http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/592.html
Tweet |
岸田首相「病床に余力」強調はゴマカシ 大阪はオミクロン死94%「重症」と診断されず
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/301664
2022/02/22 日刊ゲンダイ
重症病床数の空きを強調するのみ、正面から言えない(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ
第6波の新型コロナウイルスによる死者数は第5波をしのぐ。そんな深刻な事態に正面から向き合わず、岸田首相は楽観姿勢を続けている。21日の国会でも反省どころか、都合のいい数字を並べ立て、ゴマカシに終始。医療提供体制は日に日に厳しくなっており、さらに死者が増える危険は高まっている。
死者数「第5波」上回る |
21日の衆院予算委員会で立憲民主の江田憲司議員は「第5波の3カ月間に対して、2カ月間で上回ってしまった。総理の受け止めは?」と質問した。第6波(昨年12月15日〜今年2月18日)の死者数は3061人と、第5波(昨年6月15日〜9月14日)の2766人を上回っている。
ところが、岸田首相は正面から答えない。「新規感染者数が昨年夏と比べ、3.5〜4倍に膨れ上がっている中、医療提供体制をしっかり用意してきた。重症者の病床数は現在でも余力があると承知をしている」と説明。17日の会見でも「昨年夏と違い、重症病床は十分に余力がある」と繰り返し言及し、やたらに「重症病床の空き」を強調してばかりだ。
軽中等症病床23都府県が危険水域
“命”を落とす、高齢“軽症”患者(防護服を着て、新型コロナ軽症患者をケアする看護師=共同)/(C)日刊ゲンダイ
厚労省の発表をもとに作成したのが<別表>だ。16日時点で重症病床の使用率50%超は3府県。全体的にまだ余力があるかのように見えるが、「オミクロン株は肺炎などの重症化率が低く、重症病床が空くのは当然です」と、医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏はこう続ける。
「では、なぜ死者数が第5波を超えたのか。第6波では、コロナは軽症でも感染した高齢者が持病を悪化させ亡くなるケースが増え、死者数が積み重なっています。重症病床の余力があっても、こうした患者は救えません」
自宅療養中に亡くなるのは軽症で入院不要と判断された患者がほとんどだ。さらに、18日の大阪府コロナ対策本部会議で提出された調査結果は衝撃的だ。
第6波(昨年12月17日〜今年2月17日)の府内の死者数は445人。このうち、重症からの死亡例はわずか27人(6%)。94%にあたる418人は一度も「重症」とは診断されず、軽中等症病床、宿泊施設、自宅などで療養していた患者なのだ。
「足元の死者数を少なくするには、入院が必要な患者に十分な治療を与える体制にすることです。軽症者が急変した際、すぐに治療が受けられなければ、救える命も救えない。そのための病床とスタッフをしっかり確保し、いつでも受け入れられるようにするのが政府の仕事です」(上昌広氏)
<別表>の通り、軽中等症病床の使用率はかなり逼迫している。
福岡や大阪はほぼ満床。危険水域の50%超は23都府県に上る。30%を切っているのは4県しかない。
岸田首相が「重症病床」を強調し、軽中等症病床をスルーするのは、マズい状況にフタをしているだけ。割を食うのは国民だ。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK285掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK285掲示板 次へ 前へ
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。