http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/372.html
Tweet |
2024年6月17日 20時13分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/334166?rct=genpatsu
東京電力福島第1原発事故を巡り、国の賠償責任を否定した最高裁判決から2年を迎えた17日、元原告の被災者らが東京都千代田区の最高裁前を取り囲む「人間の鎖」で抗議の意思を示した。
主催した「6.17最高裁共同行動実行委員会」によると、参加したのは元原告のほか、今も各地の訴訟を続ける原告や支援者ら900人超。厳しい暑さの中、最高裁前で手をつないで「原発事故は国の責任」「司法の劣化を許さない」「未来に誇れる判断を」と声を上げた。
福島地裁で訴訟を闘っている福島県郡山市の大滝史郎さん(73)は「国は責任を認められないから、反省がない。それが原発の再稼働推進につながっている」と語気を強めた。
同県浪江町の被災者らの訴訟を担当する白井剣弁護士は「最高裁は、国が対策を義務付けても津波を防げなかったとするが、電源を喪失させないようにするなど事故を防ぐ方法はあった。今後の裁判で勇気ある裁判官が、そういう点を見て判断してほしい」と訴えた。(荒井六貴)
電福島第1原発事故の責任を問う集団訴訟の最高裁判決 2011年3月の東京電力福島第1原発事故後、被災者が国や東電に賠償を求める集団訴訟が全国で約30件起こされた。下級審では、東電の責任が認められる一方、国については判断が分かれていた。最高裁は2022年6月17日、4件の訴訟で「津波対策が講じられていても事故が発生した可能性が相当ある」として国の賠償責任はないとする統一判断を示した。裁判官4人のうち3人の多数意見。三浦守裁判官が「真摯(しんし)な検討をしていれば事故を回避できた可能性が高い」と国の責任を認める反対意見を出した。最高裁判決以降、各地の下級審はいずれも国の責任を否定している。
【関連記事】原発事故「国に責任なし」でいいのか 「人間の鎖」で最高裁を包囲する人々の思い
【関連記事】「最高裁が国の責任を認めないと下級審は逆らえない」岡口基一元判事が明かす、政治に逆らわない最高裁が抱える「トラウマ」
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素54掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素54掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。