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“犬猿の仲”菅首相&小池都知事 苦し紛れタッグ結成のウラ側と思惑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/293433
2021/08/17 日刊ゲンダイ
「呉越同舟」視察イベント、先にすべきことがある(抗体カクテル療法について説明を受ける菅首相=央と、小池百合子都知事=右/内閣広報室提供)
「抗体カクテル」現場を突然視察
焦りは相当なもののようだ。菅首相と小池都知事が16日午後、重症化を防ぐ「抗体カクテル療法」を実施している都内の宿泊療養施設を視察。重症化リスクを7割減らせるという“特効薬”について菅首相は「対策として大事」と強調。小池知事も「大きな武器になる」と期待を込めた。犬猿の仲といわれる2人の意見が、珍しく一致した格好だ。実は「呉越同舟」の視察イベントは、急きょ組まれたものだった。
「小池知事は先週末時点で、16日午後は『都庁内で仕事』という予定になっていた。それが当日朝、急に『視察』に変わりました。視察プランを主導したのは官邸サイドとみられています」(都政関係者)
突然の“タッグ”結成はもちろん思惑含みだ。
「2人にとって頼みの綱のワクチンは、デルタ株(インド株)の出現で効果が微妙になっている。『ワクチン一本足打法』では持たないと抗体カクテル療法を新たなアピール材料にしようとしているのです。ただでさえ『都内の感染爆発は五輪強行のせい』という批判が2人に向かっています。“やってる感”を出すため、苦し紛れでタッグを組んだのでしょう」(永田町関係者)
もともと、抗体カクテル療法として新たに承認された治療薬は、入院患者にしか使えないとみられていた。今後、宿泊療養施設で使えるようになれば、軽・中等症患者の重症化を防げる可能性がある。歓迎すべきことだがちょっと待ってほしい。
都内では感染者激増のため病床が逼迫。宿泊療養施設に入れない人も出ている状況だ。都が確保する宿泊療養施設のうち、受け入れ可能なのは計3210人分で、昨夜時点で実際に使用されているのは1629人分。一方、入院・療養等調整中は1万1642人だ。病院や施設からあふれている人が大勢いるのだから、カクテル療法の前にやるべきことがあるんじゃないか。昭和大医学部客員教授の二木芳人氏(臨床感染症学)はこう言う。
「抗体カクテル療法自体は重要な治療法だと思います。しかし、治療薬は数に限りがあり、まだ幅広く使用できる段階にありません。現状は、療養施設に入れず、自宅療養せざるを得ない患者が増えているわけですから、まずは療養施設自体や『野戦病院』のような施設を増やすべきです。新型コロナは容体が急変するケースが多いので、患者には医師や看護師の目が届く施設にいち早く移ってもらうことが重要なのです」
菅首相や小池知事が「ワクチン」「治療薬」と聞こえのいい言葉を連発する時こそ、注意すべきだ。
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