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横浜市長選 小此木氏惨敗…菅首相、お膝元に腹心立てて“瞬殺”喫した
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2021/08/23/kiji/20210823s00042000162000c.html
2021年8月23日 05:30 スポニチ
横浜市長選で落選が決まり、支援者らに向かって頭を下げる小此木八郎氏=22日夜、横浜市
横浜市長選は22日、投開票され、立憲民主党推薦の無所属新人で横浜市立大元教授の山中竹春氏(48)が初当選し、過去最多となった8人の戦いを制した。菅義偉首相の側近で、前国家公安委員長の小此木八郎氏(56)の敗退は、地元で全面支援した首相にとっては大きすぎる痛手。自民党は総裁選後に解散・総選挙を行うことが濃厚だが、混乱も予想される。
午後8時の投票締め切りと同時に勝負は決した。小此木氏は「結果は受け止めなければならない」と支援者に頭を下げた。記者団に今後について聞かれると「いかなる選挙にも出ない」と事実上の引退を表明した。菅首相には携帯電話で「ありがとうございました」とショートメッセージを送ったところ、「ごくろうさま」とねぎらいの返信が届いたという。
告示前の楽観ムードは、首相の介入で暗転した。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の中止表明で自民市連は分裂したが、現職林文子氏を支持する市議は少数で公明党と合わせた基礎票は山中氏を大きく上回るとの見立てだった。
潮目が変わり始めたのは、首相が地元タウン紙に7月29日付で「全力で応援する」とする異例の意見広告を打ち出した頃だった。折しも県内で、新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大が始まった。地元関係者は「政府への不満が高まるにつれ、浮動票が山中氏に集まったようだ」と唇をかんだ。首相と事務所秘書は連日、地元商店街や医師らに電話作戦を展開したが、これも逆効果。「コロナで大変な時に“一体何だ”とむしろ反感を持った」と証言する関係者もいた。
菅首相が自民党総裁に就任した昨年9月以降、今年4月の衆参トリプル選など地方での主要選挙で負けが込む中、地元で敗北。これで「選挙の顔」としての信用は損なわれた。
それでも党内では、菅首相の続投を既定路線に総裁選の準備が進む。安倍晋三前首相や二階俊博幹事長らは、菅首相の支持を早々に表明。有力な対抗馬は出ない見通しだ。出馬については高市早苗前総務相、下村博文政調会長らが意欲を見せ、岸田文雄前政調会長の動向にも注目が集まるが、19日収録のCSの番組で古賀誠元幹事長が「ここでの出馬は私には考えられない」と、けん制した。
一方で「菅おろし」が吹く可能性も否定できない。政治アナリスト伊藤惇夫氏は「最近の有権者は、候補者よりも所属政党の党首の顔で入れる傾向が強い」と分析。自民党の衆院議員の約4割が「安倍政権下で安倍氏の顔で勝った安倍チルドレン」とした上で「不人気が露呈した菅さんより、総裁選で新しい顔を選んで選挙に臨みたいとの声が出ても不思議はない」と話した。
総裁選の日程は26日に行われる総裁選挙管理委員会の会合で決定。9月17日告示、29日投開票で調整が進む。総裁選後に解散・総選挙となるのが濃厚だ。
誰が首相になっても、いばらの道。総選挙は最も先送りした日程で11月28日だが、伊藤氏は「ワクチン接種の広まりを期待し、ぎりぎりまで引っ張りたいだろう。感染拡大は五輪のせいだとみる人の記憶を薄めることもできる」と指摘した。
《田中康夫氏も及ばず》元長野県知事で作家の田中康夫氏(65)は落選した。IR誘致反対を掲げて立候補。コロナ対策では「脱・飲食店イジメ」として苦境が続く飲食店の救済策を打ち出したが、票は伸び悩んだ。
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