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ワクチン1日100万回実現に禁手 政権のエゲツない実弾投下
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/289718
2021/05/27 日刊ゲンダイ
大規模接種センター(写真)でさえ1日最大1万人、政策実現に札びら作戦(C)日刊ゲンダイ
菅首相が根拠なくブチ上げた「ワクチン接種1日100万回」を実現するため、医療現場への“実弾投下”が本格化。診療所に対する報酬大幅増額が始まった。高齢者接種の7月末完了を目指す菅政権の思惑通り、診療所がワクチンを打ちまくればナント、月180万円も上乗せする。危ういのは、患者ネグレクトと隣り合わせの禁じ手となりかねないことだ。
6時間打ちまくりでボーナス180万円
現在の接種1回あたりの報酬は平日・日中で2070円、休日は4200円。休診日を潰して接種にいそしむよう働きかけてきたわけだが、加算分はさらに手厚い。
7月末までに▶週100回以上の接種を4週間以上実施で1回2000円▶週150回以上は1回3000円――を上乗せ。週150回接種を4週間続けた診療所にはガッポリ、180万円が入ってくる。いずれの条件に満たなくても、1日50回以上打てば1日10万円のボーナスという大盤振る舞い。カネに糸目をつけない札びら作戦だ。
もっとも、もくろみ通りにコトが運ぶかどうか。診療所は「〇〇内科」「△△クリニック」などの看板を掲げる医療機関で、常勤の医師は1〜2人が大半だ。厚労省の「医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況」(2017年)によると、全国の診療所数は10万1471施設。従事者数から割り出した1施設あたりの常勤医師は1・01人、看護師は1・36人と、少数精鋭なのだ。
厚労省によると、通常診療を続ける診療所での平均的な接種回数は1日あたり十数回。
東京都瑞穂町の模擬訓練では、来場から接種完了までの所要時間は12分だった。週150回を平日5日間でこなすには1日30回も打つ必要がある。
ぶっ通しで打ちまくっても6時間を要する計算で、とても通常診療はこなせない。
全診療所の協力を得れば「1日数百回」に達するが、ワクチンは管理設備の問題もあり、現実的ではない。仮にカネに目がくらむ診療所が増えれば、季節の変わり目で風邪をこじらせたり、持病が悪化した患者は行き場を失いかねない。
「政府の接種計画はすべてが机上の空論。高齢者の7月末完了にしても、1日100万回にしても、実行できる医療体制であれば報酬の上積みは必要ありません。医療現場にさらに無理を強いて、混乱のタネを増やすのは、いい加減にしてもらいたい」(西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏=感染症学)
スガ首相のメンツのために大枚をはたくとは、安倍前首相のやってる感より悪質になってきた。
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