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※FRIDAY 2021年11月5日号 紙面クリック拡大
セコすぎる…!甘利幹事長に浮上した「祝いの胡蝶蘭」使い回し疑惑 就任祝いに贈られた花を別の大臣や政務官へ
https://friday.kodansha.co.jp/article/211146
2021年10月21日 FRIDAYデジタル
衆議院第二議員会館の空き部屋を占領し、胡蝶蘭を置いていた甘利幹事長。床には抜き取った木札が散乱している
あまりにもセコい……。自民党内でいま、甘利明・幹事長(72)に対し呆れた声が広がっている。
「甘利さんはいち早く岸田支持を表明しただけでなく、同じ麻生派の河野太郎議員の批判まで行い、岸田新総裁のもとで念願の幹事長の座につきました。永田町では党内の要職や大臣に就任した議員に対し、祝い花として胡蝶蘭を贈るのがしきたり。10月1日に幹事長に就任した甘利さんには100近い胡蝶蘭が届けられました」(自民党議員秘書)
10月4日には大臣が決まり、6日には副大臣や政務官も決まった。当然、今度は甘利幹事長から各議員に胡蝶蘭を贈った。ところが何と、その胡蝶蘭は自身に届いたものの使い回しだったというのだ。
「甘利さんは事務所がある衆議院第二議員会館5階にあり、すぐ近くの518号室は空き部屋になっている。甘利さんはその部屋に自身に届いた大量の胡蝶蘭を置いていました。そして、秘書に指示をして木札から贈り主の名前を剥がし、上から自分の名前のシールを貼ったようなんです。518号室の机には大量の胡蝶蘭が並び、床には『甘利明』というシールが貼られた木札が大量に転がっていた。さながら、『使い回し胡蝶蘭製造所』という感じでした」(同前)
通常、胡蝶蘭は発注を受けた業者が届けるものだが、甘利幹事長の場合は秘書が届けて回ったという。本誌は「自民党幹事長 甘利明」のシールが貼られた胡蝶蘭を実際に確認したが、サイズが合っていなかったり雑に貼られていたりして、すぐに剥がれてしまった。
「甘利幹事長に届いてから1週間ほど過ぎていたためか、花の先が一部枯れてしまっているものまでありました。胡蝶蘭は5万円程度。大臣や政務官ら60人以上に配るとすれば300万円を超えますから、それがもったいないと思うのはわかる。でも、それなら見栄を張らずに贈らなければいいんです。使い回すなんて聞いたことがありません。こういうセコい幹事長が党の財布を握っていると思うとちょっと不安になりますね」(同前)
本誌が「胡蝶蘭使い回し疑惑」について甘利事務所に質問書を送ったところ、
「大変ありがたいことに多くの方からお花をいただき、感謝しております」と回答があった。
胡蝶蘭の使い回しは、エコに敏感な行いなのか。やっぱりただセコいだけか。
幹事長就任直後から、5年前の「UR口利き事件」が再び取りざたされているが、一切説明責任は果たしていない
甘利幹事長から政務官に贈られた胡蝶蘭の木札。雑な貼られ方のためか、すぐに剥がれてしまったという
『FRIDAY』2021年11月5日号より
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