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【独自】小池都知事が全職員に宛てた直筆署名の手紙を入手!都庁に計1000件の激励電話も
https://dot.asahi.com/dot/2021070100090.html
2021.7.1 17:38 飯塚大和 AERA dot.
小池百合子東京都知事 (C)朝日新聞社
小池都知事が都庁全職員に宛てた、直筆署名入りの手紙(都庁職員提供)
京都のモニタリング会議=2021年7月1日 (C)朝日新聞社
過度の疲労のため22日から静養していた小池百合子都知事が、6月30日に退院した。公務は当面の間、テレワークで行うという。
静養をめぐり、麻生太郎財務相の「自分で蒔いた種」発言が物議を醸したものの、SNS上では支持・不支持を問わず、小池知事をねぎらうコメントが目立った。また、都政策企画局の担当者によれば、入院した先月22日から7月1日現在にかけて、都庁に激励の電話が1日100件ペースで寄せられ、1日時点で1000件前後になっているという。
「復帰初日となった本日も、テレビで姿を見た方たちが、『安心した』『待っていた』『退院早々コロナの陣頭指揮をとってくれてありがとう』『無理せず頑張ってほしい』といった励ましの声をいただいています。テレビのニュースなどで小池知事が出るたびに、電話がひっきりなしに鳴っているような状況です。知事に対する言葉ではありますが、我々職員にとっても、こういった励ましをいただけるのはありがたい話」(都・政策企画課の担当者)
表向きには「早期に体調を全快させ、公務を行うことができるよう、引き続き安静の上、体調管理に努めてまいる所存です」とのコメントを出していた小池知事。実は、都庁の全職員宛にも、直筆署名入りの手紙を出していた。
当サイトは、小池知事が出した手紙を独自入手。以下、原文のまま掲載する。
【職員の皆様へ
本日、無事退院することが出来ました 。職員の皆様には、大切な時期にご心配をお掛けし、申し訳ありませんでした。私の入院中に、様々な諸課題に懸命に取り組んで頂きましたことに 、 心より感謝を申し上げます。退院後は、医師の指示により 、もうしばらく静養が必要となります。今しばらくご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします 小池百合子(直筆)】
この手紙を編集部に提供した都庁職員(氏名・役職は非公表)は、「かれこれ30年、都庁に勤めていますが、歴代知事でも、直筆署名入りの手紙を全職員に送るのは初めて。私が経験した鈴木俊一、青島幸男、石原慎太郎、猪P直樹、舛添要一知事時代にはなかったことです」と驚く。
「小池さんは実際相当な働き者だと思います。年末年始も元日しか休んでいないです。土日も登庁することが多く、それだけ働きづめですから、相当な過労だったと思います。多くの都庁職員は今回の不在で小池さんの存在の大きさを改めて実感しました」(同都庁職員)
9日ぶりの公務となった1日は、新型コロナ対策などを議題に据えた「モニタリング会議」にリモートで出席。会議のほかに、朝から終日、副知事や局長などとリモートでの打ち合わせをこなしたという。
「明日以降も引き続き、医師からテレワークでと言われている。個別の公務については医師の指示を受けながらこなしていく予定です。いくぶん回復しているとは聞いています」(前出の都担当者)
本格復帰の時期は未定だが、4日に都議選の投開票日を控え、すでに佳境を迎えている。1日時点で、自らが立ち上げた都民ファーストの会の候補者の応援に姿を見せていないが、今後の動向に注目したい。(取材・文=AERA dot.編集部・飯塚大和)
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