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※2021年9月9日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大
※紙面抜粋
※2021年9月9日 日刊ゲンダイ2面
【もう辟易、権力亡者たちの国民無視】
— 笑い茸 (@gnXrZU3AtDTzsZo) September 9, 2021
馬脚を現してきた河野太郎 悪相になった石破茂
日刊ゲンダイ pic.twitter.com/aloQYH7hEZ
※文字起こし
どこが「改革派」なのか。すっかり権力亡者になり果て、その馬脚を現しつつある。
自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬の意向を示す河野ワクチン担当相が8日、安倍前首相を国会内の議員事務所に訪ね、会談。6〜7日には2日続けて財務省で所属派閥の会長である麻生財務相と面会していた。
石破派内で石破元幹事長が総裁選出馬を見送り、河野支持を検討する声が上がった途端、当事者の河野はせっせと石破と対立する安倍・麻生詣で。事実上、党内最大派閥と第2派閥を牛耳る重鎮2人と石破との確執は根深く、河野にすれば“嫌われ者”の接近は「ありがた迷惑」。安倍・麻生との関係悪化を恐れ、連日のご説明に伺ったのではないのか。
河野といえば「パワハラ常習」が週刊誌を賑わしているが、上から目線で強い態度に出るのは部下の官僚など弱い立場の者ばかり。派閥を動かす強者には下手に出て、媚を売る。総理・総裁を目指す上で大事なのは「派閥の論理」。相も変わらぬ自民の古い体質そのものである。
「世代交代と派閥が仕切る体質を改める!」
2009年、自民党下野直後の総裁選で、そう吠えたのは誰あろう河野その人だ。当時の威勢の良さは、もはや見る影なし。そもそも、河野は安倍と菅首相に取り入った「変節漢」でもある。
3・11以前から「脱原発」が持論で、時の政府の原発政策をブログなどで批判していたが、15年の初入閣と同時に持論を封印。ブログの内容も削除してしまった。
権力欲しさに自ら牙を抜く恥知らず
裏では同じ神奈川選出で当時は官房長官として河野を引き上げてきた菅からの「脱原発の主張は封印しろ」との助言があったとされる。
河野は「大臣のイスを目にして毒まんじゅうを食った」と党内の失笑を買ったものだが、その恩人の菅が今回の総裁選不出馬に追い込まれた当日、あっさりと出馬の意向を固める変わり身の早さ。
同じ麻生派で河野の出馬に否定的な甘利明党税調会長が「菅総理がダメだと叩かれた一番の原因がワクチンの迷走と言われているのに、ワクチン担当大臣の評価が上がるとは、よく分からない」とクサす気持ちも理解できなくはない。
河野は8日、記者団に脱原発の考えを聞かれると「あす、来年にやめろというつもりではない」とトーンダウン。「安全が確認された原発を再稼働していくのはある程度必要だ」とし、再稼働も容認した。党内から脱原発や女系天皇容認など河野の主張を警戒する声が上がり、幅広い支持を得るために沈静化させる狙いがあるという。
変わり身の早い恩知らず、権力欲しさに持論をなげうつ変節漢――。メディアが「改革派」ともてはやす河野も一皮むけば、権力欲にまみれ、自らの手で牙を抜く恥知らずな政治家としか言いようがない。
かように耳の痛い批判を聞きたくないのか、河野はとことん異論を封じ込める。外相時代の18年には記者会見でロシアとの平和条約を問われると、「次の質問をどうぞ」を連発。記者を愚弄する動画はツイッターで何十万回も再生され、猛拡散しているが、そのツイッターこそ河野の「発信力」の代名詞だ。
うわべの人気に踊らされる我利我利亡者の群れ |
メディアは「240万人近いフォロワー数を誇る」などと無駄にヨイショするが、運営実態は決して褒められたものではない。河野は熱狂的な“信者”には愛想よくコメントを返す一方、都合の悪い報道はフェイク扱い。批判的な意見は片っ端からブロックし、自ら「エゴサーチ(自身の評価確認)」を行う徹底ぶり。まっとうな文化人の意見はもちろん、一般人のアカウントまでブロックしまくり。中には理由もなくブロックされて戸惑う書き込みも多い。まるでブロック通り魔だ。
「私もブロックされた一人です」と言うのは、コラムニストの小田嶋隆氏である。こう続ける。
「河野大臣は『通りすがりに見知らぬ人を罵倒することが頻繁に起きている』『SNS上で誹謗中傷されて悩んでいる方が非常に多い』『礼節をもっていただきたい』と説明。ブロック連発を正当化しますが、公人の立場と一般人や有名人のケースを混ぜっ返した論点のスリ替えです。政治家なら街頭演説などで、見知らぬ人から罵倒される覚悟も必要でしょう。百歩譲って誹謗中傷でも、ツイッターには特定の書き込みを非表示にできる『ミュート機能』も存在します。河野大臣のブロックには批判勢力には絶対に画像も書き込みも引用させてたまるか、という強い意志を感じるのです」
言うまでもなく、大臣は全体の奉仕者だ。河野のツイートには大臣としてのワクチン情報も含まれる。自ら「アンチ」の人々を線引きし、有益な情報を届けないのは国民の選り好みにつながりかねない危うさが漂う。
「この一点だけでも政治家の資格はありません。発信力があり、雄弁な河野大臣は、口下手で発信力に欠ける菅首相とは対照的な人物に映る。だから、国民の期待も高いのでしょうが、あくまでイメージに過ぎません。河野大臣は異論を排除し、塀を立てて自分の世界に閉じこもる。都合のいい意見だけに身を委ね、国民との対話を拒絶する。本質の部分では菅首相と何ひとつ変わらない人物だと思います」(小田嶋隆氏=前出)
異論排除の“ブロック太郎”が総裁選に勝ち、新総理となれば安倍、菅に続き、「説明しない政権」が3代に及ぶのは明々白々である。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
大体、河野は安倍政権で行革担当相兼国家公安委員長、外相、防衛相、菅政権で再び行革担当、並びにワクチン担当相と要職を経てきたはずだが、「めぼしい成果」を挙げられる人はどれだけいるだろうか。
記憶に残るのは防衛相時代にコロナ対応の医療従事者に感謝を込め、ブルーインパルスを飛ばしたこと、菅政権下で霞が関のハンコ文化に切り込んだ程度だ。その場の思いつきで政策を決め、霞が関の評判は最悪。「側近」と言える有能な仲間もいない。
ワクチン対応そっちのけで、実績ゼロの薄っぺらな人物が「新総裁の最右翼」とは悪夢のような展開である。
無批判に「改革派」の印象を垂れ流すメディアがつくり上げた「うわべの人気」にホイホイ乗っかる自民党内も正気を失っている。
総裁選の投票権を持つ議員383人のうち、衆院議員は275人。その約45%に当たる126人が当選3回以下だ。選挙基盤が弱い彼らにすれば総選挙を間近に控え、勝てそうな「顔」なら誰でもいい。無定見な我利我利亡者の群れに派閥の締め付けは利かず、生き残りしか頭にない“若手”に担がれ、イキがっている河野のオメデタさ。
こんな狂った状況に改革派を自称する石破もなびくのか。改革派とは程遠い二階幹事長の支持を得ようとしたり、エセ改革派の河野支持に回ろうとしたり。右往左往のたび、悪相になり、それに磨きがかかっている印象だ。
「新総裁を目指す自民党議員のうち、9年にわたる安倍・菅政治を否定してきたのは石破氏だけ。今回の総裁選でも筋を通さなければ存在価値を失い、総理のイス欲しさにブレれば自己否定につながる。かつての国民の支持はどんどん離れるだけです。出馬に向け党内の支持を得られなければ、自民党は異論を許さない、それまでの政党でしかないということ。『身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ』です」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)
石破がブレれば総裁候補たちは見た目は変われど、中身はしょせん、安倍・菅の生き写し。国民無視の権力亡者どもには、もう辟易だ。
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