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石川・志賀原発「情報誤発表&訂正」のお粗末…北陸電力そして政府に渦巻く不信と不安
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/334524
2024/01/11 日刊ゲンダイ
耐震基準内の揺れでも不具合続出の志賀原発(C)日刊ゲンダイ
能登半島地震が直撃した北陸電力「志賀原発」(石川県志賀町=停止中)の情報発信が迷走を極めている。発生翌日の2日には「(敷地内にある)水位計に有意な変動はない」と説明していたが、9日に約1〜3メートルの津波が複数回、発電所に到達していたと発表。原子炉建屋などは海抜11メートルの敷地にあり、設備への影響はないという。
志賀原発「水位変動なし」→「最大3メートルの津波」の迷走
「当初の説明は誤りでした。おわびします。説明後に発生当日の発電所のデータを確認したところ、2号取水槽内の海面が通常より約3メートル上昇していたことを確認し、2日のうちに発表しました。このデータは海表面の津波の高さを正確に測定したものではなく、分析を行ったところ、津波によるものと判明し、9日に発表しました」(北陸電力報道チーム)
海辺の原発にとって最大の脅威である津波の到達を認識するのに、何日かかっているのか。
北陸電は2号機の変圧器からの油漏れについても当初、約3500リットルと発表していたが、実際にはその5倍強にあたる約1万9800リットルだったことが判明。訂正に追い込まれている。
不安を与えてはならないとの大前提?
海に油が流出、志賀原発の海岸を調べる消防隊員ら=10日(C)共同通信社
NPO法人「原子力資料情報室」事務局長の松久保肇氏が言う。
「判明した時点で情報を出し、間違っていたら訂正すること自体は、隠すよりはいいことです。ただ、気になるのが、当初は安全サイドで情報を発信し、後でマズい方へと訂正していることです。どうも、不安を与えてはならないとの大前提があるように見え、逆に不安でなりません」
志賀町の揺れの最大加速度は2826ガルだったが、志賀原発1号機の原子炉建屋地下2階の最大加速度は399.3ガル。志賀原発の耐震基準1000ガルを大幅に下回っている。
「地下であるため、低い数字が出たとみられます。この数字が正確だとして、逆に心配になる面があります。というのも、基準の半分にも満たない加速度なのに、核燃料プールから水があふれ、冷却ポンプが一時停止し、変圧器から大量の油が漏れているからです。加えて、敷地内は亀裂や段差が発生。そういう中で、誤った発表と訂正の繰り返しです。北陸電に対して不信と不安を募らせている国民も少なくないはず。電力会社に任せるのではなく、政府の責任で原発がどうなっているのか、明らかにし、国民に公開すべきだと思います」(松久保肇氏)
経産省は北陸電に対し、正確な情報発信をするよう指示。志賀町の住民も日刊ゲンダイ記者に「正確な情報が欲しい」と訴えた。国民は志賀原発の真実を知りたいのだ。
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