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片山さつき議員の安倍派入りに暗雲 安倍元首相との密約に派閥議員が猛反発のウラ
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/03101700/
2022年03月10日 デイリー新潮
片山さつき氏
果たして“問題”は解決するのか。自民党の片山さつき・元地方創生担当相(62)は、3月13日の自民党大会までに新たな所属派閥を明らかにするという。だが、それほど時間は残されていない。担当記者が言う。
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「2月21日、二階派が突然、片山さんに退会を勧告したのが発端でした。時事通信などは『実質的には除名』という二階派議員の匿名コメントを報じました。一方の片山さんは猛反発。『昨年12月に退会を伝えた』と反論しただけでなく、『名誉毀損で人権侵害』などと噛みついたのです」
騒動はこれで終わらなかった。片山氏の反論を、今度は二階派のトップ、二階俊博・元自民党幹事長(83)自らが否定したのだ。
二階氏ほどの“権力者”が、わざわざ「片山氏の発言は間違っている」と反論したことは異例の事態と言える。
「二階氏と二階派事務総長の武田良太・前総務相(53)など幹部4人が22日、連名で『事実無根であることを確認した。自己保身的で誤った発信を放置することはできず、厳重に抗議せざるを得ない』との談話を公表したのです。談話の内容も非難のニュアンスが強く、まさに“泥仕合”でした」(同・記者)
安倍派議員は猛反対!?
朝日新聞は23日の朝刊に「二階派、片山氏に退会勧告 片山氏『名誉毀損』、安倍派へ移るとの見方」との記事を掲載した。
文中では、片山氏が《最大派閥の安倍派(清和政策研究会)に移るとの見方》があると指摘し、《安倍派の閣僚経験者は「我が派に対するメッセージだろう。『事実上除名にした人をまさか受け入れないでしょうね』と」と語った》と伝えた。
25日に片山氏が退会届を提出し、少なくともマスコミの報道は止まった。だが、本当に片山氏が、安倍晋三・元首相(67)が会長を務める「安倍派」に入会できるのか、永田町の関係者は固唾を呑んで見守っているという。
そんな中、安倍派の幹部が取材に応じた。「困ったことに、片山さんの入会に主要メンバーは全員が反対しているんですよ」と言う。
「去年の総裁選が発端でした。安倍さんが支援する高市早苗さん(61)の推薦人に、片山さんは名を連ねました。その際に片山さんは安倍さんとの間で、高市さんを全面バックアップする代わりに、安倍派に移るということで合意したようです。とはいえ、基本的には2人だけの話です。根回しも何もしていません」
今回の騒動で初めて知ったという安倍派議員も少なくないという。
「安倍派には片山さんに好感を持っていない議員もいます。安倍派に入るとなると、大モメは必至でしょう。頭の痛い問題ですが、安倍さんは一度話し合って、『派閥内には異論がありますよ』と報告しなければならないでしょうね」(同・安倍派幹部)
片山氏の悲願
文春オンラインは2月21日、「〈異例の勧告〉片山さつき議員の二階派退会『義理人情に欠ける』と強烈批判も…彼女の『本当の狙い』とは?」との記事を配信した。
文中に自民党関係者が登場し、以下のように発言している。
《二階俊博氏が幹事長を退いたことで、もうここにいる意味はないと見切ったのでしょう》
だが、この解説は、事実とはやや異なるようだ。
「片山さんは、町村信孝さん(1944〜2015)が派閥の会長だった『町村派』(2006〜2014)の頃から、清和研に入りたいと打診していました。その後、『細田派』(2014〜2021)の会長だった細田博之さん(77)にも頼んでいます。片山さんが清和会に入りたいという意思を表明したのは、昨日や今日の話ではないんです。むしろ長年の悲願と言ったほうがいいでしょう」(同・安倍派幹部)
それだけラブコールを送り続けても、なかなか清和研には入れなかった。その一方、「来る者拒まず」として知られる二階派は、片山氏を持て余していたという。
尾を引く可能性
「片山さんは2009年の衆院議員選挙で落選し、翌10年の参院議員選挙で返り咲きを果たしました。参院選は比例区ですので、自民党を支援してくれる業界団体が片山さんをバックアップしてくれています。ところが片山さんは、業界団体からの評判があまり良くないのです。『何とかしてくれ』と悲鳴を上げる団体も少なくなく、二階派の幹部も困っていたようです。最終的に二階さんは、片山さんに『出て行け』と引導を渡したわけです」(同・安倍派幹部)
片山氏も出て行きたいのだから、二階派から追い出されたとしても実害はない──こんな解釈も可能だが、そういうわけにはいかないようだ。
「片山さんを迎えることに、これだけ安倍派から反対意見が出ているわけです。片山さんが考えているように、安倍派への“移籍”が簡単に認められるとは思えません。安倍派が二階派から片山さんを“引き抜いた”ような印象を持たれたら困りますしね。片山さんは3月13日の自民党大会までに、この問題にケリを付けたいようですが、まず無理でしょう。おまけに今年の参院選は、片山さんは改選に当たります。派閥の支援も受けられないとなると、再選も危うくなると思います」(同・安倍派幹部)
デイリー新潮編集部
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