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東京地検特捜部長に市川宏氏 思い出される10年前の小沢一郎「陸山会事件」の検察大暴走
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/300179
2022/01/20 日刊ゲンダイ
東京地検特捜部などが入る合同庁舎(C)日刊ゲンダイ
「また大暴走するんじゃないだろうな」
新たに東京地検特捜部長に就任した市川宏氏(52)に対し、法曹界でこんな冷ややかな声が出始めている。
市川氏は長野県東御市出身で、早大卒。1995年に任官し、札幌地検や広島地検のほか、東京地検では特捜事件の公判を担当する公判部長を歴任。東京地検特捜部の在籍が通算で約6年8カ月に上るという。
そんな市川氏の顔を見て思い出されるのが10年前。立憲民主党の小沢一郎衆院議員(79)の資金管理団体「陸山会」の政治資金収支報告書をめぐる事件だ。この事件では、検察は小沢議員の3人の秘書を突然逮捕。いわゆる検察ストーリー(筋書き)に沿う供述、調書を取るために連日連夜、3人をギュウギュウ締め上げたものの、結局、確たる供述は得られず、「政権交代潰しの特高」「でっち上げ事件」などと検察批判が続出。その後、特捜検事による調書捏造も公判で明らかになり、検察の威信が大きく揺らぐ展開となったが、この陸山会事件の公判を担当していたのが市川氏だった。
「ヒョロヒョロしていて、ずり落ちる眼鏡を鼻のところで何度も持ち上げながら被告を尋問していた様子をよく覚えていますね。口調は穏やかで、声のトーンはやや高め。優しそうな雰囲気でしたが、やることはエグかった。公判前整理手続きで証拠請求していなかった調書をいきなり被告席の秘書に見せ、異議を唱える弁護人の怒声を無視して証言を迫っていた姿が印象的でした」(司法ジャーナリスト)
この事件では、当時の特捜部長ら複数の検察関係者による意図的な“関与”が指摘されて問題となったが、事件を主導したとされる次席検事は特捜部長時代、<闇の不正と闘う>と題するコラムでこう書いていた。
<特捜部の役割は、社会の公正を確保するため、その闇の部分に光を当て、腐蝕を切除することにある。闇を覆っているものがどのような社会的勢力であろうと、どれほど困難な障害が立ちふさがっていようとも、ひるまず、たじろがず、あきらめず、国民のために、社会のために、この闘いに一身を投げ打ってもよいという検察官と検察事務官の団結によってのみ難局を打開して進むことができます>
一読すると真っ当に見える「正義感」は大きく歪み、大暴走したわけだが、特捜部長に就任した市川氏も「犯罪は巧妙化している。関係機関と連携し、力を結集して真相解明に当たりたい。厳正公平、不偏不党の心構えでこれからもやっていきたい」と言い、特捜部の存在意義について「政治や経済に潜んでいる犯罪を摘発するところにある」と語っていたことから、かつての暴走検事のコラムの内容そっくりだろう。
「エグい特捜部」にならないことを国民は願っている。
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