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マイナンバーカードの意外なデメリット!作らない理由に納得しかない
お金こまち 2021/11/16配信
https://okanekomachi.com/mynumber/m-demerit/
話題になることが増えてきたマイナンバーカード。「そろそろ作った方がいいのかな?」と興味を持っている人も多いと思います。
身分証明書として使えたり、オンラインでできる手続きが増えたり、最近ではマイナポイントがもらえたりと保有するメリットも増えました。
そこで気になるのがマイナンバーカードを作るときのデメリットやリスクです。
個人情報が丸裸にされそうで怖い…なんて話を聞くけれど、実際のところどうなんでしょうか?マイナンバーカードを持っていない人の「作らない理由」って何なんでしょうか?
ここでは、マイナンバーカードのメリットデメリットのうち、知っておいて損はないデメリットの部分についてお伝えします。
マイナンバーカードのデメリットは2種類ある
マイナンバーカードのデメリットというと、個人情報が…というリスクについて耳にするんじゃないでしょうか。
確かにそういったリスクもありますが、それは個人番号(マイナンバー)自体のデメリットです。すでに制度がスタートしている今、とやかく言うのは時すでに遅し…
じゃあ「マイナンバーカード」特有のデメリットには、どんなものがあるんでしょうか?
私が実際にマイナンバーカードを作ってみて感じたのは、保有することのリスク以外にも、作るまでのデメリットが多すぎるってことでした。
つまり、マイナンバーカードのデメリットは大きく2種類に分けられます。
1.発行手続きのデメリット
2.保有するデリット
それぞれ、何がデメリットになっているのか紹介していきますね。
(1)発行手続きのデメリット
12桁のマイナンバー(個人番号)は、私たちに自動的に付与されます。それを顔写真付きのマイナンバーカードにするためには、自分から申請をしなければいけません。
申請から発行までに1ヶ月以上かかる
写真は自分で用意する
受け取りは窓口のみ
有効期限がある
(2)保有するデメリット
紛失時のリスクが大きい
マイナンバーカードは、身分証明書として使えるようになっていますが、個人情報が多く記載されているので紛失したときのリスクは高いと言えます。
ただ、現時点ではマイナンバーカード単体で分かることというのは少ないので、紛失リスクは運転免許証と同じくらいのイメージです。
しかし、今後マイナンバーが様々なサービスと紐づけされていることを考えると、紛失リスクはどんどん大きくなっていきますよね。
そもそも必要な場面が少ない
これは、マイナンバーカードのこれからの課題ですね。
せっかく手間と時間をかけてマイナンバーカードを作っても、使う場面が少なければ「作る意味ってあるの?」と感じてしまいます。
2020年は、特別定額給付金の申請やマイナポイントなど必要になる場面もありましたが、それっきり…となる人も多そうです。
ICカードリーダーや対応スマホが必要
マイナンバーカードがあれば、マイナポータルやe-Taxなどのオンライン手続きができるようになります。
しかし、このオンライン手続きをするためには、マイナンバーカードを読み取るための「ICカードリーダー」か「対応するスマートフォン」が必要です。
しかも、対応するスマートフォンの機種はまだまだ少ないのが現状です。
ICカードリーダーは、だいたい2000円〜3000円くらいの値段で決して安くありません。
紛失時の再発行がめんどくさい
マイナンバーカードを失くしたときと再発行の手続きが、そこそこ面倒くさいです。
紛失届&再発行は、原則、窓口での手続きになるからです。しかも、マイナンバーカードの再発行は有料になります(自治体によりますが、1000円くらいかかります)。
パスワードが多く管理が大変
マイナンバーカードを使ってオンラインの手続きをするときには、発行時に設定をしたパスワード(暗証番号)が必要になります。
このパスワードが4種類と、謎に多い!
んで4種類も必要なのか、よく分かりませんが…。
どんなパスワードにするか考えるのも大変ですし、忘れないように管理しておくのも大変です。
で、このパスワードは忘れてしまうともっと面倒くさいことになります。
パスワードを忘れたら窓口で手続きが必要
パスワードを忘れてしまった場合、わざわざ窓口へ足を運んで確認しなければいけません。
インターネット上でサクッと確認できないんですよ。厳重に管理してくれるのはありがたいけれど、万が一忘れてしまったときは面倒です。
さらに、マイナンバーカードを使って手続きをするときにログイン画面で暗証番号を3回連続で間違えた場合、ロックがかかってしまいます。(署名用の暗証番号は、5回連続で間違えるとロックがかかります)
このパスワードのロック解除のためにも、窓口へ足を運ぶ必要があります。
個人情報の漏洩
マイナンバー制度がスタートしたときから言われていることですが、個人の情報を12桁の番号に集約していくのは、個人情報の漏洩のリスクがかなり高いですよね。
これについては、多くの人が個人情報は「一元管理」されていると思っていますが、そうではありません。
日本のマイナンバー制度では、それぞれの機関がそれぞれの個人情報を管理していて、必要なときに情報を連携させる「分散管理」が採用されているんです。
つまり、たとえマイナンバーが情報漏洩してしまったとしても、その被害は限定的になります。
とはいえ、個人情報漏洩のリスクがあることに変わりはありません。
私たちにできるのは、マイナンバー(個人番号)が知られないように、カードを失くさないよう注意したり、むやみに書類に書いたりしないことでしょうか…。
プライバシーの侵害
2021年からマイナンバーカードが健康保険証の代わりに使えるようになるのですが、このように、マイナンバーは様々な情報と紐づいていく予定です。
そうすることで、実務的にはとても便利になります。
例えば、今は引っ越しをしたときに、区役所に行ったり免許証や銀行口座の住所変更手続きをしたりと面倒ですよね。これが、1箇所で手続きをするだけで完結するようになったり。
一方で、銀行口座や税金の支払い状況など、なんでもかんでも番号一つで分かるようになるのことに不安を感じ、「国や自治体に個人情報を把握されるのでは?」「プライバシーの侵害につながるのでは?」という声も出ています。
マイナンバーカードのデメリット 銀行口座について
マイナンバーカードを作らない理由として、銀行口座や残高を把握されるのが嫌だと感じる人がいるようです。
確かに、銀行口座を新しく開設するときには、マイナンバーを提出するよう求められますからね。
が、現時点では、必須ではなく任意。マイナンバーと銀行口座は、必ずしもすべてが紐づけられるわけではありません。
けれど、ゆくゆくは義務化される予定です。そうなってくると、国や自治体が強制的に個人の残高情報を把握することもできてしまうでしょう。
とはいえ、先ほども紹介したように日本のマイナンバー情報は「分散管理」です。そのため、脱税や犯罪などをしない限りは、勝手に把握されることはないんじゃないでしょうか。
なお、今後は給付金申請などの手続きがスムーズに進むように、1人1口座を登録するような制度になる方針のようです。
マイナンバーカードのデメリット 税金について
銀行残高の把握、税金の支払い状況、そのほかお金の出入りについてマイナンバーに紐づけされるようになると、税務調査が厳しくなるのではないか?と感じている人がいるようです。
確かに、確定申告にはマイナンバーの記載が必須になっています。
現時点では紐づけ調査はされていませんが、今後は、いわゆる脱税や虚偽の申告は見つかりやすくなるかもしれません。とはいえ、まだまだこれから先の話。
今すぐに税金の調査が厳しくなる、というわけではないので、もしも少しでも不安のある人は、今からお金の管理を見直して、クリアな確定申告をできるようにしておきましょう。
マイナバーカードはデメリットしかないの?
マイナンバーカードを作るには、手間や時間がかかるというデメリットと、情報管理をしっかりしなければいけないというデメリットがあります。
そもそもマイナンバー自体がこれまでは存在しなかった制度なので、大きな不安を感じる人がいても仕方ないと思います。
でも、国が推し進める政策ですから、今後マイナンバーカードが必要になる場面はどんどん増えてくるはずです。
それに、これからはきっとカードを持っていた方が便利でメリットがある!という世の中に代わっていくはず。
デメリットについて知っておいて損はありませんが、過度に怖がらず、メリットとデメリットをしっかり比べて判断してみてくださいね。
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