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安倍元首相ヒヤヒヤ…自民党「魔の3回生」は7割が落選危機! 権力基盤失えば大打撃
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296192
2021/10/18 日刊ゲンダイ
選挙後は安倍元首相の発言力も低下か(C)日刊ゲンダイ
10月19日公示、31日投開票の衆院選は戦後最短の日程で行われるため、すでに選挙戦は佳境に入っている。各地で苦戦を強いられているのが、自民党が政権復帰を果たした2012年の衆院選で初当選した当選3回の“安倍チルドレン”たちだ。大量に落選すれば、安倍元首相の権力基盤を揺るがすことになる。
◇ ◇ ◇
「気をつけよう、暗い夜道と3回生。あぶねーヤツいる」
衆院が解散された14日の本会議前、麻生派の会合で、麻生副総裁はこう言って派閥を引き締めた。
「これまでの3回(の衆院選)は、いずれも追い風の選挙だった。今回は初めて順風ではない選挙だ」
民主党政権への逆風が吹き荒れていた12年の衆院選では、安倍氏の再登板で自民党が圧勝。新人119人を当選させた。その後の14年「アベノミクス解散」、17年「国難突破解散」でも自民は衆院選で大勝。12年初当選の3回生は安倍氏の下での衆院選しか経験していないのだ。
就任したばかりの岸田首相は人気がイマイチで、思ったほど内閣支持率が上がらない中で迎えた衆院選。野党共闘が進み、289選挙区のうち約220選挙区で統一候補と一騎打ちの構図ができたことも、与党にとって大きな不安材料だ。
「3回生の中には、岸田政権で初入閣した小林鷹之経済安保担当相や牧島かれんデジタル相、党役員に抜擢された福田達夫総務会長など将来を期待される優秀な人材も少なくない。その一方で、3回生の失言や女性問題などが相次いだのも事実です。風に乗っただけで当選した議員の多くは地元活動も熱心にしてこなかったので選挙地盤が弱く、軒並み苦戦しています」(自民党関係者)
同僚議員だった妻が出産入院中の不倫が発覚して議員辞職した宮崎謙介氏や、秘書に対する「このハゲーーー!」のパワハラで有名になった豊田真由子氏、路チューが報じられた中川郁子氏と門博文氏など、不祥事に事欠かず、「魔の3回生」とも呼ばれた。今年6月に秘書が車検切れの車で当て逃げ事故を起こした時に本人も同乗していた武井俊輔元外務政務官も「魔」の一員だ。
当選確実はわずか23人 |
自民党総務会長に抜擢の福田達夫氏(左)と“当て逃げ”の武井俊輔氏は苦戦(C)日刊ゲンダイ
119人の初当選同期生は期を重ねるごとに辞職や落選で脱落していき、今回の衆院選に小選挙区から出馬予定の「魔」は今のところ70人。このうち、政党の情勢調査などで当選確実なのは、牧島氏や福田氏、小林史明デジタル副大臣などわずか23人にとどまっている。現状で明らかに劣勢なのが15人で、接戦で当落線上は32人に上る。実に7割近くが落選危機ということだ。
派閥別に見ると、落選危機の3回生は細田派が最も多く、次が麻生派だ。
「細田派は安倍元首相の出身派閥ですから、もともと安倍チルドレンが多い。さらには中堅やベテランでも苦戦している議員がいて、5大派閥の中で最も多くの議席を減らしそうなのが最大派閥の細田派です。大幅に減らせば、安倍氏の影響力低下は免れません」(政治評論家・野上忠興氏)
安倍元首相の力の源泉は党内の“チルドレン”と、最大派閥・細田派の「数の力」だ。その両方の基盤が弱体化すれば、安倍氏もキングメーカー然としていられなくなる。3回生の大量落選で選挙後に自民党内の勢力図が変わるかもしれない。
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