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“空中戦”すらできない立憲民主党・枝野代表が招いた歴史的敗北 それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/297016
2021/11/06 日刊ゲンダイ
「大きな流れ」を、生かしきれないどころか台無しにした(立憲民主の枝野幸男代表)/(C)日刊ゲンダイ
今回の総選挙、自民党の歴史的大勝利と言っていい。まともな国なら、政党自体が消滅しかねない蛮行を繰り返し、直前には元法相が票の買収をしていた件で実刑判決まで食らっているのに、追加公認2人を含め公示前から15議席減らしただけ。単独で過半数(233議席)を獲得した。補完勢力の日本維新の会も改選前からおよそ4倍の41議席を獲得。
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同様の理由で、今回歴史的敗北を喫したのは96議席と公示前より減らした立憲民主党である。枝野幸男は「単独過半数の獲得を目指す」と豪語していたが、その半分にも満たなかったわけだ。
立民、共産、れいわ、国民、社民の5党は213選挙区で候補者を統一。それ自体は高く評価すべきだし、それなりに成果も出したが、この大きな流れを生かしきれないどころか、台無しにしたのが枝野である。党内の思考停止した反共勢力、支持団体の連合による共闘妨害を抑え込む力もなかった。立民と共産は、政権交代後に「限定的な閣外協力」をすることで合意し、共産は候補者を取り下げるなど譲歩を重ねたが、これだけお膳立てしてもらって、意味不明な態度をとり続けた。共産との選挙協力は候補者一本化にとどめるとわざわざ強調し、街頭演説などの現場では立民と共産の共闘が進んでいたのに、枝野は連合の顔色をうかがって、志位和夫との写真撮影にすら応じなかった。
選挙終了後、枝野はテレビ番組に出演。代表を続けるかとの質問に対し、「立民は私1人から100人超えるところまでつくり上げてきた。この路線で前に進めばいいと思います」となぜか自画自賛。
こうした姿が国民の目にどう映るかもわからないから、選挙区での当選も危うかったし、党内の反発も買い代表を辞任することになったのだ。
枝野は選挙戦で「表紙を変えただけでは何も変わらない」と岸田政権を批判。しかし、自民党は菅義偉という「表紙」を変えて勝利したのである。維新が拡大したのも「なんでもかんでも反対の野党連合ではなく、議論に応じる野党」というイメージをでっちあげ、自民も野党も嫌という層の受け皿を作ったからだろう。
枝野は立民の課題について、空中戦だけでは「政権にたどり着くことはできない」と語っていたが、その空中戦すらできていなかったのだ。(敬称略)
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適菜収 作家
近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。
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