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「あらゆる投薬法で『七転八倒』『遺骨は青く』 熊本・ハンセン病療養所で『虹波』人体実験
園長の目の前で…入所者が証言 菊池恵楓園」 (熊本日日新聞 2022/12/5)
https://kumanichi.com/articles/874658
戦時中、国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園(熊本県合志市)の入所者に「虹波[こうは]」と呼ばれる薬剤が投与され、9人が死亡したことを示す文書群を同園が初めて開示した。同園で治験が始まったのは1942年末。静脈注射や筋肉注射、座薬などあらゆる投与法が試された。入所者の長州次郎さん(95)は、紫色の錠剤を一日3錠飲まされた経験を入所者自治会機関誌「菊池野」などにつづっている。
厚生労働省の「ハンセン病問題に関する検証会議の提言に基づく再発防止検討会」の聞き取りによると、43年に入所した長州さんは終戦まで虹波を服用させられた。
飲み始めると月に1回は胃がけいれんし、数日は食事を取れなかった。夕飯を朝に吐き出すこともあり、「虹波のせいで七転八倒した」と語っている。治験後に死亡した入所者の遺骨は青っぽく、「骨に色が付くほど強い薬だったのだろう」とも証言している。
各療養所の園長には当時、らい予防法(旧法)に基づき指示に従わない患者に懲罰を与える「懲戒検束権」が与えられていた。長州さんが服用を指示されたのは宮崎松記園長(当時)の目の前で、辞退することはできなかった。長州さんは取材に対し、「治療のため恵楓園に来たはずなのに、正体不明の薬まで飲まされたのは一番残念なことだ」と話した。
「園長の言うことは絶対で、反対すれば監禁室に送られる時代だった」と振り返るのは入所者自治会長の志村康さん(89)。入所した48年、治験は治療薬「プロミン」にとって代わっていたが、志村さんは恵楓園内で「体中の穴という穴から薬を入れていたらしい」「皮膚に塗ったから死なずに済んだ」といった虹波の話を何度も聞いた。
2004年に恵楓園の倉庫で虹波の研究結果を記した大学ノートを見つけたのは、入所者自治会副会長の太田明さん(79)だった。厚生労働省の調査に合わせて資料を探す中、偶然に出てきた。記していたのは宮崎園長だった。
詳しい資料がなかったため、ハンセン病を巡るこれまでの裁判で虹波の実験が裁かれたことはなかった。志村さんは「物証がないため国の責任を追及できなかった。資料が残っていて良かった」と語り、太田さんは「患者の骨格標本が勝手に作られていた問題と同じように、きちんと検証されるべきだ」と訴えた。(熊本日日新聞・深川杏樹)
■菊池恵楓園 全国に13カ所ある国立ハンセン病療養所の一つ。1909年、九州7県連合立九州癩[らい]療養所として、現在の熊本県合志市に開設。11年に九州療養所、41年に国立に移管し、菊池恵楓園と改称した。強制隔離を規定した「らい予防法」に基づき大規模な病床拡張が進められ、50年代後半のピーク時には入所者が1700人を超えた。9月末時点の入所者は国内最多の145人。高齢化が進み、平均年齢は86・5歳となっている。
------(引用ここまで)----------------------------
人体実験は、拒否できない立場の人たち、幼児、精神病院入院患者、自衛隊員などが
被験者として利用されてきましたが、これもその一例でしょう。
非常に卑劣で許されないことですが、気づいてみれば、新型コロナワクチンでは、
こういった人たちだけではなく、全人類が拒否できない立場に追い込まれ、
無理やりモルモットにされているのでした。
(関連情報)
「陸軍の人体実験「虹波」、ハンセン病入所者9人死亡 熊本の療養所が初開示」
(京都新聞 2022/12/5)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/933253
「ワクチン不信を生んだ人体実験 #リアルアメリカ (テレ朝news)」 (拙稿 2021/10/30)
http://www.asyura2.com/21/iryo7/msg/611.html
「NHK特集「731部隊の真実」が反響を呼んでいるが、現代まで続く人体実験問題の
本質を追及していない」 (拙稿 2017/8/15)
http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/550.html
「元予研所長・長崎大学長の福見秀雄は731部隊関係者・CIA工作員で戦後も人体実験を続けた」
(拙稿 2016/8/18)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/324.html
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