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高市早苗氏に22年越しブーメラン…“ムネオ疑惑”の際「積極的に証人喚問を」提言の過去
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/320243
2023/03/18 日刊ゲンダイ
目くじらを立てる前に(高市早苗経済安保担当相)/(C)日刊ゲンダイ
「自民党側から進んで証人喚問の日程決めを申し出て、真実を早急に明らかにされてはいかがでしょうか」──。やはり、記録は残しておくべきだ。発言の主は高市経済安保相。彼女が今もHPに公開している自身のコラム「永田町日記」の一節から引用したものである。
さかのぼること、2002年3月6日。高市氏は〈積極的な疑惑解明と改革が必要〉と題したコラムを掲載した。当時は小泉政権下で、国会はいわゆる「ムネオ疑惑」一色。外務省の北方四島支援事業に絡んだ一連の疑惑を巡り、野党は鈴木宗男衆院議員(当時)の証人喚問を強く要求していた。
今と違って当時の野党は徹底対決路線。予算案の衆院通過を“人質”に取って喚問に応じない限り、国会審議を全面拒否する強硬策に出た。その方針を与党側に伝えた同年2月28日。当時、当選3回の高市氏は所属していた清和会総会で〈思い切って発言を求めて手を挙げました〉とコラムには記してある。
それによると、冒頭の進言を党執行部に申し入れるよう求め、「鈴木代議士が無実だというなら、ご本人にとっても堂々と身の潔白を明らかにされる機会にもなるでしょう」と訴えた。翻って21年後。過去の言葉が今の自分に突き刺さる。
総務省の行政文書問題で高市氏は連日、15年2月13日付の「高市大臣レク結果(政治的公平について)」の内容を「捏造」と言い張り、国会は紛糾の連続。「言った言わない」の水掛け論に決着をつけたいのであれば昔の自分を思い出すがいい。野党の要求通り文書に名前の出てくる当時の総務省幹部らの喚問に積極的に応じるよう与党に進言すべきだろう。
「日記」に残るエラソーな提言の数々
しかも、行政文書に苦しむ立場は当時の宗男氏そっくり。「ムネオハウス」など疑惑の大半が外務省から流出した「内部文書」に端を発していた。高市氏もコラムで〈今回の件は外務省から流出した疑惑です〉と強調。〈理不尽な事を言ってくる与党議員にも役所は対応せざるを得ない空気があったに(ママ)も事実です〉と認めていた。
その上で高市氏は〈自ら作った法を侵す可能性のある言動は慎むべき〉と議員に説き、行政側には〈議員が間違った事を言った折には、基準を示して毅然と断るべき〉と注文をつけた。ヤクザ補佐官が「けしからん番組は取り締まる」と総務省に迫った今回の問題にも、ピッタリの言葉である。
あの時の「改革」への思いは消えたのか。高市氏には過去の自分と真摯に向き合って欲しい。
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