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野党第1党の気概も政権奪取の気迫も感じられない立憲民主党 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/300151
2022/01/20 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
いかにも喧嘩下手(立憲民主の泉健太代表)/(C)日刊ゲンダイ
立憲民主党は衆議院に97議席を有するまぎれもない野党第1党であるけれども、このところの各社世論調査で軒並み、同41議席の第2党=日本維新の会に支持率で負けるという異常事態が起きている。
1月14日発表の時事通信の政党支持率調査では立憲4.0に対し維新4.3、11日発表のNHK調査では、同じく5.4対5.8で、立憲がすでに野党第2党の座に落ち着きつつあるかのようである。
加えて、野党第3党(同11議席)の国民民主党が、地域政党「都民ファーストの会」と合流して夏の参院選に臨み、あわよくば同会の特別顧問である小池百合子都知事を担ぎ出してブームを引き起こそうとの思惑で動き出しており、それが成るなら連合労組もこちらに軸足を移す可能性があり、事と次第によっては参院選後、立憲が事実上の野党第3党にまでずり落ちるかもしれない情勢となってきた。
立憲がそうなった理由は明白で、2代目代表となった泉健太が「いい人」なのだろうとは思うが、いかにも喧嘩下手で、嘘でもいいから巨大与党の前に立ちはだかって、その暴走を押しとどめようとする気概を示すということがない。
「批判ばかりではダメだ」とマスコミに言われて「提案型」の物分かりのいい野党になろうとするなど愚の骨頂で、批判の舌鋒が鋭いことがまず野党第1党を張れる絶対条件であり、それができて初めて、たまには建設的な意見を出して与党を救ってやるという洒落も効くのである。
共産党との選挙協力についても、手を握られただけで妊娠するのではと恐れる無知な乙女のごときありさまで、あらゆる力を束ねて政権を取りにいくのだという勇者の気迫が感じられない。立憲の奮起に期待したい。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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