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政界の怨念・安倍危うし<本澤二郎の「日本の風景」(4414)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/32556886.html
2022年04月14日 jlj0011のblog
<国民は政治屋にやられるが、政治屋は秘書にやられる!>
日本人ジャーナリストや編集者は、連日ロシア・ウクライナ戦争に耳目を集中しているが、足元のコロナ禍の日本経済・社会の衰退からの政治的混迷に焦点を当てようとしていない。特に森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三の日本ファシズムの元凶である「神の国」神道国家論にソッポを向けたままだ。アベノミクスに代表される、異常な円安・原油高に四苦八苦している民衆の深刻な悲劇にも目を向けない。しかも政府与党にとって、実に幸いなことは、野党がこぞって議会で居眠りをしているかのようで、言論機関に比例して国民に無知を強要している点にある。
こうした現状にしびれを切らす面々が現れてくる。日本国民を散々な目に遭わせてきた森・小泉・安倍を「三馬鹿トリオ」と批判する人物が、清和会の足元から現れた。国民は政治屋にやられるが、政治屋は秘書にやられるものである。政治屋の不正腐敗は、すべて秘書の手に握られている。いま安倍晋三に対して、元自民党本部国際局職員・中野四郎・福田赳夫秘書として活躍してきた中原義正が、安倍晋太郎と晋三の恥部を暴露、極右の神道日本会議政治・清和会政治を「ぶっ潰す」と決起して注目を集めている。秘書が安倍晋三の清和会を打倒する!けだし見ものだ。
<安倍晋三にドスを突き付けた清和会元秘書・中原義正の必殺剣>
安倍の疑惑事件は、数えられないほど多い。国民の誰もが知っていることだが、法務検察は「政府の番犬」に徹して、国民に奉仕しない、安倍疑惑を解明しない。森友幼稚園での戦前の教育勅語を丸暗記させる問題から表面化した、日本会議がらみの国有地払い下げ事件では、安倍擁護のために公文書を改ざんさせられた財務省の赤木俊夫さんが自殺した。
善良な国家公務員が命を捨てさせたことにも、安倍は反省もせずに、逃げまくって恥じない。この事件一つでも安倍の政治生命が断たれる場面であるが、肝心の秘書が安倍をかばっている。秘書が告発しないと、政治屋は逃げ切る、そして国民は被害を被るばかりだ。
かくして清和会秘書会の裏方として、秘書の配置などで縦横に活躍してきた中原の堪忍の緒が切れた。安倍と安倍家の真実の一部を告発し始めた。安倍晋三にドスを突き付けたのだ。昨日は清和会事務局長の松本に電話をしたところ、彼は二度と電話に出なくなった。安倍事務所にも。
生前の福田赳夫いわく「中原君は熱血漢だからなあ」と。「福田さんは安倍晋太郎を全く信用していなかった。私の目の前で、福田さんは二度も晋太郎をしかった」というし、清和会事務総長だった大蔵大臣経験者の塩川正十郎でさえも「安倍晋太郎は清和会の人間ではない」と親しい国会議員(経世会)に打ち明けていた。福田の長男・康夫も大の晋三嫌いで有名だ。安倍の祖父・岸信介と福田赳夫の関係も、事実上はそりが合わなかった。
中原は清和会本流、晋三は同傍流という関係もあるのだろう。森・小泉・安倍を「三馬鹿トリオ」と批判する中原は、連日の円安に打つ手のない政府日銀の狼狽ぶりに、一段と怒り狂うのかもしれない。
<清和会タニマチ・鯉渕守雄の300万円で小泉後継に王手かけた晋三>
鯉渕守雄を知る政界人は、今では少ないようだが、安倍はもちろんよく知っている。小泉や森も、である。鯉渕は町議の経験もある。その人脈を丸紅が仕掛けた土地買いの先兵となった。二束三文の土地が莫大な価値を生んだ。彼は一躍莫大な資産を懐に入れた。彼らにとって脱税は朝飯前だ。庶民は1円でも申告するが、彼らは違った。成金は別荘・妾持ちから、政治屋に貢いで、そこから新たな利権取りへと飛躍する。
鯉渕は、茨城の政界を牛耳った元朝日新聞記者から政界に転じて、田中角栄内閣の幹事長になった橋本登美三郎のもとで、タニマチとして頭角を現わす。彼にまとわりついた人物に梶山静六がいるが、彼を銀行に強い清和会に引きずり込んだ人物が、なんと中原だった。
「神の国」の森喜朗が失脚すると、小泉が手を上げた。清和会とは無関係に。事務所をつくる資金もない小泉に、カネに細かい安倍が、なんと300万円を持ち込んだ。田中真紀子も動いた。小泉内閣誕生の原動力は、安倍の300万円だった。
このころ、鯉渕が中原に「安倍に300万円渡したよ」という連絡が入った。政治資金収支報告書に届け出る義務が安倍にあるが、むろん、裏金がもの言う政界である。政治資金規正法違反だ、と中原は断言する。そうに違いない。
この300万円のことを知っている人物は、小泉と安倍と中原と鯉渕の4人である。安倍がどう答えるか、小泉は?
<鹿児島の田布施と山口の田布施の権力転がしの裏に日本会議の野望?>
孤立無縁の小泉が、この安倍の300万円提供にどのように感謝したか、その後の安倍に用意されたポストが物語っている。官房副長官から官房長官にさせた。無尽蔵ともいわれる官房機密費を握った安倍である。
その後に小泉は、さらに自民党幹事長という破格の地位に就けた。党本部の金庫を任せたのだ。小泉後継に、派閥そっちのけで、安倍に国盗りを約束させた。小泉に目をかけられた安倍の天下取りを、はた目にもはっきりさせたのだ。一度は試運転に失敗したが、二度目は即座に世論操作できるNHK支配を確立するなど、盤石の体制で長期政権を実現した。
これを仕掛けたのは小泉一人ではない。現役時代は知らなかったが、小泉と安倍の出自は、まるで同根のようなのだ。人は「鹿児島の田布施と山口の田布施の、知られざる秘密が関係している」と明かしている。日本会議・神社本庁の野望ではないか?
<靖国参拝を強行した宗教ナショナリズムの小泉と安倍は「神の国信仰者」>
森と小泉と安倍の共通項は、戦前の国家神道、現在の神社本庁の宗教的政治的路線を踏襲している点だ。戦後派の日本人にとって違和感を抱く。
戦前の侵略戦争において、日本人のファシズム化・精神的支柱となった国家神道への信仰である。政教分離を原則とする近代の憲法原則に反する。象徴が靖国神社参拝が、三者に共通する。それを繰り返し強行した小泉を全面支援した安倍、これに抵抗した福田康夫である。
靖国参拝や伊勢神宮参拝・明治神宮参拝は、正に明治の宗教ナショナリズムを象徴するもので、そこから半島や大陸への侵略戦争へと突入した。日本の過ちの原点であるが、それでも彼らは時代錯誤の「神の国信仰者」の立場を堅持して譲らない。
<中原義正が安倍家に放った二人の密使・垣内と古後恵一秘書>
筆者は安倍晋太郎のライバルで、福田赳夫側近の田中龍夫から、岸の娘婿の安倍家の様子を取材してきた。だが、中原は違った。自ら鯉渕だけでなく、二人の秘書仲間を安倍晋太郎事務所に送り込んでいた、というから、これは衝撃的である。それもこれも清和会秘書会の実務を主導する立場にあったことが、それを可能にした。
安倍晋太郎(外相)の秘書官となった垣内秘書と、もう一人が安倍夫人に信頼された古後恵一秘書である。
意外性もあった。中原は、福田内閣の時の参院選で、扇千景候補者の担当に垣内をつけた。自らは看護協会の石本茂。当選した扇はすっかり垣内に信頼を寄せた。「その扇に安倍晋太郎が手を出した」という話を、彼は中原に知らせてきた。
後に毎日新聞OBから「晋太郎は垣内に死ぬまで脅された、といっていたよ」と聞かされた。筆者は三木派の信頼するSから、二人の料亭マージャンでの往来を聞かされたものだ。扇千景が何というか?
問題の垣内は、中途で安倍外相秘書官を外されてしまった。後釜に晋三が座った。彼は、生涯、安倍家を許さなかった。秘書の怨念は怖い。
<安倍夫人に好かれた古後秘書・裏遺産相続に関与、その後に急死?>
垣内に代わって、古後が安倍事務所の筆頭秘書になると、晋太郎夫人が古後に信頼を寄せるようになった。
古後は北海道の貧しい街から中学卒業で札幌へと集団就職した。働く場所は地方議員をしていた酒の販売店。話好きの若者は、選挙運動が好きだった。その後、いろいろな経緯を経て、旧内務官僚の村上茂利(北海)の秘書になった。彼の死後、中原が古後を安倍事務所に送り込んだ。ちなみに村上の後継者が、中央大学法学部の同級生の金田英行君。一度は彼の後援会に呼ばれた。日本最北端の地で、二度とないカニの刺身を食べた。彼は大学の研究会・白門会で机を並べた秀才。北海道開発庁から村上後継者となって4期当選したが、小選挙区制の壁に抑え込まれて引退。いま旭川でどうしているか。
おしゃべり上手の古後は、晋太郎が亡くなった時、裏遺産目録まで持っていた。奥の間の晋太郎の大きな金庫から、古い1万円札がどっさり出てきた。脱税資金だろう。その後まもなくして、元気な秘書が急死した。このことについて中原は重大な疑念を抱いている。今の清和会は、福田赳夫の期待とは無縁。存在することで、国民が被害を受ける。潰すしかない、という中原の清和会打倒の戦いは、続いていく!
カネと女が政治屋を堕落させていく。安倍家の体質なのか。
2022年4月14日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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