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桜を見る会夕食会巡り安倍元首相の不起訴を追認 検察審査会 政治資金規正法違反の容疑 秘書ら再捜査へ
https://www.tokyo-np.co.jp/article/135267
2021年10月6日 19時12分 東京新聞
2019年4月、「桜を見る会」で招待客と記念写真に納まる安倍氏(中央)
安倍晋三元首相の後援会が「桜を見る会」前日に開いた夕食会の領収書の廃棄を巡り、東京第5検察審査会は、配川博之・元公設第1秘書と資金管理団体の会計責任者について、政治資金規正法違反罪(領収書の保存義務違反、送付義務違反)で不起訴とした東京地検特捜部の処分を「不起訴不当」と議決した。安倍氏の不起訴については「相当」とした。議決は9月15日付。
【関連記事】安倍氏、公選法違反容疑では「不起訴不当」 7月に検察審査会が議決
夕食会は2016〜19年の各4月、東京都内のホテルで「安倍晋三後援会」が主催。1人5000円の会費を超える費用を安倍氏側が補填し、ホテルから資金管理団体「晋和会」宛てに領収書が発行された。
議決は、「晋和会」の会計責任者が領収書を後援会側に送付せず、廃棄していた点について「送付しなかった理由や領収書の処分状況についての捜査が不十分だ」と指摘。後援会の代表だった配川氏は、領収書が適切に保存されるようにすべき立場だった上、廃棄について会計責任者と「共謀があったことも疑われる」とし、捜査を尽くすべきだとした。これを受けて地検は再捜査する。
議決を受け、安倍氏は「私としては、当局の対応を静かに見守りたいと思います」とのコメントを発表した。
夕食会の費用補填を巡っては、別の検察審査会が7月、公職選挙法違反罪などでの安倍氏の不起訴処分を「不当」と議決。東京地検が再捜査している。
桜を見る会 安倍氏「不起訴相当」元秘書ら「不起訴不当」検審
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20211006/1000071077.html
10月06日 12時43分 NHK 首都圏ニュース
「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐって、安倍元総理大臣側が費用を負担し会場のホテルから受け取った領収書の取り扱いが政治資金規正法に違反する疑いがあるなどとして安倍氏らが告発され、不起訴になったことについて、東京の検察審査会は、「安倍氏の不起訴は相当だ」と議決し、6日公表しました。
一方、元秘書ら2人についてはさらに捜査を尽くすべきだとして「不起訴は不当だ」と議決しました。
「桜を見る会」の前日夜に開かれた懇親会をめぐっては、安倍元総理大臣側が費用を負担し東京の事務所が会場のホテルから受け取った領収書を保存していなかったり、主催した政治団体に送付しなかったりしたことが、政治資金規正法に違反する疑いがあるなどとして安倍氏や元公設第1秘書らが告発され、東京地検特捜部はことし3月、いずれも不起訴にしていました。
これについて東京第5検察審査会は「安倍氏の不起訴は相当だ」と議決し、6日公表しました。
一方、元公設第1秘書と、安倍氏の東京の事務所の当時の責任者については、6日までに「不起訴は不当だ」と議決しました。
議決の中で検察審査会は「事務所の当時の責任者が事実を認め、反省していることなどを考慮しても、領収書を送付しなかった理由についてさらに捜査を尽くすべきだ」などと指摘しています。
これを受けて特捜部は再捜査を行い、改めて、起訴するかどうか判断することになります。
この懇親会の費用負担をめぐってはことし7月、検察審査会が安倍氏を不起訴とした検察の別の処分の一部について「不起訴不当」と議決し、特捜部が再捜査しています。
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