軍の損失部分の補充のほとんどは、水陸両用部隊からの軍人であるという。
そのようなわけで、アメリカのジャーナリストの調査を要約すると、ヘルソン方面、それも西方面で攻撃がある可能性が最も高いと考えることができる。そしてキエフでは再び、小賢しい戦略のいくつかを思い付いたり、ウクライナ軍がなぜこの方面で再び後退したのかを考えたりするだろう。たいがいの場合、西側が必要な量の武器を供給しなかったと言って責任を負わされることになるだろう。
アレクサンドル・グリゴリエフ
写真:https://www.flickr.com/photos/ministryofdefenceua/26797805236
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