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小沢一郎最後の仕事<本澤二郎の「日本の風景」(4255)<民意が反映する選挙制度に志位和夫・村上誠一郎らと総力>
http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/118.html
投稿者 赤かぶ 日時 2021 年 11 月 05 日 16:00:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

小沢一郎最後の仕事<本澤二郎の「日本の風景」(4255)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/31042347.html
2021年11月05日 jlj0011のblog


<民意が反映する選挙制度に志位和夫・村上誠一郎らと総力>

今回の総選挙結果で屈辱的敗北を受け入れざるを得なかった小沢一郎は、それでもバッジをつけた。小選挙区で負けても、国会議員というマジック選挙法に、もはや耐えられないだろう。彼の残された人生を、民意が反映されない、何者かわからない人物の「国民の代表」という、いかがわしい選挙制度を見直すことに総力を挙げることになろう。自民党の村上誠一郎や共産党の志位和夫らも、小選挙区制見直しに政治家人生をかける使命を帯びたといえるだろう。

 日本政治の諸悪の根源は小選挙区制にある。拙著「小選挙区制は腐敗を生む」(エール出版)は正しかった。

<憲法改悪狙いの民意が反映しない小選挙区比例代表制>

 そもそも国民の意思が政治に反映されない選挙制度は、独裁的な国が強行して実施する悪しき制度である。

 結果、国民の5割から6割が無党派層で、肝心の選挙の際、棄権する。創価学会などカルトの教団は、そこに狙い撃ちして票集めに励むことで、低支持率下、議席を確保する。これが公正な選挙といえるだろうか。

 そもそも自民党史をさかのぼると、この制度はA級戦犯(戦争犯罪)で囚われの身となった岸信介が、平和憲法を改悪するために実施しようとした選挙制度が基礎になっている。

 民意の反映する大選挙区制や中選挙区制だと、戦争期待の改憲勢力を確保出来ない。そこで僅か3割程度の有権者の支持で、政権を獲得できる小選挙区制に狙いを定めた。主権者の意思を少数で抑え込んでしまう、もっとも悪しき反民主的ルールである。有権者・国民を愚弄するものだ。

 来年の脱原発と共に参院選の重要な争点となろう。この制度の悪法をいち早く指摘、訴えてきた人物が、自民党の村上誠一郎だ。小選挙区制のもとで、安倍晋三による神社神道・日本会議が、憲法違反の「戦争三法」を強行できたものだ。

 安倍の信じがたい犯罪の数々と、それを捜査しない検察が、あるいは強姦魔をチャラにした人物が、警察庁長官になってしまう、正義も法的平等も消し飛んでしまった三流国日本にした元凶なのである。

 もはや胸を張って、世界を駆け巡ることが出来ない日本人。隣国を非難するような日本人は、恥を知るべきだろう。国民の平均給与は韓国にも劣ることに、アベノミクスが終焉して気付かされたゆでガエル日本である。

 改憲狙いの選挙制度のもとで、民意が反映されない政治と行政、さらには司法によって、日本沈没は地震・火山・原発によって、確実に進行している。孫子の世代は、これらの負債で押しつぶされるだろう。

<岸信介が必至で実現しようとした不平等・最悪の選挙制度>

 勝てるわけがない無謀な戦争に、東条英機の閣内の中枢に座って、戦争を鼓舞・強行した主役の一人が、安倍の祖父の岸だった。

 それでいて敗戦後、米CIA工作人となって、政権を担当した恐ろしい売国奴・裏切り人間が、悲願として実現しようとした現在の選挙制度である。

 不公正・不平等を絵にかいたような選挙制度を実現した、当時の細川護熙・土井たか子・河野洋平の政治責任は重い。背後で、これを強力に推進した小沢一郎だった。国民に土下座すべきだろう。

 岸・改憲派のための選挙制度など、戦争への道そのものである。平和を欲する日本人・アジア諸国民は、断固としてNOである。

<小選挙区で落選した候補が「当選する」とんでもない制度>

 小沢をはじめ、悪名高い自民党の甘利明も落選したが、どっこい「当選」してしまったのだ。安倍と麻生の子分である甘利が、恥を知る人物なら選挙制度の見直しに取り組むかもしれない。

 大政党に有利な選挙制度では、言論自由を抑制することで、ほぼ永久的に政治は変わらない。悪徳政治は継続して、日本の未来は暗くなるばかりである。

<何者か不明の比例候補がバッジをつけるふざけた制度>

 比例区の候補者など国民は知らない。何者か、何をするかも知らない。そんな人物が、突然、国会議員ですとか、大臣になりましたと挨拶されても、主権者は狐につままれた感じしか受けない。

 国民の代表者であろうはずがない。真っ先に定数の半減が天の声であろう。ともかく国会議員が多すぎる。役人も多すぎる。その経費を老人や子供や母子家庭に配分すべきだ。

 実に、ふざけた、国民をなめた選挙制度であろう。

<有権者と接点ゼロの人間が国会議員でいいわけがない>

 国会議員の顔を知らない。いつの間にか、国会議員が誕生している。落選候補が、それでも国会議員だといって、世界一の高額報酬を得ている。

 日本沈没という深刻な事態に置かれていても、そうしたイカサマ議員が構成する政党によって、バラマキが行われる。優雅な生活を享受している家庭でも、18歳以下には10万円支給という。そのツケを誰が払うのか。国民である。

 国債をいくらでも刷って、国民にばら撒けという仰天するような主張もあると聞いた。ふざけるな、といいたい。小選挙区制下の小粒議員の暴走にもほどがあろう。

<腐敗を助長させる政党助成金を廃止すべし>

 政治を志す政党に、血税を支給するという政党助成金には、声も出ない。直ちに廃止すべきだが、誰も文句を言わない。「タダでもらえるものはもらえ」と割り切っている。

 安倍と菅の両内閣下、毎年200億円近い金を自由自在に使っていた、自民党の二階俊博の懐事情に、国民の関心が集まっている。同時に、安倍晋三の河井案里への1・5億円も政党助成金についてもだ。

 安倍の秘書も恩恵をあずかっている。公明党創価学会にも流れていると断言できる。真相を明らかにせよ、である。出来なければ、岸田文雄も安倍レベルの悪党政治屋と断罪されるだろう。彼がまともであれば、共産党と一緒になって、政党助成金廃止法案を直ちに提出すべきだろう。

<拙著「小選挙区制は腐敗を生む」は本当だった>

 政治改革というイカサマの内外運動で、この悪法は強行された。一人エール出版から「小選挙区制は腐敗を生む」を出した。結果は図星だった。

 天下の悪役・読売のナベツネの、前の政治部長・多田実がほめちぎってくれたものだ。政治は人間の所作だ。いい人間でないと、正しい文化は生まれない。修身斉家治国平天下は、いまも生きている。

2021年11月5日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


公明党の遠山元議員に「1000万円提供」 融資仲介の男性が供述
毎日新聞1059

 貸金業登録を受けない業者が仲介した融資に公明党元国会議員の元秘書らが関与したとされる事件で、融資の仲介を主導したとされる70代の男性が東京地検特捜部の任意の事情聴取に、同党の遠山清彦元衆院議員(52)に「現金計約1000万円を手渡した」と供述していることが、関係者への取材で判明した。遠山元議員が副財務相に就任していた2019年9月から約1年間、複数回にわたり提供したという。特捜部は現金の趣旨を慎重に調べている模様だ。
 

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コメント
1. 赤かぶ[155169] kNSCqYLU 2021年11月05日 16:05:41 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[53931] 報告

2. 赤かぶ[155170] kNSCqYLU 2021年11月05日 16:07:16 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[53932] 報告

3. 赤かぶ[155171] kNSCqYLU 2021年11月05日 16:08:07 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[53933] 報告

4. 赤かぶ[155172] kNSCqYLU 2021年11月05日 16:09:45 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[53934] 報告

5. 赤かぶ[155173] kNSCqYLU 2021年11月05日 16:11:29 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[53935] 報告

6. 赤かぶ[155174] kNSCqYLU 2021年11月05日 16:12:20 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[53936] 報告

7. 2021年11月05日 16:50:35 : oFftUyzBJU : RTdHUk9IakFBdm8=[51] 報告
本澤二郎は、自分の言ったことも忘れているのか? 
狂ったか脅迫か、金に目が眩んだんだろね。

悪魔の自公が勝ち続けるのは、スターリン選挙の結果であること、メディアはウソを流し続けていること、多くの不正選挙裁判が門前払いされていること。それらの裁判をメディアが報道せず、野党も不正選挙を黙殺していることが根本原因だ。スターリン選挙は、小泉郵政解散時の自民圧勝、2012未来の党大敗など、何度も何度も繰り返されていることは、明らかだ。いまさら何を?
_______________________________________________

>偽りの世論調査<本澤二郎の「日本の風景」(2605)<NHK・共同・朝日は中止せよ!> 
<実施するなら総面接方式>http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52174598.html
http://www.asyura2.com/17/senkyo225/msg/653.html

>「ムサシ」を排除せよ!<本澤二郎の「日本の風景」(2247)<日本唯一独占の選挙屋>
<コンピューター操作による不正選挙>http://www.asyura2.com/16/senkyo200/msg/347.html

>報道されない不正選挙裁判__黄色いサルの国の選挙不正と暗黒裁判
https://www.bing.com/search?q=%e5%a0%b1%e9%81%93%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84%e4%b8%8d%e6%ad%a3%e9%81%b8%e6%8c%99%e8%a3%81%e5%88%a4&qs=HS&sc=8-0&cvid=C0FC6C7C163C4AE79D3B2FC4B0FCA0AE&FORM=QBLH&sp=1

8. 2021年11月05日 17:17:24 : iDvzSNb8ow : LjdzdTZLeVhSd2c=[46] 報告

21世紀、東洋の東端にある植民地の某国では、国を売り、国民を奴隷化するほど長期の政権となっている。ジャーナリズムは死滅し、メディアからはプロパガンダ目的のウソが流され、洗脳が繰り返されている。政権は宗主国の傀儡であり、メディアは宗主国の管理下にあり、傀儡政権とともに国民を欺き続けている。

某国において、電子洗脳箱を通じた洗脳は極めて効果的であり、時の権力者が罵声を浴び、逃げ回っていても支持率50%と報道すれば事実となる。何となれば、その国の国民・有権者は人間に見えるものの、猿と変わらぬほどの知能しか持ち合わせていないからである。

某国では、立憲民主主義の統治形態を模しているものの、実態は余りにもおぞましいものとなっている。憲法はいとも簡単に蹂躙され、三権は癒着し、罪刑法定主義に代わって権力者の側が刑罰を決め、実質的には時の権力者が憲法となっている。腐敗に満ちた絶対王政のごとし。

あまつさえ権力者は自身が国家であり、自身が森羅万象・世界の電報解読を担当するとまで言い放っている。つまるところ、狂人が権力という凶器を持ち、恣意的に、感情に任せ、思うがままに振り回しているのだ。これは、ジョージ・オーウェルさえ予想も出来なかった破格の異常さだろう。

でーも、 わだすには 夢がある。 そう遠くない将来 

___ 自民圧勝の勢いです 票は数えていないけど 自民圧勝です 安倍自民党の圧勝です!
___ そっかー また逃げ回る国難、お前がウミの 安倍自民党が圧勝したのか― ざんねーん!

という選挙、投票箱が移動中で開票作業が始まってもいないのに当確が発表され かの おぞましき
安倍自民党が圧勝したと報道され、虚偽が事実となる デタラメ選挙が終わる日が来る という夢が
インチキ選挙を終わらせ、票を数えてから当選者を決める選挙にせにゃいかんだろ___そだねー

9. 増税反対[2690] kZ2QxZS9kc4 2021年11月05日 17:30:36 : uGZVjrGPZv : RWFBOUZUL3drNy4=[25] 報告
実は小選挙区制度に最後まで反対していた自民党議員は小泉純一郎であり、著書の一章を「小選挙区制度亡国論」に割いている。いま読んでも当時の指摘は正しい。・・・


 選挙区制度じゃなくて自民党と公明党がこの国をダメにしてるんであって、

その最たる者が小泉純一郎じゃなかったの?

今も以前も選挙区制度を変えようという行動は

見えませんでしたが・・・

10. 命を大切に思う者[5524] lr2C8JHlkNiCyY52gqSO0g 2021年11月05日 18:00:39 : bkAOVORMBs : VnRhL3pRaG02dHM=[305] 報告
小選挙区制は、一票の格差も問題を大きくしています。
同じ議席数を少ない票で獲得できるため、買収で金を渡す相手の数が少なくても、多くの議席を獲得することができます。
当選後に(何の正当性もない)公共事業を発注して金を渡すことを約束する行為は、買収であり、選挙違反(刑事事件)です!
自民党は昔からずっとそれをやってる。
警察官達や検察官達が背任罪を犯して故意に見逃してるだけです。
支出できる額の範囲内で、全議席を確保するために必要な人数に金を渡せてしまうのです、一票の格差のせいで、同じ議席数を少ない票で獲得できるようになってると。
自民党が一票の格差を残してる理由は、買収のためなのです。買収の金は当然、横領して来て渡してる、
(何の正当性もない)公共事業を発注する行員は、公金横領と不正供与だろう。刑事事件なのです。
政権与党が堂々と刑事事件を犯し、警察官達や検察官達も堂々と刑事事件(背任罪)を犯して見逃している。日本の国民も随分舐められてる。政権与党、警察官達、検察官達が刑事事件の犯し放題になってる。本当は服役か死刑にしないといけないのです。 
11. 2021年11月05日 18:28:34 : c30vZSahQH : WXNKZVFxZDhZbzI=[9] 報告
小沢氏が小選挙区導入した理想と現実がかけ離れるようになってしまった。
最初の失敗は渡辺ミッチー総理に担いで自民党を保守と中道リベラルに割るというのが、社会党の離脱で失敗してしまったこと。
次が自自公連立政権で公明党を自民と連立させてしまったこと、最後が、民主党が参院で敗北したことだろう。

与党になって政権担当させる事が重要なんだが、その重要性以上に嫌われてしまった感はあるな。
マスコミと検察に嫌われたのが大きいんだろうが。
小泉郵政選挙は考えてみると参院否決で解散ってひどいことやってるんだけど、自民党をぶち壊す!ってフレーズにごまかされたなあ。

12. 2021年11月05日 19:00:32 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[6175] 報告
政党助成金をなくすとどうなるか。
企業献金を得ている自由民主党が生き残る。
党費を集めている日本共産党は今も助成金を貰っていないので変わらず。
信者の布施がたんまりとある創価学会を母体にする公明党は残る。
カンパで繋がるだろうれいわ新選組は、厳しいながらも持ちこたえる。

国民民主党とか、立憲民主党とか、社会民主党とか潰れちゃわないかい?
さらに日本維新の怪は、どこから金がでているのか怪しすぎるのだが?!

自民公明が助成金を受け取るマイナス面が無くなることの利より、反自公の政党の存続というプラス面が無くなることのほうが害が大きい。

13. 2021年11月05日 19:46:52 : Askq0YLCxI : Qmp1Y3Rla1c0Vlk=[1042] 報告

あまり理屈っぽく考えなくても、小選挙区制は一票の違いで負けた方は死票になる。

しかし死票を投じた有権者は何十年も死票を投じているよ。そして投票所に来なくな

った。

また「小選挙区制は必然的に二大政党化する」と言う話もされていたが、実際は政党

が乱立して増える一方である。立憲は今回の結果で分裂する可能性が出てきたのでは

ないかい? 


た細分化

14. 2021年11月05日 19:53:14 : LJdxWKniNs : QlJxekI1RkQyai4=[2] 報告
小選挙であろうと、全国1区制であろうと、そんなのどっちでもいい。

問題は開票の不正だ。

15. 2021年11月05日 20:14:41 : ZDXrt7BX5g : M0tzMjFIcDdKSmM=[36] 報告

今回の選挙も不正・改竄の結果だということが隠し切れなくなり、小選挙区悪玉論が復活してきたね。

そりゃあ、小選挙区制度の問題もあるだろさ。でも、不正・改竄が常態化し、ヤクザのチンピラ維新・
裏社会が「金で票を売買」し、あり得ない大躍進を遂げる「スターリン選挙」を問題にしないのは、
まさに電通やダッピの工作員だってことが丸わかりなんだけど、どうなの?

小選挙区制度批判の前に「スターリン選挙」を批判すべきだと思うんだが、どうして批判しないのかね?
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>小選挙区制悪玉論の不気味さ https://www.reddit.com/r/tikagenron/

現在、不正選挙陣営の用意しているスキームは
・小選挙区による自民vs民進の二大政党制
・自民・民進両執行部を支配して実質的な選択肢を奪う

だが、どうもこれを
・中選挙区制による新55年体制(自民一強の固定)
・清和会と小池維新による二大派閥による総理職たらい回し

に変更したがっているような動きを感じる。最近、擬似民主主義の役者たちが一斉に小選挙区悪玉論を唱え始めている。いわく、小選挙区のせいで議員のレベルが下がった。いわく、自民党の得票率はせいぜい3割しかないのに圧倒的大多数を得て好き勝手している。中選挙区ならそんなことにはならなかった。もちろん詭弁である。

議員のレベルが下がったのは不正選挙で有為の人材を粛清しているからであって、決して小選挙区のせいではない。自民党に投票したのが少数派なのに圧倒的大多数を占めているということは、野党もまた少数の支持で政権を奪い返せるということである。小選挙区は最も政権交代の起きやすい制度だ。安倍があれだけやらかしても自公支持層や野党支持層が不変のままであるという前提をとることがおかしい。

では何故こんな動きが出てきたのかといえば、安倍が無能で下劣に過ぎ、野田が不人気に過ぎるからだろう。安倍は酷すぎる。地下言論でなくても高止まりし続ける安倍内閣の支持率なんてもう誰も信じていない。小選挙区制の元では自公が政権を持ち続ける説得力のあるシナリオを書くのは無理だ。また、野田は不人気過ぎる。当初のスキーム通りに安倍自民から野田民進に政権を移行させると、野田一味が追い出されかねない。少なくともスムーズな政権運営など望むべくもないだろう。

もし私が不正選挙のシナリオを書く立場にあったら、筆を投げたくなると思う。それほどに今の状況は現実と乖離している。擬似民主主義は国民をだましおおせて初めて完結する。今のままのスキームでは高いコストを払って民主主義の体裁を整える意味がないと判断されたのだろうと思う。

去年の東京都知事選では、小池百合子を当選させるために民進党支持層のなんと4割が小池に投票したと言う無理な筋書きを書かざるを得なかった。今のままのスキームを続けると、もっと無理な筋書きを書くはめになるという「現場」の悲鳴が、小選挙区悪玉論となって顕れているのではないか。

ついでに小選挙区を導入した小沢を叩けるというのも彼らにとってはメリットなんだろう。不正選挙で票を削られているのは自由党などの「反・脱グローバリズム勢力」であって、決して維新や民進などではない。

そして不正選挙陣営の目的はグローバリズム推進勢力の間で政権をたらい回しにすることなのだから、自民党を完全なグローバリズム政党(清和会と維新の二大派閥)に仕立てた上で中選挙区に戻し、政権交代を起きなくするのが、彼らにとって最も安全なシナリオということになろう。(中選挙区が比例代表でも同じ)
________________

>自民党関係者からの超ド級の爆弾情報A https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=115046
〜維新は改憲のために作られた自民の別働隊/不正選挙は超党派で行われている「ヤクザのシノギ」〜

 前回、東京に「都議会のドン」がいるように大阪にもドンがいて、「A先生」こと西村昭三市議が、堺市の自民党の公認権を1人で握り、警察と選管に手をまわし、1票1万円?で票を差し替えていたという驚愕の情報を紹介しました。この不正選挙の仕組みを作り上げたのが、西村昭三市議と今回でてくる「B先生」こと、馬場伸幸議員(おおさか維新幹事長・衆議院議員)のようです。堺市の明らかな不正選挙は、突破口であり、今後、詳しく記事にしていく予定です。

 今回の記事に"維新は改憲のために作られた自民の別働隊"とありますが、おおさか維新がここまで勢力を拡大出来た背景には、官邸と維新が裏でつながっており、自民党に使われるべき選挙資金が西村昭三市議経由で維新へ横流しされているからという驚きの情報が出てきます。これは自民党内でも問題になったようで、内閣情報調査室に調査させようとしましたが官房長官の力で揉み消されたようです。純粋な自民党員からすれば、官邸や西村議員は「維新のスパイ」だと思います。つい最近も東京で安倍首相、菅官房長官、橋下元市長、松井府知事、馬場幹事長が会合を開いていることからも裏でこうしたことが起こっていることは想像がつくと思います。そもそも菅官房長官と松井府知事は、父親の代から笹川財団を通して繋がりがあったようです。そのあたりも今後、記事にしていきたいと思っております。

 "続きはここから"以降ではドンが候補者に公認を与える代わりに借金をさせ、裏社会がそれを取り立てていることが紹介されています。甘利元大臣がなぜあれほど賄賂を必要としていたのかも、舛添元知事があんなにケチだったのかも、号泣兵庫県議が政務活動費を着服していたのも、上から下までほとんどの議員がお金に困っており、票を金で買ったツケがまわっているからだったのです。不正選挙利権は超党派で行われている「ヤクザのシノギ」であり、議員といえども、取り立てで追い込まれている多重債務者や借金のカタにされた遊女と変わらないのだと思います。これでは、まともな政治ができるはずがないと思います。一度、全てを明らかにすべきだと思います。
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16. 2021年11月05日 20:44:47 : FxuKEv16u2 : bm9BTkVWcGVQbDI=[135] 報告
二者択一の選挙ではたいていの場合、たった二人の候補者では気に入る候補者はいない。結果投票率は低下する。統計的にもそうなっている。4分の1程度の票を固めれば必ず勝つ。

既得権益を持つ集団が一方の陣営に固まっていれば、実際政権交代は起こらない。ある意味よくない制度だった。一度民主党は大勝したがそれを事前に察知した既得権連合は検察を使って事前に小沢一郎を陥れていた。

日本の”政治改革”は失敗に終わった。ただし実質同じ政策の政党を二つ作ろうとする策動はずっと行われている。それを実践してきた勢力は、旧民主党、菅直人、野田佳彦、前原誠司、小池ゆり子、マスコミ、連合、警察に検察、国民民主党、それに維新、ただし維新の場合は自民党の右にもう一つの政党ということ。

日本の政治改革は失敗に終わった。自民党とリベラルという対立軸ではない。どちらもアメポチということだ。

17. 2021年11月05日 21:26:01 : yrS4006KKk : TzBCTmVXOWN1RGs=[1] 報告

G7の国イタリアを除きすべて小選挙区制なんですけれど要は日本を含めて後進国という事ですね

イタリアは比例代表制です選挙制度などより 投票箱も開けてないのに投票締め切りと同時に当確を出す

NHKを始めとするテレビの出口調査のインチキ洗脳マジックをどうにかしてもらえませんか

たとえその小選挙区制度が民意が反映されないとしても条件はどっちも五分五分じゃないですか

それを負け惜しみと言うんですよ まして小沢一郎のせいにするなんて論外本澤二郎もメッキが剝げてきた

この人山本太郎を滅多に取り上げない珍しい自称ジャーナリストwwwあまり良い臭いがしない。

18. 2021年11月05日 21:46:38 : RF5yXl3BTA : bEMxS3JUT1d2R0k=[1] 報告
何より、先ず、ムサシを使わないで、TVカメラをふんだんに使って、人的開票に戻してほしい。

全国民が信じられる開票で、今までのように開票速報を国民が見られるようにしてほしい。

いくら不正はないと言われても、隠蔽・改ざん・廃棄体質の自民党がムサシを使っての開票で、国民に集計の途中経過も見せないあんな開票を信じろという方が無理。

ムサシの会社は安倍晋三の父、安倍晋太郎の100%持ち株の会社だったと聞きますが、それで公平だと言われても、とてもとても信じられるものではありません。

まして安倍晋三は嘘で有名ですし。
検索に入れると出てきますよ。

これでは、ムサシある限り自民党は不滅ですね。

あのムサシって、アメリカで大統領選挙で不正を疑われて日本に来たって聞きましたが本当ですか?
嘘つきはどこまで行っても嘘つきだと思います。
体質ですから。

19. 曙を待望するもの[256] j4yC8JHSll2Ct4LpguCCzA 2021年11月05日 21:54:33 : FAt0kYWxVo : VVlMOUVwaVF1dzY=[815] 報告
比例を無くして300小選挙区のみにする案はどうか。
20. 2021年11月05日 22:55:29 : RF5yXl3BTA : bEMxS3JUT1d2R0k=[2] 報告
>>19.さん

だから〜、そういう問題ではないんだってばッ!

ムサシなど使わないで、時間がかかっても人による開票にするべきだって言ってるんだよ。
TVカメラをぐるっと囲んで、360度監視して、全国民の目で監視しながににしなくちゃ信じられな言ってんだよっ!

時間がかかっても良いじゃないか。
その開票を全国民が楽しめばそれも良いじゃないか。
何でムサシなんだ!って言ってんだよ!

21. panbet37[4088] gpCCgYKOgoKChYKUglKCVg 2021年11月05日 23:39:09 : 6J7XudsF6g : SWhiVG1scjVucXc=[1778] 報告
 僕は長年の筋金入りの小沢一郎ファンです。

 小選挙区制の問題性は感じます。それはさておき。本澤さんの本稿、大いに同感です。別稿の森ゆう子さんへのエールにも強く同感します。

 渾身の戦略参謀、小沢一郎さんの動きに、瞠目しましょう。

22. 2021年11月06日 08:19:09 : 4RBSF8XeJI : cTF0NEdVb1c5Ync=[15] 報告
>19が正しい。

比例があるからおかしくなるのだ。

23. 2021年11月06日 08:23:42 : 4RBSF8XeJI : cTF0NEdVb1c5Ync=[16] 報告
ついでに、党公認を一人というのもおかしい。

これは自由選挙妨害である。

党は、党の掲げる採択綱領への批准・所信を同じくすると認められる全ての候補者を公認せねばならない。

同時に、党の採択綱領に批准せず、所信も違える者を公認してよいわけがない。

24. 2021年11月06日 08:33:01 : 4RBSF8XeJI : cTF0NEdVb1c5Ync=[17] 報告
もう二つ。

一つ 与野党を問わず、政策公約に対して、その実行ロードマップを示せぬ者は、選挙後も、架空公約による選挙買収を企んだ者として、有権者より告発できるようにすべきである。

一つ 公務員および団体職員など共済保険/共済年金加盟者の選挙投票権は排除せよ。

投票権を有するのは、共済年金/共済保険という優遇を有していない者に限られねばならない。

ただし団体職員の地方参政権は認められても良い。

だいたいにおいて、公務員は労働者ではではない。本当は機械(システム)であるべきだが、機械(システム)にその精度が持たせられないので、便宜的に人が機械(システム)の代わりをしているものが公務員である。

これに意思を持たせてはならない。

25. 2021年11月06日 08:40:51 : 4RBSF8XeJI : cTF0NEdVb1c5Ync=[18] 報告
また、議員定数の削減が言われるが、削減(ゼロ化)すべきは議員ではなく官僚である。

選挙で選ばれる議員の数は今の倍、さらに議員歳費も倍にしても良いので、選挙で選ばれない官僚(上級公務員試験合格者への永遠の権利)を廃さねばならない。

天下りとは、官僚がいるから起こるのだ。官僚がいなければ天下りそのものは起きようがない。

26. 2021年11月06日 09:24:30 : bwZAnUIVRU : SjR2NnhPS3Z6L3M=[104] 報告
いまだに小沢なんて言う詐欺野郎の下僕として頑張る信者たち
実は正体は堕脱皮野郎
27. 2021年11月06日 09:26:56 : bwZAnUIVRU : SjR2NnhPS3Z6L3M=[105] 報告
>>24
堕脱皮野郎の決まり文句コウムインガーwwwww
他にセダイカンカクサガーとか
年寄りはハヤクシネとこいつらは言っている
28. 2021年11月06日 13:35:47 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[2097] 報告
二大政党でないこの国、政治に無関心な国民性に小選挙区制は合わなかった面もあるが何と言っても14さんが言う様にムサシという機械を使う集票が不正を生み出した。
29. 2021年11月06日 15:12:55 : qyjLKDKN06 : WEdzUFpscmRpckU=[1216] 報告
中、大選挙区制の下では、同じ党の議員がでて来て多数が当選し、少数野党には不利で政権交代が容易にできない。それに同じ政党から競り合うので選挙に掛かる費用が膨大化し金権政治を促す要素が有る。

上記のような考えで小沢氏は小選挙区制を主張し政権交代が可能な制度にして普通の民主政治の国にしたいとの思いから出た小沢氏の考えと捉えている。

良いと思われた制度も現実には作用しなくなって来て弊害が生じたのであれば変える必要はあると思う。

しかし、それには小選挙区制にはどこに欠陥があるのか、どうすれば、どのような制度にするのか与野党議員、政治問題の専門家等で科学的に検証し見直して継続の是非を決めて行くべきでしょう。

制度といえども人、政治家が運営、実行してゆくもの。選挙に際して選挙区の公認権を政権の中枢が決めて行くようなものにすれば党の統制が強まり民主政治に合わない事態もあり得る。

30. 2021年11月06日 15:50:30 : V5y6F01Uis : LldNM1VRRHF4Lmc=[7] 報告
>29
小選挙区制とは、政権交代を可能になどと言う珍毛な考え方で考案されたものではない。

https://facta.co.jp/article/201204001.html
>第二に地方分権である。分権改革は進んではいるものの、補助金はもちろんのこと、地方交付税制度や必置規制、補助基準などで地方の自由度はまだまだ少ない。国家公務員数を見ても、出先機関職員は本省の倍ほどの開きがあり、いかに国が地方の事務を扱っているかが分かる。

>「全国を300の市に再編する」ことの目的は、分権の受け皿としての自治体機能の強化にある。平成の大合併もこの考え方に基づいて進められ、市町村数は半分強にまで減少した。合併効果による歳出削減効果ももちろん期待されるが、加えて基礎自治体の体力を高めた上で、県と市町村の二重行政、国も含めれば三重行政を解消することによって、真に自治体の自主性を尊重し、日本の国民生活と国土に多様性をもたらすこと、これこそが本来の主眼である。


※ 県と市町村の二重行政、国も含めれば三重行政を解消することによって、真に自治体の自主性を尊重し、日本の国民生活と国土に多様性をもたらすこと

「封建制の解消」、これが小沢一郎が小選挙区を導入するとした本来の目的である。

小選挙区から、国会へ赴く選出議員は、それぞれの市の代表であって、国政に支配されない地方を、引いては憲法8章の精神を実現可能なものとするため提唱されている。

31. 2021年11月06日 15:56:36 : V5y6F01Uis : LldNM1VRRHF4Lmc=[8] 報告
小選挙区制は、「国」とは、地方というボトムがあって、そこで初めて「地方の集合体としてしか国が存在し得ない」環境の整備を図ったものだ。

今の日本の国とは「地方に根付かぬ天上の別の国」である。

実は1991年当時もそうで、国とは、日本ではなく天国なのだ。

もしも日本が国なら、地方は日本という天上の国に隷属する奴隷の棲家だ。

これを防ぐために考案されたものが「小選挙区制=国会議員は常に地方より選出され、国家という地方とは無関係の天上に属する代議士などいない」という話なので、地方の数だけ、そこに代議士を選出できる体制が存在する必要がある、これが小選挙区制の精神である。

32. 2021年11月06日 15:58:49 : V5y6F01Uis : LldNM1VRRHF4Lmc=[9] 報告
そういう精神だから、当然ながら「比例代表なる天上の組織が序列化した、地方を天上が支配する制度」は、小沢一郎の最も忌むところである。
33. 地下爺[18014] km6Jupbq 2021年11月06日 16:14:02 : k3zXh6OQQU : R1Jic2NNN3pnYkE=[2090] 報告

  根本的な 事を 忘れています。


  政権を とらない限り どんな 選挙制度であろうと 改善するのは

  ほぼ不可能ですよ。


  まず 投票率が低い この現状を変えなければなりません!!


34. 2021年11月06日 17:24:32 : BJuNYjHw7j : U2pSRm1Fems5V2c=[8] 報告
>>33 

原因は、スターリン選挙じゃなく「投票率が低い」ってことにしたいんだね。

でも、開票結果を発表するのは「スターリン選挙をやってる側」なんだよね。

2012衆院選も、今回の選挙も、本当の投票率は80%ぐらいになってるだろね。

🔴<東京都大田3区>小選挙区で立憲民主党の立候補者にいれられた約4万1千票が 協力野党連合(れいわ、社民等)の比例1万票、立憲比例1万8千票以外になんと維新の票1万3千票になっているという史上最大のミステリー>http://www.asyura2.com/21/cult34/msg/563.html

35. 2021年11月06日 18:34:00 : ozmmj7ZAkU : MFFQUVNZRkQwblk=[1] 報告
いやいやいや。
中選挙区では選挙区内で同一政党候補者が争うので、政策論争は無く地盤の有権者にどれだけ便宜供与するか、金権選挙になります。
嘗ては支持者を集めてバスツアーだとか、ゲンナマを渡すとか、発展途上国型選挙が蔓延していました。
公職選挙法で選挙区内住民の冠婚葬祭に対する議員の関与禁止を提言したのは私です。

現行小選挙区制が投票率の漸次低下を呼んでいるからと言って、直ちに、中選挙区に戻しましょう。とはなりません。比例復活併用性を廃止し初めから小選挙区立候補か比例立候補か二者択一制にするとか改善の余地はあります。

36. 2021年11月06日 19:53:01 : N1jPSPEVaI : cGgzRFkyUFBua2c=[28] 報告
スターリンは、投票率が高くても、投票率が低かったことにもできるからな。

不正開票を言わず、投票に行きましょうと言う奴は、100%創価の工作員と思って間違いない。

37. 地下爺[18025] km6Jupbq 2021年11月06日 20:56:28 : k3zXh6OQQU : R1Jic2NNN3pnYkE=[2101] 報告

    あのネ じゃ どうすれば 良いんでしょうか?!

    こういう時に 言うんでしょね 「対案を出せ!!」 て 。。。

    平和裏に 物事をすすめるのに なにか 方法がありますかね?!


38. 2021年11月06日 21:22:41 : N1jPSPEVaI : cGgzRFkyUFBua2c=[31] 報告
>37
新自由主義化
39. 2021年11月06日 21:27:52 : N1jPSPEVaI : cGgzRFkyUFBua2c=[32] 報告
全ての政治・経済分野において、外資の介入と不正監視を推進する。

具体的には「個人通報制度の早期導入と国内人権機関の早期設置」

https://senben.org/archives/8313
個人通報制度の早期導入と国内人権機関の早期設置を求める決議

2020年02月22日

個人通報制度の早期導入と国内人権機関の早期設置を求める決議

 国際社会は、二度の世界大戦の惨劇を経て、基本的人権と個人の尊厳の普遍的価値を確認するとともに、歴史上の人権侵害がその当事国内では合法的なものとして扱われてきたという苦い経験から、人権問題を当事国の自律のみに委ねるのではなく、国際的に解決することの重要性を共有するようになった。こうしたことから、国際連合は、1948年に、世界人権宣言を採択し、同宣言でうたわれた人権保障をより具体化するための20を超える各種国際人権条約を順次採択してきた。そして、これらの国際人権条約には、国際人権条約で保障された権利を侵害された者が国内の救済手続を尽くしてもなお権利が回復されない場合に、人権条約機関に直接救済の申立ができる手続(個人通報制度)が付された。また、世界では、国内における人権保障を充実させ、促進していくために、「人権の促進及び擁護のための国家機関(国内人権機関)の地位に関する原則(パリ原則)」に合致した、政府から独立した国内人権機関の創設が潮流となっている。

 しかし、日本においては、条約機関からの度重なる勧告にもかかわらず、個人通報制度と国内人権機関は未だ導入・設置されていない。そして、日本における人権状況をみると、立法、行政、司法のいずれにおいても、各条約が定める国際水準の人権保障が十分に実施されていない状況にある。

 例えば、表現の自由を巡る状況をみると、日本は、これまで、国際人権(自由権)規約委員会から、表現の自由を巡る問題について懸念や勧告を繰り返し表明されている。しかし、そこで示された、ビラ配布者が逮捕起訴された問題についての懸念や特定秘密保護法の問題点はその後も解消されていない上、最近では、2018年12月の内閣官房長官の記者会見における特定記者の質問制限問題や、2019年7月の札幌市内における参議院議員選挙応援演説中に野次を飛ばした人物が現場から排除された問題も発生するなど、日本における表現の自由は危機的状況を脱していない。

 また、社会保障制度を巡る状況をみても、生活保護や年金は低所得者や低年金者らにとって生存の条件そのものであるところ、2018年5月、国連人権理事会の特別報告者らから、2018年10月からの生活保護費引き下げ措置について、日本が批准する国際人権(社会権)規約上の義務に違反するとの声明が発表され、日本の社会保障には国際水準に照らし重大な問題があることが指摘されているが、問題は解消されていない。

 さらに、障害者を巡る人権問題としても、旧優生保護法下において本人の同意なしに施された優生手術による人権侵害の問題がある。この問題については、国際人権(自由権)規約委員会からも繰り返し勧告が為され、また、女性差別撤廃委員会からも、2016年に、強制的な優生手術の被害者に対する措置を講ずるよう勧告が為されている。国は、2019年4月、被害者への一時金の支給等を定める立法措置(いわゆる「一時金支給法」の制定)を講じたが、一時金支給法は、旧優生保護法が憲法違反であることを前提にしておらず、その支給額も非常に少ない金額であり、被害者の被害回復は十分に進んでいない。

 このような現状が生まれている重要な要因の一つに、日本に先述した個人通報制度及び国内人権機関のいずれも導入・設置されていないことが挙げられる。個人通報制度の導入と国内人権機関の設置は、国際水準の人権保障を実現するために必要不可欠である。即ち、個人通報制度の導入は、国際的な人権保障の考え方を日本に浸透させて裁判を充実させ、国内人権機関の設置は、国際的な人権保障の考え方に基づきながら、迅速にしかも幅広い人権救済の手立てを実現することになる。

 当会は、これまで、2010年2月の定期総会において、「国際人権(自由権)規約付属の第一選択議定書(個人通報制度)の早期批准を求める決議」を採択し、2011年7月の臨時総会において、「各種人権条約に基づく個人通報制度の早期導入及びパリ原則に合致した政府から独立した国内人権機関の設置を求める決議」を採択したが、日本における人権保障の深刻な状況をみると、個人通報制度の導入とパリ原則に合致した国内人権機関の設置の必要性は一層高まっている。

 よって、当会は、日本における国際水準の人権保障を確保するため、政府及び国会に対し、次のことを強く求める。

1 「国際人権(自由権)規約」や「国際人権(社会権)規約」など、日本が批准している計8条約の全てについて、条約に付帯する個人通報制度を定める選択議定書を早期に批准すること、あるいは、条約本体に定められた個人通報条項の受諾宣言を早期に行うこと

2 1993年の国連総会において採択された「国内人権機関の地位に関する原則(パリ原則)」に合致する、人権救済機能、政策提言機能、人権教育機能及び国際協力機能のすべてを付与され、真に政府から独立した国内人権機関を早期に設置すること

 2020年(令和2年)2月22日

仙 台 弁 護 士 会

会 長 鎌 田 健 司

提案理由

第1 国際水準に達しない日本の人権保障
 1 国際社会における人権保障の潮流
   国際社会は、歴史上の人権侵害がその当事国内では合法的なものとして扱われてきたという苦い経験を踏まえ、人権問題を各国の自律に委ねるのではなく、人権を国際的に保障していくことが不可欠であるという認識を共有することとなった。このような認識から、各種国際人権条約は、国と国との合意ではあっても、その条約により、個人が締約国に対して人権保障を請求する地位を獲得すると考えられるようになり、締約国において条約が実施されるためには、人権保障を国際的に確保するためのシステムの構築が不可欠であると強く自覚されるようになった。そして、1948年には、世界人権宣言が採択され、同宣言でうたわれた人権保障をより具体化する作業として、これまで20を超える国際人権条約が採択されてきた。
 2 日本における人権保障のシステムの課題
(1) 人権保障を国際的に確保するためのシステム
 人権保障を国際的に確保するためのシステムとしては、主に、@締約国の責務としての国際人権基準の国内法体系への組み入れ、A条約機関による締約国審査と総括所見の公表、B国連人権理事会による国別普遍的定期的審査(UPR)における各国による勧告、C国際連合の人権理事会の特別報告制度、D個人通報制度と通報内容についての見解(Views)の表明、E国内人権機関の活動などがある。
(2) 日本における人権保障のシステムの課題
 ところが、日本では、各種国際人権条約上の人権を国内で実現する上記@からEのシステムが十分に機能しているとは言い難い。
 @については、新たな立法整備が為されたこともあるが、立法整備が不十分に終わる場合も少なくない。また、日本の裁判所は、各種国際人権条約の実体規定の直接適用や間接適用について消極的であり、国内法の解釈において、国際人権条約をほとんど判断の基準として採用せず、批准した国際人権条約が日本の裁判で十分に活用されていない現状がある。行政機関に至っては、裁判所以上に国際人権条約の活用に消極的である。
     そのため、各種国際人権条約の定める国際水準を達成できない日本の人権課題については、条約機関等による締約国報告審査や普遍的定期的審査(UPR)において有益な勧告が繰り返され、数多くの人権課題についての懸念が表明されている(上記A、B及びCにおける勧告や所見の公表)。
    しかし、残念ながら、日本は、これらの勧告の多くについて履行できておらず、むしろ、勧告や懸念を表明された課題の多くを履行しない点についてさらに懸念を表明されるという状況に陥っており(2014年国際人権自由権規約委員会第6回定期報告審査における総括所見)、国際水準に合致した人権課題の解決が為されているとは言い難い状況にある。
    そこで、日本の人権課題を打開するための制度として極めて有力であるのが、個人通報制度(D)と、「国内人権機関の地位に関する原則(パリ原則)」に合致した国内人権機関(E)である。

第2 個人通報制度と国内人権機関
 1 個人通報制度
(1) 個人通報制度とは
 個人通報制度とは、国際人権条約で保障された権利を侵害された者が、国内で裁判などの救済手続を尽くしてもなお権利が回復されない場合に、人権条約機関(以下「条約機関」という。)に直接救済の申立てができる手続きである。これは、世界人権宣言の後、数多くの国際人権条約が採択されたにもかかわらず、必ずしも国際人権条約が締約国で実施されてこなかった反省を踏まえ、条約の実施措置を有効に機能させるために、1965年「あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約」(以下「人種差別撤廃条約」という。)採択の際に導入されたものである。
(2) 個人通報制度を定める各種国際人権条約と日本の態度
 日本が批准している国際人権条約のうち、個人通報制度を定めるものは、「市民的及び政治的権利に関する国際規約」(以下「国際人権(自由権)規約」という。)、「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」(以下「国際人権(社会権)規約」という。)、「女性に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」(以下「女性差別撤廃条約」という。)、「子どもの権利に関する条約」(以下「子どもの権利条約」という。)、人種差別撤廃条約、「拷問及び他の残虐な、非人道的な又は品位を傷つける取扱い又は刑罰に関する条約」(以下「拷問等禁止条約」という。)、「強制失踪からのすべての者の保護に関する国際条約」(以下「強制失踪条約」という。)、「障害者の権利に関する条約」(以下「障害者権利条約」という。)の計8条約である。この内、国際人権(自由権)規約、国際人権(社会権)規約、女性差別撤廃条約、子どもの権利条約及び障害者権利条約については、本条約に付帯する選択議定書に個人通報制度が定められ、人種差別撤廃条約、拷問等禁止条約及び強制失踪条約については、条約本体の中に個人通報制度を定める条項が設けられている。
 しかし、日本は、これらの各種国際人権条約に付帯する個人通報制度をいずれも導入していない。そのため、日本では、裁判所で条約違反を主張したとしても、それに重きを置いて判断されることは少ない。すなわち、もし、個人通報制度が導入されたならば、裁判所は、自分の下した判決が条約に違反していないかどうかを審査される可能性が生まれることになり、そうなれば、条約違反の主張についても重きを置いてより慎重に判断することが期待でき、ひいては、日本における国際水準の人権保障の確保につながる。各種国際人権条約ないしこれに付帯する選択議定書が個人通報制度を定めているのも、各種国際人権条約が定める国際水準の人権保障を締約国内で実施するためにこのような枠組みが必要不可欠だからである。
(3) 各条約機関から個人通報制度の導入を勧告されていること
 このように、個人通報制度の導入が国際水準の人権保障の実現に不可欠であることから、世界では、既に約150か国が何らかの個人通報制度を導入している。とりわけ経済先進国であるG7では、日本を除くすべての国が何らかの個人通報制度を導入しており、経済協力開発機構(OECD)加盟36か国では、ほとんどすべての国が何らかの個人通報制度を導入している。
    にもかかわらず、日本は個人通報制度を全く導入していないことから、各条約機関は、個人通報制度を導入するよう何度も日本に勧告している。さらに、国連人権理事会においてなされる普遍的定期的審査(「UPR」。国連加盟国すべての国の人権状況を国連憲章、世界人権宣言及び当該国が締結している国際人権条約に基づいて審査する枠組み。)においても、日本に対し、多くの国から勧告がなされてきた。2017年11月に行われた日本に対する第3回普遍的定期的審査では、10か国という多数の国から、女性差別撤廃条約や障害者権利条約等について、個人通報制度を導入するよう日本に対し勧告がなされている。
 (4) 日本が個人通報制度の導入を躊躇する理由はないこと
何故、日本は、個人通報制度を導入しないのか。その理由として、政府は国家の主権と司法権の独立との関係で問題があるとしている。しかし、そもそも各締約国における国際水準の人権保障を実現するための国際人権条約に加盟しながら、その条約の権利を実現するための制度を導入しないことは背理である。個人通報制度を導入しても、日本には、条約機関に対し締約国としての考え方を書面で述べることが保障され、日本政府の立場を明確に主張することができるし、更に言えば、個人通報制度に基づき条約機関によりなされる勧告には法的拘束力はないとされていることからしても、個人通報制度は、締約国の主権と司法権の独立に十分に配慮した制度であり、日本の主権に何らの問題を及ぼすものでもない。
したがって、日本が個人通報制度の導入を躊躇する理由はないというべきである。
(5) 小括
このように、国際社会は、日本の人権保障が国際水準に達していないことを踏まえ、あるいは締約国の義務として、個人通報制度の導入を強く求めており、日本が個人通報制度の導入を躊躇する理由もないというべきであるから、国は、早期にこれを導入すべきである。
 2 国内人権機関
(1) 国内人権機関とは
    国内人権機関とは、人権保障と促進のために設置される国家機関であり、当該国に居住する者であれば国籍の有無にかかわらず、侵害された人権の回復を求めていくことのできる公的機関である。各種国際人権条約の保障する人権は、締約国の国内問題ではなく、個人が締約国に対してその保障を直接求めるものであるから、その保障水準を国際水準に合致させ、締約国における人権保障を実効的なものにするためには、国からの独立性が担保された人権救済手段として、国内人権機関の設置が必要とされている。
日本においては、人権侵害に対する救済制度として、法務省の人権擁護制度、裁判制度、弁護士会の人権救済制度等が存在する。しかし、法務省の人権擁護制度は、法務省に設置された機関であるため政府からの独立性がなく、人権救済手続を定めた法律もないため、公権力による権利侵害に対して十分な救済力を有するとは言えない。また、裁判制度は、救済は主として金銭賠償であり、人権救済の抜本的な解決に適しているとは言い難い。弁護士会の人権救済申立制度も、公権力に対して勧告等を行うことはできるが、警察等の公権力が調査に協力しない場合が少なくなく、有効な人権救済機関として活動できているとは言い難い。
そのため、日本は、公権力から独立した権限を有する人権救済機関の設置が国際連合及び諸外国から求められている。
(2) 国内人権機関の果たす役割と機能
    国内人権機関は、その性質として、㋐人権保障のため機能する既存の国家機関とは別個の公的機関であり、㋑憲法又は法律を設置根拠とし、㋒人権保障に関する法定された独自の権限を持ち、㋓いかなる外部勢力からも干渉されない独立性を有する機関であること、という各要素を備えるものとされている。そして、国内人権機関の在り方については、1993年の国連総会において、人権の促進及び擁護のための国家機関(国内人権機関)の地位に関する原則(以下「パリ原則」という。)が決議された。パリ原則は、国内人権機関について、その意義を十分に発揮しうるよう、その任命手続、権限、構成及び財政等のあらゆる面において政府から独立して職務を行うべきことを求めるとともに、国内人権機関に次のような機能と役割を付与すべきとしている。
   @ 人権救済機能として、人権侵害の被害者は、国内人権機関に対して人権救済の申立てを行うと、国内人権機関は事実関係を調査の上(公的機関に対しても調査を行うことができる。)、調停、勧告等の救済措置を採る。
   A 政策提言機能として、国内人権機関は、人権の保護及び促進の観点から、国や地方自治体の立法、行政機関に対して、法案に対する意見、法律の改廃・立法や政策の提言等、人権保障を制度的に進める措置を採る。
   B 人権教育機能として、国内人権機関は、学校や企業、裁判官・検察官・警察官・刑事拘禁施設職員等、法の適用・法の執行に携わる者、弁護士等に対して、人権教育プログラムを行う。
   C 国際協力機能として、国内人権機関は、人権の保護及び促進を担う国連及び関連機関や、他国の国内人権機関と協力する。
 (3) 各条約機関から個人通報制度の導入を勧告されていること
    国内人権機関の導入は、国際水準の人権保障の実現にとって不可欠なものであり、国際社会では、既に120か国以上の国で設置されているが、日本ではいまだに設置されていない。
    そのため、国連人権理事会が、日本に対し、2008年6月30日付け決議により、早急に人権機関を設置することを勧告したほか、各条約機関からも、パリ原則に準拠した国内人権機関を設置するようにとの勧告が何度もなされており、普遍的定期的審査においても多くの国から勧告がなされている。とりわけ2017年11月に行われた日本に対する第3回普遍的定期的審査では、31か国にも及ぶ多数の国から、パリ原則に則った国内人権機関を設置するようにとの勧告が日本に対しなされている。
    以上のような勧告に加えて、日本が2014年に批准した障害者権利条約第33条第2項は、障害者権利条約の履行確保のための人権救済機関として国内人権機関の創設(パリ原則にのっとった条約の実施を促進し、保護し、監視する枠組み、すなわち、障害者権利条約に関する国内モニタリングシステムの創設)を締約国に求めている。
(4) 日本が国内人権機関の設置を躊躇する理由はないこと
 日本において国内人権機関が設置されない理由については、必ずしも明確ではない。
 しかし、例えば、裁判所との関係を考えても、国内人権機関が人権侵害を認定して勧告等の措置を講じた場合には、人権侵害を主張された相手方としても、裁判所で争うことができるし、特定の行為が人権侵害に該当するかどうかの最終判断は裁判所に委ねられていから、最高裁判所の職責を妨げることにはならない。
 また、国内人権機関を設置すると、言いがかり的な申し出による人権侵害などの新たな人権侵害を生みかねないとする理由も考えられるが、国内人権機関は、人権侵害事案とされる事件の双方から言い分を聞き、憲法、法律、日本が批准する各国際人権条約及び国際慣習法によって認められる権利自由の侵害の有無を中立的な立場から判断するのであるから、言いがかり的な申し出による人権侵害が生じる危険性は低いとみるべきである。
 したがって、日本が国内人権機関の設置を躊躇する理由はないというべきである。
(5) 小括
    このように、国際社会は、日本の人権保障が国際水準に達していないことを踏まえ、あるいは障害者権利条約のように締約国の義務として、パリ原則に則った国内人権機関の導入を強く求めており、日本が国内人権機関の設置を躊躇する理由もないというべきであるから、国は、早期にこれを設置すべきである。

第3 日本における人権課題の状況
 1 日本の人権保障は国際水準に達していない
 この間、日本における人権保障は、決して国際水準に達しているとは言えない状況にあり、個人通報制度の早期導入と国内人権機関の設置を政府及び国会に求める必要性は益々高まっている。
 2 表現の自由を巡る状況
 表現の自由に関しては、その保障を取り巻く状況はより深刻化していると言わざるを得ない。
 もとより、表現の自由(憲法21条)は、内心の思想等の自由な表現活動によるコミュニケーションが個人の人格の発展に不可欠であるとともに、その自由で豊かな表現の流通を確保することが民主主義社会の維持・発展に資するものとして、極めて重要な権利である。
 ところが、例えば、最高裁判所は、ビラ配布を行った市民が逮捕、起訴されたいわゆる自衛隊立川官舎ビラ配布事件判決(2008年4月)や葛飾ビラ配布事件判決(2009年11月)において、住居侵入罪での処罰が憲法21条1項に違反しないとした(これに対しては、当会を含む各地の弁護士会から強い批判の声があがった。)。2013年12月には特定秘密保護法の制定、2015年4月には自由民主党情報通信戦略調査会による特定のテレビ番組の内容に関する事情聴取問題がおきるなど、その保障が脅かされる事案が発生した。
 このような表現の自由の危機的状況を踏まえ、当会は、2016年2月27日の定期総会において、「表現の自由の危機的状況に対する懸念を表明するとともに表現の自由の確立に全力を挙げて取り組む宣言」を採択し、特定秘密保護法の問題をはじめ、表現の自由を取り巻く環境が危機的状況にあることに懸念を表明してきた。
 しかし、その後も、表現の自由を巡る問題は後を絶たない。
 2018年12月には、首相官邸が、官邸報道室長名で、内閣官房長官の記者会見における東京新聞の特定記者の質問行為について、「事実誤認」、「度重なる問題行為」とし、事前に質問を制限するような申し入れを内閣記者会に行った。これは、国民の知る権利に奉仕する記者の質問する権利を過度に制限したものと評価せざるを得ないものである。
 2019年7月には、札幌市内における参議院議員選挙の応援演説中に野次を飛ばした人物が警察官によって取り押さえられた事例など、公職選挙法が禁じる「演説妨害」に該当しないにもかかわらず強制的に現場から排除される事案が発生した。
   2019年8月には、開幕した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が、テロ予告や脅迫によって中止に追い込まれるという事案が発生した。
   表現の自由については、国際人権(自由権)規約委員会の2014年第6回総括所見において、「公共の福祉」の概念が曖昧かつ無限定であることに懸念を表明されるとともに、国際人権(自由権)規約第18条第3項及び第19条に定める厳格な要件を満たさない限り、思想、良心、宗教の自由又は表現の自由を享受する権利に対して、いかなる制限も課すことを差し控えるよう、強く求められている。
   また、2008年の国際人権(自由権)規約委員会第5回定期報告審査における総括所見においては、ビラを私人の郵便受けに配布した者が住居侵入罪で逮捕起訴されたことについて懸念が表明されている。
   さらに、特定秘密保護法についても、2014年の国際人権(自由権)規約委員会第6回定期報告審査における総括所見において、「特定秘密保護法が、秘密指定の対象となりうる事項の定義が曖昧かつ広汎であること、秘密指定の要件が漠然としていること、及びジャーナリストや人権活動家の活動に対して萎縮効果をもたらしかねない重い刑罰が規定されている」などの懸念が表明されている。
   にもかかわらず、日本では、ビラ配布の問題にしても、特定秘密保護法の問題にしても、条約機関からの懸念表明や勧告によっても問題の改善がなされないどころか、表現の自由の保障を脅かす事象が引き続き発生しており、日本における表現の自由を取り巻く危機的状況は深刻化している。
   個人通報制度が導入された場合には、通報により各条約機関等に見解を求めることができるようになり、各条約機関から条約違反の有無についての見解が示される結果、個々の人権救済に資する上、裁判所においても国際人権条約への適合性を慎重に判断せざるを得なくなることが予想される。例えば、ビラ配布事件の場合には、最高裁判所の判断によってその処罰が憲法21条に反しないとされた者が、国際人権(自由権)規約委員会に直接通報すると、当事者双方から提出された情報に基づき、自由権規約違反の有無が検討される。そして、「見解(Views)」と呼ばれる国際人権(自由権)規約委員会の最終決定が下され、国際人権(自由権)規約違反の認定がされれば、併せて救済措置が求められることにより、人権侵害に対する救済に結びつくとともに、裁判所もまた、このような経過を踏まえ、自らの判断が国際人権(自由権)規約に適合するか否かを慎重に判断するようになる、ということが期待できるのである。
   また、国内人権機関が設置された場合には、市民にとっても安価、容易かつ迅速に人権救済を図ることが期待できるほか、国内人権機関が、表現の自由の保障を前進させるために国や地方自治体などに政策提言や助言を行ったり、学校や企業で人権教育プログラムを行ったりすることも考えられる。例えば、特定秘密保護法については、その制定前の法案が審議されている時点で、国際人権(自由権)規約委員会が示した所見や勧告等に照らし、当該法案が自由権規約に準拠しているかどうかを国内人権機関が調査、検討し、国や政府に対する助言を行うことも考えられる。また、特定秘密保護法に限らず、内閣官房長官の記者会見における特定の記者の質問制限問題や、選挙演説中の野次を発した者の現場からの排除問題などについても、国内人権機関があれば、表現の自由の保障が国際水準に照らして十分に保障されているかという観点から、国や政府に対する助言や、人権状況改善のための勧告等を行うことで、人権の救済を図ることが期待でき、また、日本国内における人権状況について監視、調査及び研究を継続的に行うことで、これらの問題を含めた表現の自由全般を巡る危機的状況を改善していくことも期待できる。
このように、これらの表現の自由を巡る問題の改善においても、個人通報制度の導入と国内人権機関の設置が必要不可欠であると考えられる。
 3 社会保障制度を巡る状況
 社会保障制度に関しては、例えば、生活保護費・年金額の引き下げ問題がある。
 2018年5月、国連人権理事会の特別報告者らは、2018年10月からの生活保護費引き下げ措置について、日本が国際的に負っている義務に違反するとの声明を発表した。この問題については、国際人権(社会権)規約委員会の2013年第3回定期報告審査の総括所見も、社会保障への予算分配の大幅な削減について懸念を示し、社会保障に関する後退的措置については利用可能な資源を最大限に活用した状況でのみ講じられることを確保するよう要求している。
 生活保護費・年金額の引き下げ問題は、低所得者や低年金者らの生存の条件そのものに影響する重大な問題である。このような問題について、立法や行政に広い裁量が認められている現状を踏まえると、司法手続きによってその救済を図ることが困難なことが予想される。
 そのような場合に、簡易かつ安価で人権救済を求めうる国内人権機関は有用であると考えられる。例えば、国内人権機関があれば、国内人権機関は、日本における生活保護費や年金額の引き下げが日本の批准する社会権規約に適合しているか否かを審査し、2018年5月24日の国連人権理事会の声明等を踏まえ、生活保護基準や年金額の引き下げが社会権規約違反であることを表明し、政府に対してその是正を求めることができる。
 また、個人通報制度についても、2019年9月の当会のシンポジウムでもテーマとなったが、障害福祉年金と児童福祉年金の併給を禁止する規定の合憲性が争われたいわゆる堀木訴訟を例にとると、最高裁判所は、年金手当の併給は立法裁量であり憲法14条及び25条に違反しないとしたが、個人通報制度が導入されていたならば、国際人権(社会権)規約委員会に通報することで権利救済を求める途が残され、ひいては、最高裁判所が上記併給禁止規定の人権侵害の有無を判断するにあたり、国際人権(社会権)規約を念頭において人権侵害の有無(憲法違反の有無)について裁判するようになることも期待できたといえる。
 このように、社会保障制度を巡る問題の改善においても、個人通報制度の導入と国内人権機関の設置は必要不可欠であると考えられる。
 4 障害者の権利を巡る状況
 障害者を巡る人権問題としては、旧優生保護法の下で行われた優生手術問題が挙げられる。
 旧優生保護法下においては、本人の同意なしに優生手術が施され、その手術件数は、1946年から1996年までの間に約1万6500件とも言われているほか、優生思想の影響下において、旧優生保護法の規定にすら則らずに行われた子宮摘出手術などの人権侵害事例も報告されている。
 この問題については、国際人権(自由権)規約委員会からも繰り返し勧告が為され、また、女性差別撤廃委員会からも、2016年に、強制的な優生手術の被害者に対する措置を講ずるよう勧告が為されているところである。
 個人通報制度や国内人権機関の導入がなされていれば、これらの制度を通じ、より早期の救済と被害回復措置が講じられた可能性もありえたところである。
 昨年4月には、国会において、「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律」(いわゆる「一時金支給法」)が成立した。しかし、この一時金支給法は、旧優生保護法が憲法違反であることを前提にしておらず、その支給額は320万円と非常に少ない金額であり、被害者の被害回復としては極めて不十分である。また、優生手術等の被害に遭ったことさえ知らない被害者が依然として多数存在する実態がある一方で、被害回復を行うべき国は、こうした被害者にアクセスする方策を整備していないことから、その不十分な補償でさえ、被害者のもとに届いていない状況にある。
 国内人権機関があれば、旧優生保護法による被害者救済のための政策提言や、一時金支給法についての意見表明等により、被害者の被害回復のための措置を推進していくことが期待できたところである。
 また、優生思想を日本の社会から払拭し克服することも重要な人権課題の一つである。そのためには、優生思想に基づく人権侵害を救済するため、国内人権機関が設置されたならば、事実関係を調査し、社会から優生思想を払拭していくための持続的な人権教育を実施し、勧告等の救済措置を講ずるなど、優生思想に基づく人権侵害を救済するための活動が期待され、その点においても、国内人権機関を設置することは極めて有用と考えられる。
 5 その他の人権を巡る問題
 現在、深刻な問題となっている子どもの人権、女性差別、障害者差別、外国人の人権など、日本における人権に関する諸問題の解決を大きく前進させるためにも、個人通報制度の早期導入及び国内人権機関の早期設置は必要不可欠と考えられる。
 6 小括
このように、日本の人権保障は、国際水準に達しているとは言い難い現状にあるが、このような現状が生まれている重要な要因の一つとして、個人通報制度の導入と国内人権機関の設置が国際水準の人権保障を実現するために必要不可欠であるにもかかわらず、日本がこれらをいずれも導入していないことが挙げられる。

第4 当会のこれまでの活動
当会は、これまで、日本が抱える人権問題の解決にとって極めて有効な手段になり得る個人通報制度と国内人権機関の導入を繰り返し求めてきた。
  2010年2月の定期総会では、ビラ配布を行った市民が住居侵入罪により逮捕、起訴されたいわゆる自衛隊立川官舎反戦ビラ配布事件や葛飾政党ビラ配布事件において表現の自由の優越的地位が十分に配慮されなかった問題、代用監獄の問題を指摘するなどした上で、「国際人権(自由権)規約付属の第一選択議定書(個人通報制度)の早期批准を求める決議」を採択した。
  さらに、2011年7月の臨時総会では、「各種人権条約に基づく個人通報制度の早期導入及びパリ原則に合致した政府から独立した国内人権機関の設置を求める決議」を採択した。その中で、日本における人権保障を推進し、国際人権基準の実施を確保するため、政府及び国会に対し、国際人権(自由権)規約等における個人通報制度の導入と、パリ原則に合致した真に政府から独立した国内人権機関の設置を求めてきた。
  2019年9月には、日本弁護士連合会第62回人権擁護大会のプレシンポジウムとして、「今こそ、国際水準の人権保障システムを日本に!!〜年金受給引き下げと生活保護費削減問題を通じて国内人権機関・個人通報制度の導入を考える〜」を開催し、社会保障分野において日本が抱える人権課題の解決のためには個人通報制度と国内人権機関の導入が極めて有用であることを確認したところである。
しかしながら、既に述べたとおり、日本における人権保障の深刻な状況をみると、国際水準の人権保障を実現するために必要不可欠である個人通報制度の導入とパリ原則に合致した国内人権機関の設置の必要性は、一層高まっている。

第5 結語
  以上のとおり、日本は、国際人権条約を多く加入又は批准しながら、その人権保障は国際水準に達しておらず、また、個人通報制度及び国内人権機関といった国際水準の人権保障を確保するためのシステムが構築されていないことで、世界の潮流から大きく立ち後れている。
  このような日本の状況を打開し、日本における人権保障を前進させ、国際水準に至らせるため、当会は、国際水準の人権保障を確保する手段として、あらためて個人通報制度の早期導入と国内人権機関の早期設置を求めるべく、本決議に及ぶものである。

以 上  

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関連リンク集

40. 2021年11月06日 21:32:45 : N1jPSPEVaI : cGgzRFkyUFBua2c=[33] 報告
最重要部分

このような現状が生まれている重要な要因の一つに、日本に先述した個人通報制度及び国内人権機関のいずれも導入・設置されていないことが挙げられる。

個人通報制度の導入と国内人権機関の設置は、国際水準の人権保障を実現するために必要不可欠である。即ち、個人通報制度の導入は、国際的な人権保障の考え方を日本に浸透させて裁判を充実させ、国内人権機関の設置は、国際的な人権保障の考え方に基づきながら、迅速にしかも幅広い人権救済の手立てを実現することになる。


41. 2021年11月06日 21:37:28 : N1jPSPEVaI : cGgzRFkyUFBua2c=[34] 報告
TPPに代表される、国際ルールの日本への介入と、これに抵抗する日本産業側の保護主義撤廃、一般的に、この圧力を指して新自由主義と呼ばれるものである。

しかし、日本の政府の不正は、もはや日本国民の力で自浄できない。

国際圧力が再び日本に迫るタイミングで、反新自由主義に偏らず、こういったグローバル化を率先して受け入れるべきである。

不正開票は、即時、国連弁務官事務所に通報可能となる。

42. 2021年11月06日 22:00:59 : N1jPSPEVaI : cGgzRFkyUFBua2c=[35] 報告
不正開票を言わず、投票に行きましょうという奴は、100%新自由主義に反対している。

新自由主義とは、市場原理主義であり、主権者は消費者である。

しかし反新自由主義者は、新自由主義の主権者を消費者であるとは決して言わない。

工作員によると、新自由主義の主権者は一家資本とか組合資本を指すもの(所謂、旧自由主義上の主権者)と定義されているようだ。

それは、全くもって「新ではない」わけである。

一家資本や組合資本は、資本の作りたいものを資本の売りたい価格で消費者に買い取らせたく、それを容認し、国家に巨大企業を保護させる考え方=資本主義=旧自由主義、これを指す用語はcorporatismコーポラティズムである。

一家資本・組合資本から主権を奪い取り、かと言って政府資本でもなく、消費者に主権があるという概念=新自由主義=一切の規制・政府関与による巨大企業保護の排除。

43. 2021年11月06日 22:10:44 : N1jPSPEVaI : cGgzRFkyUFBua2c=[36] 報告
旧自由主義上、巨大企業と中小企業は主従関係にある。

中小企業とは、カルテルに組み込まれている企業を言う。

すなわち、中小企業を保護せよとは詭弁である。

中小企業の保護と称して、実は、守られているものは巨大企業であり、巨大企業は、その産業を独占支配して競合しないわけである。

その際たるものが、日本の場合、NHKを中心としたマスコミ業界なのだ。

そして、新自由主義に批准すると中小企業が潰れるという言い草で、結果、労働賃金を上げると中小企業が潰れるという見解を抱き合わせにした反新自由主義によって、35年間も後進国に追い抜かれ続けている日本の労働待遇である。

44. 2021年11月07日 10:21:09 : DihQOIIP96 : UUc5elpDWWdVeTY=[689] 報告
でもねえ〜
中選挙区制でも政権交代が起きなかったことを考えると、制度の問題ではないように思えるのですが・・・・・・

やっぱり国民の意識が変わらないと、どのような制度に変化させても、日本国民は政権交代を望まないような気がします。

どんなに虐げられても、今回の選挙をみればわかりますが、いくら立憲に落ち度があったとしても、国民の意識がまともなら、自民党・公明党・維新より野党でしょう。

マスコミで真実が伝えられていたら、これほどまで酷いことは起らなかったと私は思います。やっぱりガンとなるのは、メディアの報じ方だと思います。

今は政権より、自民・公明・維新にプラスになるような報道しかしない、メディアにものすごい責任があると私は思っています。

>日本維新の怪は、どこから金がでているのか怪しすぎるのだが?!

他の板でも書きましたが、維新さんは政党助成金による運営のようですよ。ユーチューブの1月万冊で、れいわと維新の収支報告書からの分析がされていますが、これを見るとよくわかります。だから、?がつく候補者が続々いるのです。

45. 前河[7003] kU@JzQ 2021年11月07日 10:29:20 : C5HIwIj3HM : N3RlSzZFY09uYWM=[77] 報告
何度も言って来たが、小選挙区制の方がいいか、中選挙区制の方がいいのかは、絶対的にどちらが正しいというものではない。

制度自体の善し悪しはなく、その国の党の規模や数など、状況によって適切か不適切かが決まる。

今日の日本の多党小規模野党と大きい組織の自民党という状況では最悪な制度だ。弊害の方が明らかに大きい

以前の選挙では。自民党の小選挙区での得票率約48%しかないにも関わらず、小選挙区の議席占有率は約74%だ。

二人に一人しか自民に入れていないのに7割以上も自民議員が当選しているのは明らかに異常だ。

小選挙区制というのは、小さい政党がばらばらに戦うと組織の大きい政党(自民)が圧倒的に有利になる。野党側は票が割れるからだ。

だから、今回のような共闘統一候補作戦はやらざるを得なかった訳だ。ある意味、苦肉の策と言えるかもしれない。

組織力の違いは、資金力や宣伝効果。組織票の効果も違ってくるだろう。

多党がばらばらに戦うと自民ばかりが当選してしまう。この反省を踏まえて、昨今は統一候補を立てる戦略に変えたのだが、戦略があまりに遅かったので、今回はどうかと言えば、沢山の選挙区で統一候補を立てたのは良かったが、やはりやるタイミングは遅すぎた。

本来なら何年も前から地道にやるべきだった。そして、政策の統一性とアピールをする時間が足りなかった。

自民なんて大して国民に支持されていないのに当選した議員の割合は高い。

小選挙区制は、金が中選挙区よりは掛からない点がメリットだが、他にデメリットが多すぎる。

例えば、政策論争が生まれないからバカ議員が増えたのは確か。公認か取れると当選する可能性が高くなるから、執行部には逆らえない。

しかし、バカでも当選してしまう。結果、執行部に媚売りバカ議員が増えた。

安倍にみんなが従うのは小選挙区制度の性質を安倍政権が利用して来たとも言える。

しかも、日本では自民議員のような損得勘定しか考えない候補者も多いから、日本の場合は小選挙区制は良くないね。

派閥というのも良くない面があるが、中選挙区制をやっていた時代は、派閥間の争いや論争が政治家の質を上げていた側面はあった。

同じ選挙区内で同じ自民議員同士の争いがあった中選挙区制にした方が、バカな政治家が減るのは確かだろう。

まあ、二者択一になれば票が割れず、一気にひっくり返せる可能性はある事の恐怖を味わった自民議員はいたようだから、作戦は成功とは言えないまでも統一候補を増やした意味は十分にあった。

自民議員は今までにない恐怖を覚えただろう。

今後は、野党の戦略次第だろう。

46. 2021年11月12日 23:36:09 : L2yxZrdXBM : OGM4SU82b1p0OFU=[17] 報告
本澤治郎氏は、なにを狂っているのか。評論家の立場として「小選挙区制は腐敗を生む」は正しかった、と書かざるをえないのだろうか。

選挙制度はいろいろあるだろうが、どれがよいかはその時代が決める事。どんな良い制度を採用しようと長所・短所があるのはさけられない。しかし選挙が捏造されているとすれば選挙制度を議論しても始まらない。

今回の総選挙でもおかしな現象がでているが、これは、総司令部(アメリカ+日本・総務省)の指揮のもと不正選管「ムサシ」が出動し開票に不正を行った結果にすぎない。

大規模な不正選挙で問題になったのは2012年の総選挙である。この時は、事前の世論調査(ロイター)では「日本未来の党」の躍進が予想されていた。結果はそうならず自民党の勝利となった。この時の未来の党の比例区票の合計が、小選挙区のそれと比較して1000万票少なかった。当時、「消えた1000万票はどこに?」と騒がれた。これ以降いろいろな選挙で不正開票が問題となっている。どこの開票所も作業の合理化により、電子化・コンピュータ化が進み不正が簡単にできるようになっている。

この問題を理解するためには、戦中・戦後の日米関係の成り立ちをよく知る必要がある。第2次世界大戦で、アメリカに指示された売国者(米内光正、山本五十六などの海軍組)の先導によって、日本は真珠湾攻撃という先制攻撃を仕掛けてしまった。それにより米国指導部は自国民を日米戦に誘導していくことになる。東京裁判で日本人の戦犯が裁かれたが、真に裁かれるべき人間は日米戦を企画したルーズベルトをはじめとする米国指導部である。

アメリカの謀略で属国と化した日本。暴力装置としての数多くの米軍基地を基礎に、アメリカは様々な法制度と狡猾な支配の仕組みで政財界、マスコミ、宗教界等々日本のあらゆる分野を支配している。日本の首相はアメリカの承認がないとなることが出来ない。また、毎年数十兆円の米国債購入が義務となっている。

今回の選挙では、立憲民主党と共産党は議席を減らす一方、自民党は減らしたとはいえ事前の予想を上回る議席を得て政権を確保し、これを補完する日本維新は大幅に議席を伸ばした。しかし考えてもみればわかることだ。自分たちの利益しか念頭になく悪政を重ねてきた安倍、菅政権に国民の支持がどれほどあるというのか。まして維新など大阪をダメにした元凶ではないか。どこに議席の増える要素があるのか。

開票は早ければ良いというものではない。過去の「手作業」に戻し公正で透明性の高いものにしなければならない。民主主義の入り口で不正をやられるとすれば、その国は偽装民主主義国家になりはて国民多数の意志は無視される。現に日本では生活困窮者がどんどん増えているのに有効な対策が打たれていない。

47. 2021年11月12日 23:42:16 : L2yxZrdXBM : OGM4SU82b1p0OFU=[18] 報告
46です。訂正

本澤 治郎  → 本澤 二郎  失礼しました。

48. 2021年11月13日 14:37:12 : k5CwO3wP4E : WUJaQ3NiL1F4RUk=[1] 報告
46です。45の前河さん。

「制度自体の善し悪しはなく、その国の党の規模や数など状況によって適切か不適切かが決まる」と述べているが、それでは政権交代はその時の運次第だと言っているようなものだ。

貴兄が不正選挙に組する人間かどうか分からないが、それではなぜ「運まかせ」の選挙なのに自民党長期政権が続くのか説明してもらいたい。よっぽど選挙にたけた天才的な参謀でもいるとうのか。

この国の本当の支配者・米国の指揮のもと不正選挙が行われているのが真実だろう。それにより、自民党がいくら国民無視の政策を実行しても必ず政権が維持できる。しかし、いずれ国民の多くがこの不正に気付くだろう。いつまでもこんな茶番が出来ると思わない方がよい。

49. 前河[7033] kU@JzQ 2021年11月13日 21:47:54 : Uzs3kGpqhY : RmxMNEUvZTI3Ly4=[2] 報告
>>48

>それでは政権交代はその時の運次第だと言っているようなものだ。それではなぜ「運まかせ」の選挙なのに自民党長期政権が続くのか説明してもらいたい。

運ではなく、制度自体が初めから自民党有利という意味。運が作用するのは、二大政党制などの時には生じる可能性がある。

事実今回は、統一候補地区では、激戦になり惜しくも野党が負けた箇所が多く、これが逆の可能性もあった訳だ。運が良ければ野党統一候補が勝った場所はある。

しかし、比例区で集まらない野党はやはり支持者数が不足している。

不正というのはあるかないかわからないが、不正を声高に言えるのは、証拠をつかんで裁判にするか、内部告発者でも出ない限り無理ではないかな。完全否定はしないが。

小選挙区制と中選挙区制の違いは、制度の善し悪しではなく、その国の党の規模や数など、状況によって適切か不適切かが決まるというのは、例えば下記の例で説明する。↓


例えば、二大政党制が確立している国、(他の党があっても事実上の小数の大きな政党)環境下での米や英のケースなら小選挙区制は意味がある。

しかし、今日の日本の小規模多党野党と大きい組織の与党自民党という状況では、あまりにアンフェア度が大きくなり、最悪な制度ということ。

小選挙区制度の弊害としては、特に投票率が低い場合は、候補者や現行議員が多い党はより有利に(組織票が生きる)。組織が小さく議員が少ない党はより不利になってしまう(規模が小さい組織は利権も少ないので固定票は少ない)。

大はより大に。小はより小に、それぞれがブーストされてしまう制度なのです。

現状の政党の状態では政権交代が起きにくい極めてアンフェアで不適切な制度ということ。

立候補者が多い地区で小選挙区制を実行すると基本的に民意を反映しにくくなる。

例えば、A、B、Cの立候補者がいるとする。得票率がAが40%、BとCがそれぞれ30%とする。BとCは政策の方向性が近く、AはB Cとは 真逆の政策を訴えて当選したとする。

BとCを支持した有権者は、Aの政策に反対だったのにAの政策が実行されてしまったら、民意を反映したとは言えない。

A:B+C=40:60=2:3で多数派の意見の方が通らなくなってしまう事すらある。

ただし、このケースではBとCの政策が近くなければ成立しない論理。そのために今回野党は共通政策・共通公約を挙げた。

共通政策を挙げて闘ったにも関わらず、負けてから「負けたのは共産党と組んだせいだ」とする立憲議員はあまりに無責任だ。

共通公約を挙げて闘う以上はそういう言い訳を後からしてはいけない。そんな事を言うならば、初めから共闘すべきではない。初めから反対すべきだった。

まあ、マスコミが共通公約など、そういう話題性のある大事なことを報道しないのも酷いと思うさは、野党は野党でアピールが足りなかった。

小選挙区制は1つの選挙区から1人しか当選が出来ない。これは組織力の強い政党が勝利しやすく、政治の安定化が起こりやすい。

小選挙区制は、

「一部の与党支持者の希望する法案が通りやすい」=「得票の割合が低くても当選してしまい、一回勝ちさえすれば、あとはやりたい放題で政策実現力が上がる」

という事実を「小選挙区は時の民意を実現する力」という表現も時折見られるが、それは二大政党制の時に限り成り立つとも言える。

日本のように、与党が巨大で、野党の政党が多い時の争いには当てはまらない詭弁なのです。

だから、決して、多数の民意を反映しているとは言えない制度で、尚且つ自民党が圧倒的に有利になってしまう。

例えば、2014年末の総選挙では、48%の得票率(295小選挙区の有効得票総数に占める自民党候補全員の総得票)で76%の議席を占有できる(自民党は295小選挙区で223の議席を獲得)という小選挙区制のマジックが起きてしまったし、他の選挙時も似たような事案が起きている。

自民党は、小選挙区に投票した人の、2人に1人弱の得票で、じつに衆議院の4分の3の議席を得てしまった。

不正というならば、得票数の不正よりも選挙制度そのものがまやかしという意味での不正なシステムと言える。

50. 前河[7034] kU@JzQ 2021年11月13日 22:03:51 : Uzs3kGpqhY : RmxMNEUvZTI3Ly4=[3] 報告
>マスコミが共通公約など、そういう話題性のある大事なことを報道しないのも酷いと思うさは、野党は野党でアピールが足りなかった。❌

マスコミが共通公約など、そういう話題性のある大事なことを報道しないのも酷いと思うが、野党は野党でアピールが足りなかった。⭕️

ちなみに村上さんは、小沢さんとは組まないだろう。私は村上さん本人に直接訊いた事があるが否定されていた。

誰が というよりもみんなで変えようと超党派で話し合えば良い。

青木さんはテレビで、大変なエネルギーがいるからと言って選挙制度改革に諦め口調だったが、正そうとする方が諦めちゃダメでしょ青木さん。

まあ、自民が絶対に変えようとしないだろう。だからこそ自民に有利である事を証明している。

自民が不利にならないなら、改革に乗ってくるはずだ。自民が許否をすればするほど「インチキ制度だ」と声を挙げれば良いだろう。

51. 前河[7035] kU@JzQ 2021年11月13日 22:30:50 : Uzs3kGpqhY : RmxMNEUvZTI3Ly4=[4] 報告
多党な国はみんな連立を組む。多党が組むのを野合だとか松井のように批判するのは日本だけだろう。

野合というなら、国政の自民と公明。大阪の維新と公明こそが野合だな。

欧州ではフランス以外の多くの国で連立政権を組み、政策を妥協調整し、その過程を大切にしている。

連立の運営の上手さこそ彼らは誇りにしている。それがわからない松井やバカ解説者には呆れるばかりだ。

結論ありきの自民政治は世界の民主主義国家の中では未熟なエゴ集団であり、民主主義的ではないと軽蔑されるだろう。

日本の恥は化石大賞だけではない。原子力発電の再稼働。政治手法の未熟さ。公文書改竄が安倍のために行われた体たらく。無能な成長戦略。無茶苦茶な税制。こんな恥ずかしい政治を行ってる国は皆無だ。

頭が悪すぎる。

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