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岸田首相「花粉症対策に取り組む」の今さら…またも“ヤルヤル詐欺”で終わりそうな根拠
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/320988
2023/04/03 日刊ゲンダイ
いつものように“ヤルヤル詐欺”で終わるのか…(岸田文雄首相)(C)日刊ゲンダイ
「もはや我が国の社会問題といっていいような問題であると認識をしています。政府においても、関係閣僚会議、これを開催し、そして情報共有、そして効果的な対策の組み合わせ、こういったものに取り組んでいます。ぜひ結果を出したいと思います」
3日の参議院決算委員会で、省庁横断で花粉症対策に取り組む考えを示した岸田文雄首相(65)。ネット上では、<いよいよか。待ってました><今度こそ結果を出してくれよ岸田さん>などと評価する声があるのだが、いやいやちょっと待ってほしい。
「花粉症対策に取り組んでほしい」「省庁横断で取り組みます」といった、この手のやり取りは、自民党政権下の過去の国会質疑でも幾度となく繰り返された光景だ。
30年経っても効果的な具体策を打ち出せず…
例えば2013年5月の参議院農林水産委員会で、林芳正農水相(当時)は花粉症対策への取り組みについて問われた際、「厚労省、環境省、それから文科省、それから気象庁ですね、ここの関係5省庁で花粉症に関する関係省庁の担当者連絡会議、これを設置しております」と答弁。さらに林氏は15年3月の参議院予算委員会でも、やはり花粉症対策の必要性に言及している。
「農林水産省におきましては、花粉症に関する関係省庁の担当者連絡会、これは実は平成2年から始めておりますが、この下で関係省庁と連携しながら花粉発生源対策を重点的に推進しております。具体的に申し上げますと、平成29年度における花粉症対策苗木の供給量1千万本、これを目標にいたしまして、花粉症対策品種の開発、また苗木の生産体制の強化、それから林業経営が可能な場所における花粉症対策苗木による植え替え、それから条件不利地等における広葉樹、これを導入するということで花粉の少ない森林へ転換する、こういう対策を推進しておるところでございます(略)今後とも、関係省庁と連携をしながら花粉症発生源対策をしっかりと推進してまいりたいと思います」
つまり、政府は少なくとも1990年代から省庁横断で花粉症対策を進めてきたはず。30年経ってもいまだに効果的な具体策が何も打ち出せていないのに、今さら、あらためて関係閣僚会議や情報共有もないだろう。SNS上で、<この時期になると、なぜか国会では花粉症対策の話になるよね><もう何年対策を話し合っているの?>といった声が出ているのも無理はない。
ちなみに自民党は1995年6月に「自由民主党花粉症等アレルギー症対策議員連盟」(通称・ハクション議連)を立ち上げ、「国民病とも呼ぶべき実態にあることを再認識した」「日本政府としての総合戦略を打ち出す機関として、内閣の中に『アレルギー克服総合戦略会議(仮称)』を設置するべき」などとしていたが、やっぱり、何ら進展はみられない。
花粉症対策も他の政策と同様、岸田首相の「ヤルヤル詐欺」で終わるのではないか。
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