http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/408.html
Tweet |
(回答先: 女川原発2号機運転差し止め訴訟 2審も訴え退ける判決(具体的な事故想定できないからOK?) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2024 年 11 月 27 日 17:32:28)
日本の半分を壊滅状態にした原発事故から13年半。この国では「脱炭酸に役立つ」だの「石油がないとき安全保障になる」などと称した再稼働が相次いでいる。そのほとんどで、実効性の確認された住民避難計画はあるとは言えない。
トマホーク1発でも当たれば壊滅的な被害をもたらす原発を並べて安全保障はどう語られるのだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーー(ここから)
社説:女川原発再稼働 安全な避難計画が必要
https://www.sakigake.jp/news/article/20241107AK0011/
2024年11月7日 掲載
2011年の東日本大震災発生以降、運転を停止していた東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の2号機が先月下旬、13年7カ月ぶりに再稼働した。ところが発電を始める前にトラブルが起き、再稼働からわずか6日後に原子炉を停止した。
東京電力福島第1原発事故が発生した震災の被災地で原発が再稼働したのは初めて。事故発生時の避難計画の実効性が不安視されており、再稼働の差し止めを求める訴訟も起こされている。そうした中のトラブルで、住民の原発に対する不安は増大しているのではないか。
東北電の樋口康二郎社長は2号機について「焦らず急がず、一つ一つのプロセスを確認しながら、安全に営業運転開始に向けて進めていく」と述べている。言葉通り安全確認を徹底し、住民の不安払拭に努めるべきだ。
女川原発は震災の震源に最も近い原発で、高さ約13メートルの津波に襲われた。敷地は海抜14・8メートルだったが、冷却用水を取り込む水路から海水が流入し、2号機の原子炉建屋地下が浸水。外部電源5回線のうち停止を免れた1回線で冷却を維持し、1〜3号機を冷温停止させた。
東北電は再稼働に向け、国内最大級となる海抜29メートル、総延長800メートルの防潮堤を整備するなど、約5700億円をかけて安全対策工事を進めた。原子力規制委員会の審査に合格し、知事や地元首長の同意を得て、2号機の再稼働にこぎ着けた。
しかし再稼働から5日後、原子炉の中性子検出器の数値を調整する機器を炉内に送り込み、引き抜く作業中に動かなくなるトラブルが発生。翌日、原子炉を止め、冷温停止させた。
東北電は機器を点検し、トラブルの原因を調べるとしている。入念な原因究明のほか、徹底した情報開示が求められる。
今も帰還困難区域が広範囲に残る福島第1原発事故の教訓を忘れてはならない。女川原発が立地する三陸地方は大規模な地震、津波に繰り返し襲われてきた歴史がある。安全対策に一層万全を期すべきだ。
再稼働で懸念されているのが住民の避難経路の問題である。女川原発は太平洋に面し南に突き出た牡鹿半島の東部に立地。半島南部の住民は原発のそばを北上しなければ避難できない。
地元自治体が作成し、政府が了承した避難計画によると、道路が使えない場合は、ヘリコプターや船を利用。それも困難なら屋内退避するとしている。
今年元日に発生した能登半島地震では、半島部に立地する北陸電力志賀原発(運転停止中)の周辺の道路が多数寸断された。家屋倒壊も相次いだため、屋内退避は困難な状況だった。
女川原発周辺では震災時、道路の通行止めで孤立する集落もあった。政府、自治体、電力会社は、現状の避難計画に反映されていない能登半島地震の教訓を踏まえ、住民が安全に避難できる体制を整える必要がある。
ーーーーーーーーーーーーーーーー(ここまで)
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素54掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素54掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。