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衆院選1週間前の山口と静岡の参院補選が岸田新政権の最初の分かれ道 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/295987
2021/10/14 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
静岡市で街頭演説する岸田首相(C)日刊ゲンダイ
10月7日告示、24日投開票の山口と静岡の参院補選が岸田文雄政権にとって初の国政選挙となる。山口はもともと強固な保守地盤であり、事実上、自民と共産の一騎打ちなので波乱は起きにくいが、問題は静岡である。
静岡は自民党の元職が今年6月の県知事選に出馬して惨敗したのを受けての補選で、自民公認で新人の若林洋平=元御殿場市長、立民・国民推薦、連合支援の山崎真之輔=元県議、共産の鈴木千佳の三つ巴。立民と共産の間で一本化がならなかったため、こちらも勝つ可能性があるということで、岸田としては初戦で2勝し、その1週間後の衆院選へ向け勢いを得たいところである。告示日には早速、街頭演説に駆けつけて「岸田に任せるかどうかの選挙だ」と絶叫した。
しかし、前回2019年の参院選結果を見ると、自民58万5000票、国民44万5000票で2人が当選したが、3位の立民も30万2000票を得ており、国民と立民を合わせると74万7000票になる。それに加え、先の県知事選で95万7000票を得て自民候補に33万票以上の差をつけて4選を果たした川勝平太知事も初日から応援に立っているので、基礎票から見ると、むしろ自民が勝つのが難しい。仮にこれで負けると「野党が一本化に失敗したのに自民が負けた」ということになり、岸田へのダメージは大きい。
もしもこれを落とすことになると、直接響くのは翌週の衆院選静岡5区で、ここでは岸田派の吉川赳と二階派準会員の細野豪志の競合が解消されていないので、立民の新人が漁夫の利を得る可能性が出てくる。
衆院選1週間前の2つの補選が、2勝となるか1勝1敗となるかで、岸田すごろくの最初の分かれ道が決まるのである。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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