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福島の教訓は?原発の運転期間延長 検討始まる/水野倫之・nhk
2022年11月18日 (金)
水野 倫之 解説委員
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/476457.html
福島の事故を教訓に最長60年に制限されている原発の運転期間について、政府はさらに延長する検討を始めた。水野倫之解説委員の解説。
イラストでは老朽原発がどのレーンに進もうか迷っているが、原発の運転期間を陸上のトラックにして描いてみた。
今のルールでは原則40年、安全確認できれば20年延長できるが、60年が上限。
ただ電力危機で岸田総理が原発の最大限活用を掲げ、政府は今ある原発をできるだけ長く使いたい考え。
C221118_2.jpg
そこで専門家会合にまず示したのは上限を撤廃する案。かなり長期の運転が可能となる。
もう一つは上限は維持しつつ、審査で止まった期間は原子炉の劣化は進まないとして除外し、その分60年を超えて運転できる案。
審査で10年止まっている原発もあり、70年程度の運転が可能になるとみられる。
専門家会合の意見は電力の安定供給に寄与するとして上限の撤廃案への支持が最も多い。
延長した場合、安全性が最も気になるが、いずれの案も原子力規制委員会の許可が大前提で、規制委員会は30年以降、最長10年ごとに老朽化の対策を審査し、安全が確保できなければ許可しないとしている。
ただ今のルールは福島の事故を受けて、相対的にリスクの高い老朽原発への依存度を減らそうと、国会で当時与党だった民主党と野党だった自民党などが合意して決められたもの。
これを10年余りで変更することに、原発の地元の知事からは「古い原発をいつまでも動かすのは誰もが漠然と不安を持つ」との指摘が上がっているほか、市民団体は事故の教訓をないがしろにするものだとして反対署名を提出するなど、懸念も根強くある。
今後の政府の対応だが仮にルールを変える場合も、今よりも安全性が損なわれるようなことはあってはならないわけで、その点担保できるのか、専門家会合だけで拙速に決めるのではなく、国会でもしっかり議論するのと同時に、国民に説明する場も設けて検討していかなければ。
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