「核の津波で海に沈める」ロシア国営テレビがイギリスを脅迫
最近、ロシア国営放送が、ウクライナを支援しているイギリスを核で脅すような内容を放送した。
◆ミサイル一発で国を破壊できる
ロシア国営テレビは、これまでにも度々核兵器の使用をちらつかせていたが、今回はイギリスを標的にした核攻撃の方法について放送したという。
番組の司会者であるドミトリー・キセリョフ氏は、まず「ボリス・ジョンソン(英首相)のロシアへの報復攻撃という言葉の後に何が起こるのだろう?小さな島に過ぎないのに、なぜ広大なロシアを核兵器で脅すのか?」と問いかけた。
そして「(イギリスの)島はとても小さいので、サルマト・ミサイル(サターン2)1発できっぱりと溺れさせることができるのです」と述べた。
その上で「ボリス(ジョンソン首相)、たった一度の発射でイギリスはもう存在しないんだ。これっきりだ。なぜ彼らはゲームをするのだろう」と疑問を呈したという。
◆核の津波がイギリスを飲み込む
さらにキセリョフ氏は、「イギリスを深海に沈めるもう一つの選択肢は、ロシアの無人潜水艦『ポセイドン』だ」と述べた。
そして映像には「ポセイドン」から魚雷のようなものが発射され、それが近海で爆発、大きな津波が押し寄せ、イギリス全土を飲み込む様子を映しだした。
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その上でキセリョフ氏は、「(ポセイドンが引き起こす)この高波は非常に高線量の放射線の運搬機でもある。イギリスに押し寄せ、おそらく残っているものを放射能の砂漠に変え、永久に何にも使えなくするだろう」と説明した。
「ポセイドン」の水中速度は時速125km。映像では魚雷に最大で100メガトンの核弾頭が取り付けられ、爆発により最大で500mの高さの津波を引き起こせると説明している。
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◆英首相は核戦争の懸念を払拭
一方、イギリスのボリス・ジョンソン首相は、強気の姿勢を崩しておらず、テレビにおいても核戦争の脅威に対する懸念を払拭。「西側がプーチンのために譲歩する必要はないと考えている」と述べたという。
またロシア国民がプーチンのしていることを支持していることや、ロシアメディアのウクライナで起きていることへの無関心さから考えると、「逆説的に、プーチンには後退したり撤退したりする政治的余地がはるかにあるということだ」との見方を示した。(了)
Russian state TV threatens nuclear strike on UK and warns of radioactive tidal wave[画像クリック↖]
SWITCH NEWS https://whogat.com/2016/04/25/khazar/
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