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石橋を叩かずに渡る?習近平氏 外国訪問再開へ/宮内篤志・nhk
2022年09月14日 (水)
宮内 篤志 解説委員
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/473336.html
中国の習近平国家主席は、今月14日から3日間の日程で中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンを訪問します。新型コロナウイルスの感染拡大後、初めてとなる外国訪問の背景と狙いとは?
Q)イラストの習主席、石橋を「叩いて」ではなく「叩かず」に渡っているのでしょうか?
A)そうです。これまで石橋を叩いて渡るように外国訪問に慎重だった習主席が、その再開に踏み切った様子を例えたものです。
習主席の外国訪問はおととし(20年)1月のミャンマー訪問以来で、実に2年8か月ぶりとなります。これまで慎重だったのは、感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策を掲げる中、感染への警戒があったためとみられますが、今回の訪問をきっかけに、感染拡大の影響で中断していた「トップ外交」を立て直す狙いもあると思います。
このうちウズベキスタンでは、中国とロシアが主導する枠組み「上海協力機構」の首脳会議にあわせて、プーチン大統領と対面での会談を行う見通しです。
ロシアによるウクライナ侵攻後、両首脳が対面で会談するのは初めてで、結束を改めてアピールすることで、対立が深まる欧米をけん制する狙いがあるとみられます。
ところで今回の外国訪問のタイミングをめぐっては、専門家などの間で「ある見方」が広がっているんです。
Q)どんな見方ですか?
A)中国では、ほぼ1か月後の来月16日から共産党大会が開かれますが、これに関連したものです。
党大会をめぐっては、習主席の党トップとしての異例の続投が焦点になっていることはニュースなどでもたびたび伝えられていますよね。
現在、党内では人事をめぐる水面下の駆け引きが進められているとみられますが、そうした政治的に敏感なタイミングで、中国の最高指導者が国内を留守にするのは比較的珍しいんです。
ですから、穿った見方をしますと、習主席の権力基盤が盤石で、続投に向けて一定の見通しが立ったため、外国を訪問する余裕が出てきたのではないかとみられているんです。
Q)これから習主席のトップ外交は本格化しそうですか?
A)可能性はあると思います。
党大会の翌月の11月にはインドネシアでG20=主要20か国の首脳会議が予定されていまして、アメリカのバイデン大統領は、習主席とは初めてとなる対面での会談に意欲を示しています。
習主席は、こうした機会を利用しながら、台湾などをめぐって、アメリカとの対決姿勢を強めていくとみられます。
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