http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/264.html
Tweet |
※2022年7月11日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大
・
※2022年7月11日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大
・
※2022年7月11日 日刊ゲンダイ3面 紙面クリック拡大
・
安倍暗殺と自民圧勝 現状追認の選挙結果で歴史が暗転する予感(下)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/308112
2022/07/11 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
立憲では犬も食わない党内政局が始まるのか
提案型は大失敗(参院選・立憲民主党開票センターで、浮かない顔の泉健太代表=10日)/(C)日刊ゲンダイ
改選23議席を大きく下回り、17議席にとどまった立憲民主党。野党第1党として与党に大勝を許した責任は重い。
特に問題なのは、前回、前々回と自民に2ケタ敗北をさせてきた1人区だ。今回は野党共闘が中途半端になり、自民が28勝4敗という結果だった。
立憲は現職の必勝を最重点に掲げていたが、岩手、山梨、新潟を落とし、参院幹事長の森裕子が涙をのんだ。
「今回は1人区の野党候補一本化が11選挙区にとどまった。やはり与党と1対1の対決構図をつくることが必須でした。『もともと勝てない選挙区が多く、勝ち目のあるところは一本化した』などと“言い訳”をしていましたが、全体の空気として野党が与党と対決する形になっていなかった。大接戦の選挙区で、それが影響しました。メディアが予想したほど維新が伸びなかったことでも分かるように、有権者は与党とは違う旗をしっかり立てた野党を望んでいるのです。提案型とか是々非々では弱い」(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
明確な対決姿勢を見せたれいわ新選組が、山本太郎代表と比例2人を当選させたのが象徴的だ。
テレビの選挙特番で立憲の泉健太代表は「政権を担う政党になってまいります」と再起を誓ったが、今後、有権者の支持を取り戻すことはできるのだろうか。野党の比例第1党になったとはいえ維新に勢いはなく、泉は首の皮一枚つながったということなのか、早々に代表を辞任する考えのないことを明らかにした。
だが、党内では責任論がくすぶる。「対決より提案」を推し進めた泉に対して、党内ベテランは冷ややかだ。犬も食わない党内政局が始まることになるのか。そうなれば、さらに有権者離れが進む可能性もある。
泉執行部は進むも退くも茨の道。党を立て直すことができるのか。ジリ貧低迷が続くしかないのか。
“女帝”小池都知事「愛弟子」落選で万事休す
「小池劇場」もこれで終幕か。混迷極めた東京選挙区(改選数6)から出馬した「ファーストの会」の荒木千陽氏があえなく落選。小池都知事の元秘書で、選挙中は連日2人並んで街宣したが、開票直後の夜8時15分ごろに「落選確実」と報じられる惨敗だった。6番手争いにも絡めなかった。
惨敗の原因は小池が神通力を失ったことだ。小池は選挙中、ほぼ毎日荒木の応援に入ったが、街宣は聴衆がまばらで、オーラがないのか商店街を練り歩いても存在に気付かれなかったりと散々だった。陣営関係者は「知事にガンガン表に出てもらえば勝機はある」と言っていたが、最後まで風が吹くことはなかった。
小池といえば、2016年都知事選で約291万票を獲得。20年知事選では約366万票も取り、当選を果たしてきた。昨夏の都議選でも、ラストサタデーに応援入りしただけで、自らが率いる「都民ファーストの会」の劣勢をはね返したものだった。そんな“小池旋風”も今は昔である。
ジャーナリストの横田一氏はこう言う。
「知事側近に聞いたところ、本人は体調に不安があったそうです。何とか荒木さんを当選させたかったようですが、それすら実現できないくらい人気に陰りが差しているということでしょう。これまでの安倍・菅政権と違って、“聞く耳”自慢の岸田政権が相手では官邸と対立構図をつくれなくなり、見せ場を失ってしまったことも大きかった。かねて『国政復帰に色気あり』といわれていましたが、その道は途絶えたと言っていいでしょう」
この選挙結果では、さしもの“女帝”も、24年の任期まで知事職をこなした後は「引退」するしかないのではないか。
まさかの議席獲得 参政党はなぜ「台風の目」に
この選挙期間中に、一気に注目を集めたのが参政党だ。2020年に設立された新興勢力ながら、1議席を獲得。「台風の目」となった。
参政党はユーチューブなどネット動画を通じて支持を拡大。ユーチューブの公式チャンネルの登録者数は19.3万人に上る。公式ホームページは10日、アクセスが集中し、一時つながりにくい状態になった。
今回の参院選で全選挙区に各1人ずつの45人、比例代表に5人の計50人を擁立して票の掘り起こしに注力。党員・サポーターは9万人に上り、目標金額5億円だった寄付金は、4億円超集まった。
演説では「投票したい政党がないから、自分たちでゼロからつくる」をキャッチフレーズに、「国民参加型政党」を強調していたが、ネット上では「カルト」扱いする声も多かった。
マスク着用の自由化やワクチン政策の是正なども訴え、街頭演説ではノーマスク姿の支持者が目立った。政治ジャーナリストの角谷浩一氏がこう言う。
「参政党の候補者の中でも、事務局長の神谷宗幣氏の演説は迫力があり、熱量もあった。この人の演説を動画で見た若者も多いのではないか。既存政治に対する不安や不満を有権者とうまく共有したように思います。TikTokなどのSNSでも、数十秒の動画で視聴者にインパクトを与えられるだけの発信力があった。ただ、国政で具体的に何ができるのか、なかなか見えてきません。今の政治や社会状況に対する危機感を拭う処方箋を持っているのかどうか。未知数だからこそ、有権者の期待を一定程度、集めたのだと思います」
一方、衆参合わせて2議席の社民党は何とか1議席を死守。得票率2%以上の政党要件を満たし、消滅危機は乗り越えた。
参政党の議席獲得は、国政に変動をもたらすのか。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK287掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK287掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。