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総裁選で安倍・麻生の「2A」に全面対決を挑む候補者はいないのか 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/294782
2021/09/16 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
2A潰しに打って出れば…面白いのにねえ…(石破茂元幹事長)/(C)日刊ゲンダイ
「自民党総裁選は、本番突入前に本来あるべき構図がねじれて崩れてしまって、面白くないですね」と野党幹部が言う。本来あるべき構図とは?
「最大の見どころは、安倍・麻生の“2A”が最大派閥と第2派閥の数の力を頼んでキングメーカーの座を確立しようとするのに対し、それを阻止して2Aとその亜流の菅までの9年間の流れを断ち切ろうとする候補者が出てくるべきだったのに、どうもそうならない」と彼は嘆き、こう続けた。
「いや、傍観者的な評論家としてみれば、これじゃああまりに面白くないし、自民党の立場で考えても、2A時代の鬱陶しい黒い霧のようなものを吹き飛ばして、ちゃんと国民と日本語で話が通じる政治を取り戻すことが同党の再出発になるはず。もっとも、野党幹部の立場としては、自民党がそのように健全化すると選挙で戦いにくくなるので、本当は菅政権のままがよかったし、2A追随政権で『森友・桜』を追及し続けられるほうがいいんですけどね」
そう言って野党幹部は苦笑するのである。
確かに、最初の局面では岸田文雄と菅が「二階外し」を口にして2Aの支持を競い合い、河野太郎も手を挙げたはいいが、やはり2Aに擦り寄ろうとする気配だった。
そうなると老獪な二階が憤激して策謀し、石破茂を担ぎ、河野をこちら側に引き剥がしてきて2A潰しの態勢をつくり、全面対決に出るのではないかと期待したが、どうもそうなりそうにない。まさに評論家の立場としては残念極まりない流れである。
石破は、マスコミの調査では、このところ毎日のように出番がある河野に人気度で差をつけられているようだが、直近の自民党員対象の同党内部調査では大差で1位。二階をキングメーカーに、自分から河野へと継承する流れをつくって2A潰しに打って出れば面白いのにねえ……。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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