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何語る プーチン大統領/安間英夫・nhk
2022年09月07日 (水)
安間 英夫 解説委員
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/473066.html
ウクライナに軍事侵攻するロシアのプーチン大統領がきょう(7日)、ウラジオストクで開かれている東方経済フォーラムで演説します。
Q)経済フォーラムの舞台裏、ずいぶんものものしいですね。
A)
プーチン大統領がきのう(6日)視察した軍事演習、そしてウクライナでの軍事侵攻と、こういう構図になっていると思います。
フォーラムは、かつては日本からも当時現職の安倍総理大臣が参加していたイベントですが、ことしは中国、インド、ミャンマーといった友好国から政府要人の参加があるものの、日本や欧米からは参加がなく、冷ややかな目が向けられています。
Q)そうした場で、プーチン大統領は何を語るのでしょうか。
A)
ことしのテーマは「多極化する世界への道」となっています。
プーチン大統領は事前に発表したメッセージで、対立するアメリカを念頭に一極支配の世界秩序は時代遅れだとして、ロシアも一つの極となる新たな世界秩序の構築を目指す考えを示しました。
プーチン大統領は軍事演習や経済フォーラムを通じて、欧米などの制裁に負けず、対決していく姿勢を強調するものと見られます。
そのために制裁に参加していないアジア太平洋地域の中国やインド、東南アジアの国々との連携を深め、孤立を回避する。そうした考えなのでしょう。
ところでウラジオストクの演説と言えば、こちらの人が思い出されます。
Q)先週亡くなった旧ソビエトの最高指導者ゴルバチョフ氏ですね。
A)
ゴルバチョフ氏は1986年にこのウラジオストクで演説を行い、東西冷戦下の厳しい対立の時代にあってこの地域を重視する姿勢を示し、緊張緩和を呼びかけ、注目されました。
きょうのプーチン大統領の演説は、ゴルバチョフ氏の緊張緩和と対称的に、欧米などとの対決姿勢を象徴するものになりそうです。
プーチン大統領は新たな世界秩序と言っていますが、時代を逆戻りさせていると言わざるを得ません。
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