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https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221202-OYT1T50278/
読売新聞の記事によれば、
「政府は、自衛隊の継戦能力を強化するため、2035年までに全国で新たに約130棟の弾薬庫を整備する方向で調整に入った。従来の弾薬に加え、自衛目的で敵のミサイル発射拠点などを破壊する「反撃能力」の要となる長射程の「スタンド・オフ・ミサイル」の保管を主に想定する。・・・」
とある。
また、
「・・・ミサイルは長射程化すると大型になるため、保管施設の新設や拡張が必要となる。・・・」
そうな。
さらに
「・・・弾薬庫の新設・拡張には、地元自治体の理解が欠かせないため、防衛省は慎重に地域を選び、丁寧に理解を得たい考えだ。・・・」
というようなことを伝えている。
敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有が、これまでの「専守防衛」の理念を逸脱し、憲法9条にも違反していることについては、一切触れることなく、また批判的論説もなく、ただただ、政府の広報を読まされているがごとしだ。
記事に「スタンド・オフ・ミサイル」という聞きなれない言葉が出てきたので調べてみた。
「スタンド・オフ・ミサイル」とは、
自衛隊が新しく配備を進めようとしている「スタンドオフミサイル」とは、敵の対空ミサイルの射程外から攻撃できる射程の長いミサイル(対艦ないし対地)とされている。
都合のいい話じゃないか。
敵の対空ミサイルの射程を、自分たちの都合に合わせて評価しているだけではないのか。
何事も、自分たちの都合に合わせて、現実認識しようとする。
太平洋戦争の敗走に次ぐ敗走、玉砕に次ぐ玉砕。
すべては、戦況を客観的に論じることができない、自己都合に合わせて判断してきた結果ではないか。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」
孫子の格言が、泣いている。
「弾薬庫の新設・拡張」と言うが、実態はミサイル基地なのだろう。
相手から見れば、まさに、「反撃対象」の敵基地であり、真っ先に攻撃の対象となる。
「・・・弾薬庫の新設・拡張には、地元自治体の理解が欠かせないため、防衛省は慎重に地域を選び、丁寧に理解を得たい考えだ。・・・」
「敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有」に関しては、国民の理解が欠かせないはずだが、そのことについては、「丁寧」に説明を受けた記憶はない。
従って、理解を得られるはずもない。
当然だ。
「敵基地攻撃能力」(反撃能力)などという「懲罰的抑止」能力を保有するということは、攻撃されたら相手に耐えがたい打撃を与えると威嚇し、そのための報復能力を保持し、相手に対する報復意思を明示することで、武力の行使を表明するものでしかない。
とすれば、そんなものを保有することは、
明らかに、、「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」という憲法9条に違反するものでしかない。
「永久に」と駄目まで押されている。
既に、憲法9条で、駄目出しされている話でしかない。
説明しようとすれば、そのまま憲法違反を明らかにすることになる。
政府が、説明を避け、既成事実化に走るのは、憲法違反という自覚があるからに他ならない。
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