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中日投手・木下雄介さん 因果関係「評価不能」判定に妻は「崖から突き落とされた」と コロナワクチン接種後死亡を追う
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/313351
2022/10/25 日刊ゲンダイ
中日投手の木下雄介さんは「劇症型心筋炎」を発症(C)日刊ゲンダイ
新型コロナワクチン接種後の「副反応疑い」による死亡者が増え続けている。9月4日時点で医療機関から厚生労働省に報告された障害、入院などを含む「重篤」な副反応疑い事例は7798件。そのうち死亡例は1854件を数える。
国内の総接種回数は3億回を超えており、国は副反応疑い死を「極めてまれ」とみなすが、接種後、短期間で命を絶たれるほど理不尽なことはない。国が推奨し、感染予防のためにと受けたワクチン接種でまさか死ぬとは誰が想像できようか。
中日ドラゴンズの投手だった木下雄介さんが室内練習場で筋トレ中に倒れたのは、昨年の7月6日。モデルナ製ワクチンの初回接種から8日後のことだった。救急搬送されたが、心肺停止しており、懸命な治療で一時は持ち直したものの、8月初旬、息を引き取った。享年27。あとに妻と幼い娘と息子が残された。妻の茜さんがふり返る。
「あの日、室内練習場に忘れ物を届けて、一緒に連れて行った長女の浴衣姿がかわいいとスマホで写真を撮りました。雄介は、じゃあ、バイバイと、練習場に走って戻った。まったくふだんどおりです。それが元気な彼の姿を見た最後でした」
病理解剖の結果、雄介さんが「劇症型心筋炎」を発症していたことがわかる。心臓の筋肉が炎症を起こし、心機能が破綻していた。じつは厚労省も接種後の深刻な副反応疑いとして重度のアレルギー反応である「アナフィラキシー」「血小板減少症を伴う血栓症」とともに「心筋炎・心膜炎」の注意喚起をしている。心筋炎は要注意なのだ。
病理検査で心臓弁膜症と不整脈の疾患が隠れていたことも判明。本人に自覚症状は全然なく、激しい運動もこなせていた。
主治医は「関連あり」と報告
が、そこに劇症型心筋炎が重なり、致死性不整脈・心停止に至ったと推測される。病理所見や発症のタイミングから心筋炎の原因はワクチン接種が最も疑わしい。そう主治医は考え、雄介さんの症例は接種と死亡の因果関係に「関連あり」と評価して厚労省に報告した。
ところが、厚労省はこの症例も情報不足などで因果関係が「評価できない(評価不能)」と判定し、一般公開している死亡例の匿名データベースに事例としてアップした。
妻の茜さんは「評価不能」の衝撃をこう語る。
「突然、夫に先立たれ、何で、どうして、と悔やむばかりでした。やっと心筋炎の説明を先生から受けて、落ち着きかけたところで評価不能です。また崖から突き落とされた感じでした。なぜ、亡くなったのか、その理由を知りたい一心でした」
現在、厚労省は副反応疑い死1854件のうち一例も因果関係を認めていない。これとは別の「予防接種健康被害救済制度」では、90代と70代の高齢者4人の因果関係を認め、死亡一時金の支給を認可しているが、働き盛りの世代の死亡例は救われていない。死因を曖昧にしたまま時が過ぎるのを待っているかのようだ。
なお、死亡例の救済については「新型コロナワクチン被害救済事例検討会 https://twitter.com/v_issues」が情報を発信している。
山岡淳一郎 ノンフィクション作家
1959年、愛媛県生まれ。「人と時代」「公と私」を共通テーマに政治・経済、医療など分野を超えて執筆。著書は「ゴッドドクター 徳田虎雄」「原発と権力」「後藤新平 日本の羅針盤となった男」ほか多数。「ルポ副反応疑い死」近刊予定。デモクラシータイムス同人。
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