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【政界地獄耳】国民の声を聴く気がない立憲民主党の「目標」
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202106230000035.html
2021年6月23日7時59分 日刊スポーツ
★また立憲民主党が寝ぼけたことを言い始めた。同党は衆院選公約に消費税率5%への時限的な減税を「目標」として盛り込む方針だ。党代表・枝野幸男は15日の衆院本会議でコロナ対策として、消費税率5%への時限的な引き下げに言及した。国民にとってはその声が政治の世界から広がることに期待があるはずだ。ところが本会議直後に枝野は「選挙公約ではなくて、政権として実現する」とトーンダウン。この分なら選挙前には消えてなくなるのではないか。党内は大混乱に陥る。この政党は大学のゼミの議論の域を出ていない。 ★党内には民主党政権の経験から「実現できないことは言わない」が刷り込まれているようだが、立憲が都議会議員選挙で掲げる東京政策2021には「ZEROコロナで乗り越える」とあり「感染の繰り返しを封じ込めるZEROコロナ戦略に転換し、生活と経済を力強く再生させます」「積極的なPCR検査で、感染の連鎖を断ちます」「10万円以上の定額給付金の実現を目指します」などと書かれている。目指すのなら実現できなくてもいいのだろうか。言葉遊びではなく、実現できるかの処方などない。財務省や与党の顔色を見て「どうせできないから言うのやめておこう」がこの党の常識だ。いささか無理な政策でも有権者の期待や希望が背中を押すのではないか。 ★枝野の本会議演説の後、立憲国対委員長・安住淳は「個人としては複雑な心境だ」と発言した。12年、野田政権当時の財務相。自民、公明と社会保障と税の一体改革に関するいわゆる3党合意の立役者の1人だが、党内の財政規律派の強いこだわりで時限減税も認めたくないのだ。党内融和が最優先、野党共闘は連合が嫌がるからできない。この党は国民の声やSOSを聴く気がない、できることしかやらない党か。(K)※敬称略 |
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