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「ワクチン巡り鳩山由紀夫元首相がまた誤情報 専門家『影響大きい』」
(毎日新聞 2022/9/22)
https://mainichi.jp/articles/20220922/k00/00m/040/024000c
接種により重症になる確率は、感染して入院する確率の3倍――。新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、WHO(世界保健機関)がこうした認定をしたとして、鳩山由紀夫元首相が誤った情報を再びツイッターで発信し、疑問の声が相次いでいる。専門家は「ワクチンの有効性は明らかだ」と指摘し、鳩山氏の投稿に警鐘を鳴らしている。【山本萌】
■ 7月にも誤情報を発信
鳩山氏は今月14日、白澤抗加齢医学研究所所長で国際予防医学協会理事長を務める白澤卓二医師から聞いた話として次のように投稿した。
<勉強会で白澤卓二先生にあらためて訊(き)きました。WHOがワクチンで重症になる確率はコロナで入院する確率の3倍とWHOが認めたのは事実ですかと。河野太郎大臣はデマと否定されましたがと。白澤先生は事実ですと答えられました。私はアンチエイジングの権威の白澤先生の言葉を信じます。>
投稿には「WHOの研究は、ワクチン接種で重症となるリスクが新型コロナで入院するリスクよりも339%高いと結論づけている」などと英語で記された資料のような画像も添付されている。
この投稿に対し、「信じるならその論文なりソース(情報源)くらい読まれたらどうですか」「元総理大臣がデマを広げたらダメでしょう」などと疑問視するリツイートが次々と寄せられている。
鳩山氏は7月にも白澤医師から聞いた話として「ワクチンを打った人の方が打たない人より3倍入院する確率が高いとWHOが認めた」との内容を投稿した。この投稿について、元ワクチン担当相の河野太郎デジタル相が「デマ」とツイートするなど波紋が広がり、毎日新聞などは情報の真偽を確かめる「ファクトチェック」で「誤り」だと報じている。
■ WHOは事実上否定
今回の投稿内容の真偽について、WHOは毎日新聞の取材に対し「安全なワクチンは、新型コロナに起因した重症化や入院、死亡に強い予防効果を発揮している」などとメールで回答し、事実上否定した。
一方、鳩山氏の事務所は取材に対し「ツイートにあるように全て白澤卓二先生からの情報ですので、ご質問は同氏にお問い合わせください」とメールで回答。白澤抗加齢医学研究所の担当者は「取材は受けられません」と電話で話した。
■ 専門家は懸念
ワクチンの有効性について、感染症に詳しい長崎大の森内浩幸教授は、データや治験による違いはあるとしながらも「現在国内で使用できるワクチンは重症化を防ぐ効果が期待できます」と明言する。そのうえで「今回に限らずデマは発信源が僅かでも、拡散される過程で著名人が加わると信ぴょう性が増して広がっていきます」と話した。
鳩山氏については「総理経験者が十分に情報源を確認しないまま誤った情報を安易に発信するとは通常は思いもよらないため、影響は大きい。世の中に与える影響力が大きい人であれば、もう少し責任を持って行動していただきたいと思います」と指摘した。
一方、鳩山氏が添付した画像を巡っては、英ニュースサイト「エクスポーズ」が同内容のPDFと記事を6月23日に配信している。これに対し、ファクトチェック専門の英非営利団体「フル・ファクト」が7月28日に「取り上げられている研究はWHOと何ら関係なく、多数の専門家が結論を疑問視している」などと指摘している。
-------(引用ここまで)----------------------------------
引用されたのはこの記事である。
「World Health Organization Study concludes risk of suffering Serious Injury
due to COVID Vaccination is 339% higher than risk of being hospitalised with COVID-19」
(The Expose 2022/6/23)
https://expose-news.com/2022/06/23/w-h-o-study-risks-outweigh-benefits-covid-vaccination/
取り上げられている論文はこちら。
「Serious Adverse Events of Special Interest Following mRNA Vaccination in Randomized Trials」
(SSRN last revised 2022/9/9)
https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=4125239
重要な部分を引用・翻訳する。
-------(引用・翻訳ここから)----------------------------
221 In the Moderna trial, the excess risk of serious AESIs (15.1 per 10,000 participants) surpassed
222 the risk reduction for COVID-19 hospitalization relative to the placebo group (6.4 per 10,000
223 participants).3 In the Pfizer trial, the excess risk of serious AESIs (10.1 per 10,000) surpassed
224 the risk reduction for COVID-19 hospitalization relative to the placebo group (2.3 per 10,000
225 participants)
モデルナの試験において、注目される重篤な有害事象の過剰リスク(1万人あたり15.1人)は、
プラセボ群に対するCOVID-19の入院リスクの減少(1万人あたり6.4人)を上回った。
ファイザー社の試験において、注目される重篤な有害事象の過剰リスク(1万人あたり10.1人)が、
プラセボ群に対するCOVID-19の入院のリスク減少(1万人あたり6.4人)を上回った。
ファイザー社の試験では、重篤な有害事象の過剰リスク(1万人あたり10.1人)が、
プラセボ群に対するCOVID-19の入院リスクの減少(1万人あたり2.3人)を上回った。
-------(引用・翻訳ここまで)----------------------------
ファイザー製ワクチンにおいて、(10.1-2.3)/2.3 = 3.39。
これからCOVID-19で入院するよりも有害事象のほうが339%リスクが高いと指摘しているのだが、
とくにおかしな点はない。
また、WHOが承認した有害事象リストを利用して分析を行なっていると述べている。
つまり、WHOがこの分析結果にケチをつけるのは難しいということだ。
-------(引用・翻訳ここから)----------------------------
339 Although our analysis is secondary, reanalyses of clinical trial data have led to the detection of
340 adverse events well after the market entry of major drugs such as rofecoxib and
341 rosiglitazone.34,35 Our analysis has an advantage over postmarketing observational studies in
342 that the data are from blinded, placebo-controlled randomized trials vetted by the FDA, and
343 uses the Brighton Collaboration AESI list, which was pre-specified, endorsed by WHO, and
344 established well before the availability of the clinical-trial results, and designed for use in
345 COVID-19 vaccine trial
我々の分析は二次的なものであるが、臨床試験データの再解析により、
ロフェコキシブやロシグリタゾンなどの主要な薬剤の市場導入後に、
有害事象がよく検出されるようになった。[34, 35]
FDAによって検証された盲検プラセボ対照無作為化試験から得られたデータと、
Brighton Collaboration AESIリストを使用しているという点で、
我々の分析は、市販後の観察研究に関して優位性を持っている。
Brighton Collaboration AESIリストは、WHOに事前に指定、承認され、
臨床試験結果の公表前にしっかりと確立されたもので、
COVID-19ワクチン治験で使われるようデザインされたものである。
-------(引用・翻訳ここまで)----------------------------
ちなみに、この論文の最終著者であるPeter Doshi博士は、メリーランド薬科大学の准教授であり、
BMJ誌のシニア・エディター、FDAのアドバイザーも務めている[1]。
要するにこれは、まともな専門家たちによって研究、発表された論文である。
それを誤情報だというのなら、毎日新聞は科学・医学的な反証を示さなければならない。
新型コロナワクチンの危険性については、次々に論文が発表されている。
先日も、ハーバード大学、ジョンズ・ホプキンズ大学の有名医学者たちが、コロナワクチンは
若者にとって新型コロナ自体よりも最大98倍も危険だという報告を発表している[2]。
3倍どころの話ではない。
コロナワクチンに不利な情報をろくに検証もせずすべて誤情報と断ずるのは、
トンデモない間違いであり、言論弾圧である。
そして、これは明らかに、鳩山由紀夫氏に対する根拠なき誹謗中傷であり名誉棄損である。
私が鳩山氏なら、毎日新聞に抗議し、訂正と謝罪を要求し、応じなければ訴訟を起こすだろう。
(関連情報)
[1] 「Peter Doshi」(BMJ)
https://www.bmj.com/about-bmj/editorial-staff/peter-doshi
[2] 「『非倫理的』で病気そのものより最大98倍も危険: トップレベルの科学者が、
若者のCOVID-19ブースター接種に関する常識を覆す研究結果を発表 (The Epoch Times)」
(拙稿 2022/9/24)
http://www.asyura2.com/22/iryo9/msg/786.html
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