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尖閣有事を煽る大手メディア…「中国船の領海侵入が尖閣国有後、最長に」報道の眉ツバ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/321069
2023/04/05 日刊ゲンダイ
波静か(沖縄県・尖閣諸島)/(C)共同通信社
中国船の領海侵入が尖閣国有後、最長に──。4月2日から3日にかけて、新聞やテレビでこんなニュースが報じられた。
第11管区海上保安本部(沖縄県那覇市)の発表によれば、沖縄県の尖閣諸島周辺で、先月30日から日本の領海内に侵入していた中国海警局の船3隻が、2日の午後8時ごろに領海外側に出た。侵入時間は80時間36分となり、2012年の尖閣国有化以降で最長となったという。
尖閣海域での中国船の領海侵入はいつものこととはいえ、「最長」と聞くと誰もが不安になる。岸田首相は「わが国を取り巻く安全保障環境は急速に厳しさを増している」と繰り返す。「台湾有事」どころか「尖閣有事」が現実になるのではないかと思ってしまうが、ちょっと待って欲しい。実は、このニュースを発表した第11管区海上保安本部の本部長は、先月30日、そんな不安を打ち消す発言をしているのだ。沖縄の地元紙2紙が伝えている。
■海保本部長は「エスカレートしていない」
3月末付で離任した一條正浩本部長の記者会見でのこと。在任期間中の尖閣周辺の情勢についてこう述べた。
「現場の肌感覚としてエスカレートしていると感じる現象はなかった」
中国海警局の船が、接続水域内に滞在する日数や領海侵入時間が長くなっていることについても、「相手の動きは天候や日本漁船の動きに左右される要素が非常に強い。単独の意思ではないと思う」と答えたという。
なぜ中央の大メディアはこの発言を報じないのか? 「エスカレートしていない」と知れば、安心する国民は少なくないだろう。
日刊ゲンダイのインタビュー(21年7月)で、「尖閣は緊張していない」「領海侵入は定例化、儀礼化」と断言していた沖縄大学地域研究所特別研究員の泉川友樹氏が言う。
「ようやく海保が認めてくれたというのが正直なところです。燃料高騰の折、石垣島から170キロと遠く、経済合理性のない尖閣に普通の日本漁船は行きません。政治目的を持った漁船がいるから中国海警局も同時間滞在しているのです」
尖閣有事を煽るのは、軍拡路線の岸田政権に同調する大メディアではないのか。
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