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五輪スタッフ逮捕、海外メディアもワクチン打たず隔離なし…バブル崩壊へ秒読み開始
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/292004
2021/07/16 日刊ゲンダイ
成田空港の到着エリアで東京五輪関係者を待ち受ける大会組織委のスタッフら(C)共同通信社
これが最後の“不良外国人”になるとは誰も思っていない。
東京五輪のスタッフとして来日していた米国人、英国人の計4人が麻薬取締法違反容疑で逮捕された一件。彼らは六本木のバーで飲酒し、さらにコカインまで服用していたのだから、弁解の余地すらない。
丸川五輪相は「事実ならば、あってはならないこと」と驚いてみせたが、何をか言わんや。来日する五輪スタッフ、そしてメディアの暴走は、むしろこれからが“本番”だ。
国内のある競技団体の幹部は「欧州のある競技の代表チームの話です」と、こう続ける。
「このチームは現地在住の日系人を通訳として雇用。その通訳は選手村に入れず、都内のホテルに宿泊することが決まっている。行動制限の通知は受けたようだが、本人は『ケータイは複数持っていくし、その一つを行動管理用に登録してホテルに置いておけば、いくらでも外出できる。1時間くらい電話に出なくても、寝てたとか長風呂とか、いくらでも言い訳は可能だから』と話していた」
そんなスタッフが競技本番では代表チームに合流するのだから、バブル崩壊も時間の問題だ。
さらに、米大手放送局の連中も“野放し”同然だという。
「スタッフは大挙して来日しますが、社員の半分はワクチンを接種していないというのです。なのに隔離なしというのだからメチャクチャです。一方で、ワクチンを接種している臨時スタッフや契約社員は、都内のホテルで2週間の隔離を強いられる。正社員ならワクチンを打たずに野放しなのに、おかしい、差別じゃないかと社内でも問題になっているそうです。実質的に隔離0日の連中は東京を満喫しちゃうと思いますよ」(放送関係者)
行動制限を破った場合、選手なら大会参加証、メディアなら取材証の剥奪もあると組織委の橋本会長は話していたが、実行できるかどうかは甚だ疑問。東京五輪は丸川五輪相の言う「あってはならないこと」のオンパレードとなりそうだ。
濃厚接触の五輪選手「14日間の待機なし」検査陰性で出場可能
現行の14日間待機は一体何なのか。新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と判断された選手について、政府と東京五輪・パラリンピック大会組織委が試合直前のPCR検査で陰性だった場合の出場を認める方針を固めた、と16日の読売新聞が報じた。
記事によると、濃厚接触者と判断された選手には原則として毎日、PCR検査を実施。さらに、練習や試合を除く外出禁止などを条件に試合、練習への参加を許可し、試合開始前の6時間以内を目安に行うPCR検査で陰性の場合のみ出場できるという。
何でもかんでも五輪選手なら特例扱いだ。
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