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高市早苗氏「質問するな」発言ようやく撤回…国会質疑での醜態が安倍元首相とダブる皮肉
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/320368
2023/03/20 日刊ゲンダイ
謝罪と撤回のお手本は安倍元首相?(高市早苗経済安保担当相)/(C)日刊ゲンダイ
20日に一般質疑が行われた参院予算委員会。末松信介予算委員長(自民)は冒頭、15日に高市早苗経済安全保障担当相が放送法の政治的公平性をめぐる質疑で、「私が信用できないなら、もう質問しないでほしい」と答弁したことに関し、「誠に遺憾で、この場で注意する」と発言。これを受け、高市氏は「重く受け止める」「答弁拒否と受け止められることは本意ではない」などと釈明したものの、野党が求めていた謝罪や発言の撤回には応じず、午前の委員会は一時中断(休憩)となった。
「『質問しないでほしい』という表現は全く適切でない。閣僚が国会議員の質問する権利について、やゆしたり、否定したりするのは大きな間違いだ(略)ぜひ省いてもらいたい」
末松委員長はこう踏み込み、発言の撤回を要請したものの、高市氏はまるで意に介さず、「今後も真摯に答弁を続けたい」と繰り返すばかり。結局、午後の予算委員会の冒頭、高市氏は「(末松委員長からの注意を)重く受け止め、(発言を)撤回させていただきたい」と答えた。
■安倍元首相も度々、国会発言の謝罪と撤回を要求されていた
「親が親なら子も子」「蛙の子は蛙」なのか、高市氏の後ろ盾と言われた安倍晋三元首相も、過去の国会質疑中の発言について度々、高市氏のように謝罪と撤回を要求されていた。
2020年2月の衆院予算委員会。立憲民主党の辻元清美議員が「鯛は頭から腐る。頭を替えるしかない」と批判して質問を終えると、安倍氏が閣僚席から「意味のない質問だよ」と怒声を上げたことから議場は紛糾。野党は安倍氏の謝罪と発言撤回を求めたものの応じず、この日の予算委は流会となった。
安倍氏はその後、「辻元議員に対し、質疑終了後、不規則な発言をしたことをお詫びします。今後閣僚席からの不規則発言は厳に慎むよう総理大臣として身を処してまいります」と謝罪する展開となったのだが、2015年5月の衆院特別委員会でも、安倍氏は辻元議員に対して「早く質問しろよ」とヤジを飛ばして問題に。この時も後日、浜田靖一委員長(当時)から「出席大臣は、法案を提出し審議をお願いしている立場に鑑み、不必要な発言は厳に慎むようお願いします」と注意を受け、「委員長のご指摘、ご指示も頂きまして、私の発言に関して重ねてお詫びを申し上げるとともに、ご指示を踏まえて真摯に対応してまいります」などと謝罪している。
「閣僚が国会議員の質問する権利について、やゆしたり、否定したりするのは大きな間違い」。末松委員長の言葉をあらためて安倍氏に聞かせたいが、高市氏にはそんな“師匠”の姿がタブって見えてしまう。
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【厳重注意】高市大臣が「質問しないで」答弁を撤回 委員長が異例の厳重注意「敬愛の精神忘れている」
2023/03/20 TBS NEWS DIG Powered by JNN
参議院の予算委員会で、高市経済安保担当大臣は、放送法の解釈をめぐる審議の中で「私を信用できないなら質問をしないでください」などと述べた答弁を撤回しました。
高市早苗経済安保担当大臣
「『敬愛の精神が必要』という末松委員長からのご注意を重く受け止め、『私が信用できない、答弁が信用できないんだったらもう質問はなさらないでください』という答弁についてのみは撤回をさせていただきます」
高市大臣の答弁をめぐっては、末松予算委員長がきょう午前、「適切な表現ではない。敬愛の精神というのを忘れている言葉だ」などと、異例の調子で厳重注意しました。
高市大臣は「重く受け止めさせていただきます」と述べたものの、謝罪や撤回には応じなかったため、野党側が反発し、一時審議が中断していました。
また、きょうの予算委員会で、総務省は高市大臣が「ねつ造」だとしていた「大臣レク」の文書について、作成者や同席者のいずれも「ねつ造との認識はなかった」と話していると明らかにしました。一方で、大臣レクの存在については記憶にないとの証言もあり、「正確性については確認できない」ともしています。
#高市大臣 #高市早苗 #答弁 #予算委
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