http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/210.html
Tweet |
公明党の遠山清彦元議員の在宅起訴は、自公連立が日本政治のがんであることを象徴する事件 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/299820
2022/01/13 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
「公明党のプリンス」だったのに(在宅起訴された元財務副大臣で元公明党衆議院議員の遠山清彦容疑者)/(C)日刊ゲンダイ
年末年始の政治ニュースの中でも、公明党の元衆議院議員で財務副大臣まで務めた遠山清彦の在宅起訴の一件ほど痛ましいものはない。何が「痛ましい」かと言うと、これが単に一政治家の失脚というに到底とどまらず、58年もの歴史をもつ公明党という政党そのものの「死」を象徴する出来事だからである。
党名の由来はもちろん「公明正大」の公明で、辞書で見れば「心にやましいところがなく、堂々と公正に物事が行われるさま」である。政治の次元ではそれは賄賂・汚職・腐敗との戦いで、現に1964年の同党結党時の綱領4項目のひとつに「公明党は、腐敗選挙を徹底的に追放し、腐敗政治と断固戦って、公明なる議会制民主政治を確立することを誓う」と書かれていた(ウィキペディアによる。94年改定の現綱領にはこの文言はない)。
その党の「プリンスと呼ばれ将来を嘱望される存在」だった遠山が、銀座の高級会員制クラブに入り浸りだったというだけならまだしも、そういう場で日本政策金融公庫の中小企業向け融資やコロナ対策特別融資を口利き・斡旋する見返りとして1回に100万円単位の現金封筒入りの賄賂の受け取りを常習的に行っていたというのだから、これはもうお話にならない。
どうしてこんなことになったのかと言えば、90年代末の自自公政権、自公保政権を経て2000年12月の森第2次改造内閣から自公2党の連立政権が20年以上も続く中で、両党の癒着があまりにも深まったためである。
今では自民党は創価学会票を当てにすることなしに選挙を戦えない体質となった。公明党は自民党の与党体質にズッポリ感染して、賄賂・汚職を日常業務とするまでに堕落した。自公連立自体が日本政治のがんであることがいまや明白となった。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK285掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK285掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。